生徒指導だより（一部抜粋） 平成２０年１０月２４日号
朝、学校に来ると「陸上部の○○です。部室の鍵を取りにきました。」と誰よりも早く鍵を取りにきてくれます。その顔は生き生きとしています。“毎朝やる気で登校できている”と感じさせられます。グラウンドからは毎朝のように大きな声が聞こえてきます。体育館・武道場・テニスコートからも元気な声が響いてきます。精一杯練習しているその姿は、本当に愛おしく感じます。
７時５０分になると３年生の教室から歌声が響いてきます。いつもは登校時間ギリギリに来ていた人も合唱練習のために早く来ています。眠そうな顔もせず合唱に取り組んでいます。“合唱練習があるから、早く学校に行こう！！”という目的意識を持って登校している姿も、愛おしく感じます。
授業が終わり、黒板にはたくさんの文字が書かれています。それをきれいに消し、チョーク受けまで雑巾で拭いている人を見かけました。きっと、誰から言われることもなく、自分の意志で活動しているんだとすぐに感じました。そういうことが、何気なく当たり前のようにできる姿も、愛おしく感じます。
学校に来る。“よーし、今日も勉強頑張るぞ！！”と思って登校できる人は、素晴らしいと思います。でも、それだけでなく何かの目的を持って登校することができれば、楽しく充実した毎日につながると思います。
朝から生き生きはつらつと活動できる日々を過ごしていきましょう！！誰にでも与えられている２４時間です。中途半端に過ごすより納得した時間を過ごせたらいいですね！！
子どもたちがひたむきに活動している姿を見逃したくない!といつも感じていました。そして、こういう通信で全校生徒に伝えることで、頑張っていることを見てくれている人がいる・・・と思って励みにして欲しいという思いもありました。
校内を歩くと、子どもたちの何気ない頑張りに気がつくことがたくさんあります。やっていて当たり前ではないんです。認めて欲しくてがんばっているわけではないでしょうが、それでも、やはり認めてもらえることは嬉しいことです。
そういう言葉がけが、今の現場で多くされているといいなあ・・・と、色々な方からの相談を受けていると感じます。