おばあちゃんの形見。50年前の三菱製・扇風機 | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

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いよいよ夏本番。

今年は5月から扇風機動かしてますけど、

毎年お世話になっているのが、

このレトロな扇風機。

僕が子供の頃、おばあちゃんが愛用していた

1968年製の三菱【D30-H7型】という

小振りな機種。

実に半世紀前の動くヴィンテージ扇風機

とでもいいましょうかw

 

動作が鈍くなってきたので、

分解・清掃する事にしました。

そのレポートです。

 

3本のネジで止まっている鉄製のガワを外すと、

ホコリまみれのモーターが見えてきました。

 

 

こちらは羽を取り付ける表面。

周囲に細かいホコリが

びっしりと貼り付いています。

これを掃除機で吸い取り、

エタノールで磨いてやります。

 

奥まった部分はブロワーで埃を吹き飛ばしました。

 

だいぶ綺麗になりました。

モーター部を覆っているパーツは

とても強固に作られています。

 

 

 

コンデンサーにも埃が貼り付いていますねぇ。。

なんかモヤモヤするので

気が済むまで磨いてやりました(笑)

 

ガワを外したらコンデンサーが

ぶら下がっていたので「?」だったんですけど、

どうやら振動か何かでネジが外れた模様。

いつだったか身に覚えのないネジが部屋に

転がっていたので、一応仕舞っておいたの

ですが、ダメ元で取り付けてみたら

ばっちりフィットするじゃないですか!

たぶん扇風機のネジだと思います・・・ww

 

モーター部を覆っている後部カバー。

 

別に中身は見えないんだから埃さえ除去すればいいじゃないと思いますけど、身も心も綺麗に

した方が長持ちしてくれるんじゃないかという

僕の勝手な思い込みで磨いてやりました…。

 

モーター前面カバー。

通気口から入って窪みに貼り付くんですねえ。。

 

ほぼほぼ新品と見間違えるほどに

なりましたよ~♪

 

ようやっとガワを被せます。

電源コードを束ねてあるプラスチックパーツを

カバーのスリットにはめ込んでから

キッチリねじを締めます。

 

このツマミを押すと首振り、

引くと一定方向に固定される

昭和生まれなら誰もがご存じなアレですね。

 

羽の回転をスムーズにするため、

軸の根本にオイルを差しました。

 

後部カバーの取り付け。

 

軸受けに樹脂製パッキンみたいな物を

回して取り付けます。

49年も経過しているのに割れてないのはスゴイ!

 

羽と固定用パーツ。

昔の扇風機といえば清涼感のある

青色ハネが主流でしたよね。

 

軸に羽を差し込みます。

この時点で電源を入れても回りますが、

さすがに安全用カバーが必須ですよね。。

 

清掃組み立て完了です。

所用時間は1時間くらい。

 

三菱のスリーダイヤエンブレム。

ロゴとギザギザ部はメッキ処理されていて

美しく輝いていたんですけど

3年ほど前に個人の修理業者へ持って行ったら

勝手に磨かれた挙句、メッキを剥がされて

戻ってきました(怒)

しかも修理代4000円くらい取られましたよ。

 

 

シンプルな作りですが、とても頑丈です。

回転中に倒れてもビクともしないですし、

この子に当てられた床の方が傷つく強靭さ(爆)

 

 

 

 

電源コードはこのスペースに束ねて

入れるみたいですが、一度も使った事が

ありません。ボタンを押せばコードがスルスルと

収納されるそんな機能もついていません(笑)

 

上下位置を固定するためのツマミ。

いちいちこのツマミを締めて固定します(汗)

 

風量は3段階【弱・中・強】押すたびに

ガチャン!と大きな音が鳴ります。

ボタン回りの塗装がだいぶ剥げてきています。

右下にモデル番号【D30-H7】のマークが。

 

本体底面に貼られたモデル名と電圧表示の

シールは擦れてしまってほとんど

何が書いてあるのか判別できず。。

 

 

この時代の家電は簡単に壊れないように

作られているので、メンテナンスさえしっかり

行えばまだまだ動くと思います。

発火事故が怖いので、ホコリとか注油とか

定期的にメンテした方が良いのですけど、

個人の修理業者より自分の手で弄った方が

風量や首振り機構の調子がすこぶる良好って

どういう事なの?予備パーツがないので

経年劣化でダメになるまでは

使い続けていこうと思ってます。