2月鑑賞映画まとめ | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

三つ子の魂百まで…トラウマニア

映画レビュー、コレクション紹介、映画や趣味全般について書いています。

2月の鑑賞
観た数:36本
観た鑑賞時間:3803分

『ドリームハウス』
曰く付きの幽霊屋敷?サイコスリラー?
様々な仕掛けが飛び出す中、蛇足なオチで
一気にダメ映画に。
おどろおどろしくオカルト要素だけで纏めていれば
面白かったんですが…。エイテンテンって変わった
名前だなと思ったら成る程そういう事かw
現実を受け入れられず右往左往するダニエル・クレイグの
憔悴し切った演技は見応えあります。
鑑賞日:02月02日 監督:ジム・シェリダン

『悪魔の棲む家(リメイク)』
仰々しいショック演出の数々。
薄気味悪さはオリジナルに遠く及ばないけど
分かり易いヴィジュアルはそこそこ楽しめると思う。
養父に怯える子供たち。悪魔が憑依しなくても人間として
最低でリアルに怖い。70年代が舞台なのに雰囲気が
まるで出ておらず、KISSのTシャツに「キツス」と日本語がw
クロエちゃんの初期作だけあって初々しい姿を拝めるのは
ファンには堪らないと思う。個人的には『GIジョー』に
出演してるベビーシッター役のレイチェル・ニコルズの
妖艶さに目を奪われました。
ドアノブの十字を逆さにするカットはインパクト大!
鑑賞日:02月02日 監督:アンドリュー・ダグラス

『THE GREY 凍える太陽』
死期を悟ったディアスが平凡な日常とは違う
壮大な自然を前に感動する場面が泣けますね。
逆上せあがった人間が狼の餌食になる。
大自然に放り込まれたら人間なんて何もできない。
普段無双で通ってるリーアム・ニーソンが自殺願望のある
男をリアルに演じているのが新鮮でした。
鑑賞日:02月03日 監督:ジョー・カーナハン

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』
我が子を亡くした黒衣の女が子供殺すという
設定が『スウィートホーム』に酷似してますね。
江の島と日光東照宮のイメージ…。
鑑賞日:02月03日 監督:ジェームズ・ワトキンス

『ゴジラVSモスラ』
馴染み深い横浜みなとみらい21地区が決戦地に
選ばれ胸アツ。実景との合成では平沼橋から
望む横浜駅。ゴジラの襲撃により送電関連に
異常が発生し相鉄線・緑園都市号のパンタグラフが
アークを放つなど芸の細かい演出に惹かれました。
本編班はお遊びの度合いが強すぎて子供向けな
感は否めません。インディジョーンズ気取りの別所哲也が
崩壊する吊り橋にぶら下がったりとトホホな魔宮の伝説
パロディまで(汗)1500度のマグマでも溶けずマントルを
移動するゴジラがモスラの金粉でのたうち回る
支離滅裂な弱点。やっぱ笑ってしまいますw
鑑賞日:02月04日 監督:大河原孝夫

『南極物語』
人間は簡単に犬を裏切っても、
犬は人間を裏切らない。
置き去りにされ生きるために必死に耐える
樺太犬の我慢強さと従順さに感動。一方で映画とは言え
本当に怪我や過酷な仕打ちを強いられていそうな演出に
疑問を抱きました。まず今では絶対に撮れない
タイプの作品。高倉健さんは勿論素晴らしいけど、
主役は可愛い犬たち。タロとジロよく頑張った(涙)
鑑賞日:02月05日 監督:蔵原惟繕

『ゴジラVSデストロイア』
54年版を組み込んだタイトルバックのカッコいい事!
54年版をオマージュしているだけあって
河内桃子さんのカメオ出演が非常に貴重。
メルトダウン寸前で蒸気を吹き出しながら燃えるゴジラ。
臨海副都心が舞台だけど、ゆりかもめと東京ビッグサイトが
見えるだけで少し寂しい景色。順不同に見ているので
突然ミニゴジラが出てきて困惑。デストロイアの圧倒的
破壊力に成す術なし。と思ったらスーパーX3登場!
翼がダサいけど、パイロット高嶋((兄)の腕もあって
自衛隊が大活躍する意外な締めくくりがディザスター映画
っぽくて良かったです。
鑑賞日:02月05日 監督:大河原孝夫

『ウルフ』
狼に噛まれたジャック・ニコルソンが女房と浮気
している同僚を毒牙にかけ不倫問題にカタを付ける
ワイルドな変身痴話喧嘩ホラーとして観れば
なかなか突っ込みどころも多くて面白いです。
ニコルソンが運転する車のフロントガラスからリアにかけて
反射する街灯の流れが美しい。リック・ベイカーが手掛けた
アニマトロニクスの狼や狼男メイクは流石の出来栄え。
毛深くなっても後退した生え際は薄いままのニコルソン。
ジェームズ・スペイダーの足元にノーハンドで小便引っ掛ける
カットはサイコーですね!w
鑑賞日:02月06日 監督:マイク・ニコルズ

『ニューヨーク2014 狼軍団の逆襲』
伝統のアサイラム品質を守りながら、狼ウイルスに
感染した女性カメラマンたった1人のために
ニューヨーク市民が虐殺されてゆくトンデモCG
ダサダサ狼人間モノ。心拍数が150を超えると変身したり、
噛まれた被害者が狼になる過程がやたらと早く
感染系ホラーを思わせるスピーデイーな作りで飽きさせない。
大物俳優が名を連ねているのもある意味スゴイ(汗)
大統領役に『プレデター』のマックことビル・デューク、
『ゴーストバスターズ』のアーニー・ハドソン、
『ザ・グリード』のウェス・ステューディーなど。
スネーク・プリスキンは出てきませんw
鑑賞日:02月06日 監督:アレクサンザー・イェレン

『レッド・ブロンクス』
見所はホバークラフトを使った豪快な
破壊アクション!
ジャッキーが飛び乗ろうとした際、足首を骨折。
ギプスの上にスニーカーのパーツを貼り付けた
靴下を履き撮影を続行する役者魂に脱帽。
ギャングに追われ空き瓶がモロに直撃するシーンは痛々しい
けど飴ガラスより本物を使った方が安全なんだとか(汗)
勧善懲悪モノですっきりするけど、敵が少し間抜けで
最後に仲良くなっちゃうのがジャッキー映画の醍醐味。
姉を慕っている足の不自由な少年の優しさも心に残ります。
ニューヨークが舞台だけどNYっぽさが感じられないのが
少し残念かな。。
鑑賞日:02月06日 監督:スタンリー・トン

『ひまわりと子犬の7日間』
高齢な飼い主の事情で野良犬になったひまわり。
保健所に捕獲されるも我が子を守るため人間を
威嚇するが堺雅人が根気強く接するにつれて
徐々に心を開いていく様子を殺処分という
重いテーマをベースにシリアスかつ微笑ましく
描かれており感動しました。長女が食事の肉を残した
際に父が「命を無駄にするな」と命の大切さを
教えているのも良かったです。
人間に危害を加えないよう人間の勝手で殺される犬たち。
ペットショップなんかで買わないで、尊い小さな命を
救って欲しい。ペットは人間のよきパートナーであり
彼らも人間を信頼しているのだから。
鑑賞日:02月06日 監督:平松恵美子

『ドラゴン ブルース・リー物語』
ブルース・リーの伝記映画の何では最高峰。
顔は似てないけど肉体美とフットワークで魅せる
ジェイソン・スコット・リーはなかなか
好感が持てます。実際にはトレーニング中に脊髄を
損傷した事を対戦で負傷したようにするなど
随所に脚色が見られるがそれほど違和感は感じない。
グリーンホーネット、ドラ危機、燃えドラの撮影舞台裏を
再現しているのが堪らなく嬉しい!
頂点を極めた時に悪魔がやってくるという夢を鎧の騎士で
具現化した設定がやるせない。死因や葬儀の様子などには
触れず、成功をおさめ本物の龍になったブルースを
印象付けるラストも清々しくて良い。
鑑賞日:02月07日 監督:ロブ・コーエン

『レギオン』
堕落した人類に愛想をつかした神が
人類抹殺のためレギオン軍団を送り込む
風変わりな世紀末ムービー。
天使とは思えない下衆い容姿で天井を這いまわる
化け物ババアやチャッキー並に狂暴な子供ゾンビなど
情け容赦なく襲い掛かってくるヴィジュアルが
テンポ良く楽しい。救う価値もない女を捨て身で助け
溶解汁で息絶える「エイリアン3」でディロンを演じた
パーシーは可哀想だったなぁ。
ジェニファー・コネリーの旦那ポール・ベタニーがマシンガンを
ぶっ放し純粋な天使を演じているのが素敵でした。
しかし天使にも性格の不一致ってあるんっすねw
鑑賞日:02月08日 監督:スコット・スチュアート

『ゴジラVSスペースゴジラ』
リトルゴジラの造形が漫画チックで可愛いけど、
周りとの調和が取れておらず完全に浮いているし、
スペースゴジラ誕生話も無理があり低年齢層向けに
なっているのが見ていて辛い(汗)柄本明の怪演と橋爪が
暴走する柄本を空手チョップで気絶させる所は笑えます。
平成ゴジラ全般に当てはまる照明を当て過ぎて粗が目立つ
日中シーンも夜間になると質感が向上しダイナミックさが
出ており、福岡での対決シーンは爆破の火薬量も多くて
見応え十分!小高恵美がベッドに縛られてるシーン、
超能力でベッドごと浮遊するけどベルトで緩く
縛られてるのにずり落ちないミラクルがw
鑑賞日:02月08日 監督:山下賢章

『網走番外地』
手錠に繋がられた健さんと南原がブレーキの
効かないトロッコに乗り、猛スピードで突っ走る
アトラクション的な場面が手に汗握ります。
追っ手の丹波さんは何故トロッコから無事に
降りられたんでしょ?w 蒸気機関車に手錠を切断させる
有名な場面、健さんの台詞「俺は頭の上に汽車ポッポ
走らせる趣味はないんだよ!」最高ですわw
田中邦衛さんの垂れ目を真似する健さんもチャーミング♪
鬼寅さんが2年以上経ってから身分を明かし皆がひれ伏す
水戸黄門なくだりはスッキリ!根っ子だけのモクを
ギリギリまで吸う貪欲さ、獄中の厳しさ良く表現してますね。
鑑賞日:02月10日 監督:石井輝男

『犬とあなたの物語 いぬのえいが』
北乃きい出演の「バニラのかけら」は
とても共感できました。旅立った愛犬のおもちゃ、
そして服に付いた毛。自分も愛犬を亡くしてから
黒い服に欠片を見付けると切なくなります。
オムニバス形式で寒い短編ギャグや犬がテーマなのに
やたら尺を取って若年性アルツハイマーの事を描いたり、
夫の病に悲観して愛犬を保健所に連れていく松嶋菜々子の
自分勝手さにイライラ…。映画じゃなくTVドラマだとしても
中身の薄い作品のように思います。
鑑賞日:02月10日 監督:黒田昌郎~ほか

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』
ショーン・コネリーのダンディなのに間の抜けた
演技がハリソンを食ってますw 浜辺で傘を広げて
カモメを羽ばたかせ戦闘機を墜落させるカモメ殺しの
ウルテクは公開当時からのお気に入り(爆)
今は亡きリバー・フェニックスが若き日のインディを演じて
いるけど蛇まみれになる体当たり演技には感服するw
ラストは聖杯目当てに人間の卑しさが現れるけど、
結局のところ命が一番の宝物って事ですね。
あの老人ずーっと座ってたのか。。
全体的にユーモア溢れるシークエンスをさらりと
盛り込んでいるのも特徴。村井国夫さんの吹替で鑑賞。
鑑賞日:02月10日 監督:スティーブン・スピルバーグ

『暗闇にベルが鳴る HDリマスター版』
閉ざされた空間で殺人が起こり不気味な電話が
掛かってくる。製作当時としては斬新だった
アイデアかもしれないが、今見ると使い古された
感がしてイマイチ緊迫感に欠けます。マズそうな
ウイスキーボトルを隠し持つ酒乱なデブ婆の言動は
神経を苛立たせ、シワシワ顔のマーゴット・キダーが
下ネタを繰り出すなどホラーよりユーモアセンスの方が
光っているのが印象的。惚れ惚れする程若くて清純な
オリビア・ハッセーの恐怖演技は見物だけどラストがねぇ。
犯人の両腕が映り込む主観撮影の技術が素晴らしい!
後味の悪い結末も不気味で良い感じ。モヤモヤ…。
鑑賞日:02月10日 監督:ボブ・クラーク

『RED/レッド』
元CIAの超危険年金生活者が平凡な暮しに飽きて
何か起こらないかとムズムズする様子を天才的な
キャスティングと絶妙なコメディセンスで描く
腹の底から笑えて元気を貰える奇天烈アクション映画!
特筆すべきは真顔でM16を乱射するヘレン・ミレンw
難しい作品にしか出ていないと思ったけどこんな役も
サラリと演じられるなんてさすが!ジョン・マルコヴィッチは
被害妄想癖だけど鼻の利く銃器マニアを怪演。
真正面から1発の弾丸でロケットランチャーを撃破する
凄腕の持ち主w 名優アーネスト・ボーグナインの起用は
劇場鑑賞時に泣きました!
鑑賞日:02月11日 監督:ロベルト・シュベンケ

『サベージ・キラー』
一人旅に出た心優しいゾーイがクズ野郎に
襲われる。ゾーイの魂と共に蘇ったアパッチ族の
大酋長が憎きギャング共を血祭りにあげる
憑依型復讐劇。カンフー映画も真っ青なスピード感ある
殺陣と切ない恋愛描写を融合させた異色作。
人種差別と障害者への偏見を加味しているため、
憎悪の念が凄まじく下衆野郎が喚きながら抹殺される
描写は楽しくて仕方ない。
死してなお美しいゾーイ役のアマンダ・エイドリアン渾身の
アクションと切株ゴアな特殊メイクが堪能できる
2014年度ベスト1に選んだ傑作!
エンドロールの悲哀感溢れる主題歌"Caged"も泣けます。
鑑賞日:02月11日 監督:マイケル・S・オヘダ

『インデペンデンス・デイ 2014』
アサイラムのように突き抜けてないので
平坦な印象しか残らないヘボ映画。
バトルシップのヨーヨー型UFOをパクりまくったり、
民間人と手を組んで勝ったつもりでいる大統領がさもしい。
往生際の悪いオチも最悪…。
鑑賞日:02月12日 監督:W・D・ホーガン

『ゴジラ モスラ キングギドラ
 大怪獣総攻撃』

これは見応えある!何故ゴジモスで破壊された
横浜ランドマークタワーが出てくるのかと思ったら
1954年版の続編という設定なのね。。
ゴジラの造形がワニのようになり瞳が無く白目を剥き
見境なしに人間を殺していく極悪非道っぷりが
恐ろしくもカッコいい!箱根ロープウェイのミニチュア破壊は
特にリアルで他の特撮も90年代とは比較に
ならないほど精巧。可愛いバラゴンやお馴染みモスラと
ギドラがゴジラに総攻撃を仕掛けるが全く歯が立たず。
宇崎竜童が巡洋艦に乗ってミクロの決死圏ばりにゴジラの
体内で暴れて勝利w 護国聖獣の立場なしとは…。
鑑賞日:02月12日 監督:金子修介

『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
冒頭のカーアクションとノリの良いタクシーの
運ちゃんだけが面白い。後はカス。
無理やり似ても似つかない息子を巻き込んで
ダイハードごっこ。劇場で初日に見て、TV放送で見返したけど
やっぱクズ過ぎるよ…。
鑑賞日:02月13日 監督:ジョン・ムーア

『ツイン・ドラゴン』
双子で一人二役のジャッキーに振り回される人々の
二度見が笑えます。ジャッキーの過去作を
寄せ集めたようなシーンの連続でチョッピリ
懐かしさを感じますが、以心伝心でパペットのように
カンフーを繰り出す双子の片割れとか女の取り合いとか
安定の仕上がり具合。一度は見た事ある香港映画俳優が
沢山出演しているのも嬉しい。ターザン役の俳優が
宮川大輔に似ていて複雑な気持ちにw
鑑賞日:02月16日 監督:ツイ・ハーク、リンゴ・ラム

『三銃士/
王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

ごちゃごちゃしてて結局何がしたいのか分からず
退屈極まりない。さつま芋とトロロ芋風の飛行船が
出てきても全く魅力を感じず。
鑑賞日:02月17日 監督:ポール・W・S・アンダーソン

『ゴジラ2000-ミレニアム-』
口が裂け小振りなミレゴジの歩く姿が可愛らしい。
宇宙人は色んな映画からオマージュを
受けているようで、ナビゲイターや物体Xを
彷彿とさせます。最終バトルとなる新宿が下町のような
ショボイ場所で盛り上がりに欠けるけど、ミニチュアの造形と
CGの融合でリアリティ溢れる特撮シーンになっているのは
好評価!しっかし村田雄浩さんはシリーズ通して様々な
役柄で登場するから頭混乱しますわw
二十代の西田尚美さんが美しくシャープな輪郭で
男勝りな性格というのも個人的に大満足(汗)
鑑賞日:02月18日 監督:大河原孝夫

『ゴジラxメカゴジラ』
戦闘機がゴジラに特攻する際、肝っ玉の小さい
隊員が我先にと脱出するあり得ない珍事が
一番の見所。機龍が暴走して街を破壊しまくるし
当時「お逝きなさい」で人気のあった釈由美子が険しい表情で
操縦しても、ラストの不自然な笑顔で一気にイモ姉ちゃん
っぷりが露になるガッカリ具合はなんとも。
生きてるゴジラより機龍に組み込まれた初代ゴジラの
お骨の方が数万倍不気味でした。完全に自衛隊の
プロモ活動のような内容。ゴジラ好きの森末慎二が
踏みつぶされて死ぬとは皮肉ですわ。
対メカゴジラ、VSメカゴジラとややこしいタイトルが
沈黙の云々に似ております…。
鑑賞日:02月19日 監督:手塚昌明

『探偵物語』
好奇心旺盛なお嬢様役の薬師丸さんが
探偵ごっこに参戦し、優作さんを振り回す
凸凹具合が実に愉快!ヤクザ役の財津一郎に
大きな鏡が反射してバレる下りは最高にハラハラします。
ラブホの風呂場ダクトを使ったカラクリも効果抜群。
暴れず寡黙な優作さんが一味もふた味も新鮮な魅力を
放っていました。子供扱いされ背伸びする薬師丸さんが
若くて可愛い♪控えめな『Mr.BOO!』みたいな
ユーモアを感じます(違うかw)
鑑賞日:02月20日 監督:根岸吉太郎

『トラック野郎 天下御免』
崖崩れの中、ミニチュアの一番星号がブンブン煙を
吹きながら無事渡りきる素晴らしい特撮に
目を奪われました(笑)マッハ文珠とディープキスする
菅原文太さんが「下の口も塞いでやろうか!」と
洒落にならないドン引き下ネタを挟んだかと思ったら
マッハさんの本業プロレス技でボコボコにされるシーンが
昭和臭ムンムンで恥ずかしい(汗)全体的に破天荒過ぎて
強引な場面転換など置いてけぼりを食う感じは
否めないですが、当時の懐かしいトラックやミキサー車が
爆音を奏でながらこれでもか!と走り回る車好きには
堪らない映画です!
鑑賞日:02月22日 監督:鈴木則文

『フェイシズ』
殺人現場を目撃したミラ様がショックで
相貌失認を発症。ネクロフィリアの犯人の
顔はもちろん、瞬きをした次の瞬間から夫や
親友の顔でさえ別人に見えてしまうという顔を使った
パズルのような秀逸なサスペンス描写が見所。
観ているこちらの脳まで「こんな顔だったっけ?」と混乱し、
疑心暗鬼にさせる表情の変化はオカルト映画のような
恐怖さえ覚える。
事件現場の橋上でクライマックスを迎えるご都合主義的な
演出は興醒めしちゃうけど、病気は完治せずとも前向きに
生きるヒロインの姿が素敵でした。
映画館で観たので少し懐かしかったです。
鑑賞日:02月26日 監督:ジュリアン・マニャ

『あなたへ』
堅苦しい作品なのかと構えて観ていたら、
図々しいイカめし売りの草彅クンが絡んでくる
辺りから健さんがお茶目に感じられて洋画の
ロードムービーっぽく最後まで楽しく観られました。
健さん最後の主演作だけど、素のままの健さんが
映っているような気がしました。
大滝秀治さんもお上手でしたね~。
鑑賞日:02月26日 監督:降旗康雄

『レッドライン』
ワイルドスピードの二番煎じ…と言うには失礼な
中身薄っぺらな賭博レース物。
高級スポーツカーと色っぽい姉ちゃん出せば
食い付くと思ったのか?出てくる連中全員バカばかり…。
武器を提供してくれた兄ちゃんホモだったのかな?w
この映画CG使っていないんだって。ふ~ん。
鑑賞日:02月26日 監督:アンディ・チェン

『シン・シティ』
動く漫画とでも言うのか、モノクロームに抜ける
鮮やかな小物の色合いが印象的な独特の世界観。
ダイアローグ多めで淡々と進行してゆくけど、
ちょい得意じゃない作風なのでイマイチ乗れませんでした。
ファンタズムのドワーフみたいな黄色い血を流すヤツは
どのくらい悪臭を放っているのか気になります(笑)
ミッキー・ロークのゴツゴツした輪郭がカッコ良かったかな。
鑑賞日:02月27日
監督:ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ

『コンタクト』
行った事もない星が存在するんだから
当然科学で解明できない現象もあるけど、
今作ではワープ?など宇宙からのコンタクト
により実現に至った今世紀最大の実験を壮大なイメージで
表現したBTTFのロバート・ゼメキス監督らしい
エキサイティングなSF映画に仕上がってます。
宗教観の自由は尊重すべきだけれど、カルト教団の
テロ行為はエゴイズムの塊としか言えず非常に悲しい。
『エイリアン』のジョン・ハート、トム・スケリットの抜擢は
狙った物だろうけどファンには嬉しい限り。
ジョディ・フォスター主演作はどれもハズレ無し!
鑑賞日:02月27日 監督:ロバート・ゼメキス

『トラック野郎 男一匹桃次郎』
子連れ狼をパロった若山先生の弾けた演技で
腹筋崩壊(笑)腰にサクマドロップス常備して
黒一色のトレーラーを転がすとは
流石ですよ若山先生!お母ちゃんがボン!と轢かれる
場面や餅すすりで泡吹いたり描写が生々しいですね(汗)
そして今作でも通行止めの山道を模型の一番星号が
駆け抜け『スピード』も顔負けな橋のジャンプを披露!
フグの毒に当たった菅原さん、キンキン揃って土に埋められ
解毒って効果あるのか?w マドンナは夏目雅子さん。
やっぱりお美しい!荒唐無稽に拍車がかかってるけど
肩肘張らずに楽しめるのは良い映画。
鑑賞日:02月27日 監督:鈴木則文

『ハード・ターゲット』
熱く爽やかなヴァン・ダムと計算され尽くされた
ジョン・ウー監督のアクション演出が光る
アドレナリン大放出の傑作!十八番のハイキックは
少な目だけど、電光石火なガンアクションの多さと
バイクを使った曲芸は胸躍りますね~。
ヘビの造形がリアルで尻尾を噛み千切る
ヴァン・ダムにうっとり。
珍しく悪役に徹しているランス・ヘンリクセンの冷酷さ、
オールドタイプの銃で一発勝負に懸ける姿もドキドキする。
ストップモーションに嫌らしくないスロモなどハイセンスな
映像で魅せるヴァン・ダム初期の胸熱アクション。観るべし!
鑑賞日:02月28日 監督:ジョン・ウー