1月鑑賞映画まとめ | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

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映画レビュー、コレクション紹介、映画や趣味全般について書いています。

1月に観たビデオの数:5本
観た鑑賞時間:363分

『他人の眼』
トム・サヴィーニ兄貴が特殊メイクを担当した
作品なので、さぞかし血しぶきの嵐なんだろーなぁと思ったら
強姦魔のデブが獲物探しに奮闘し、被害者姉妹に
なぶり殺されるリベンジ系のサスペンスホラーで
見応えがありました。
若き日のジェニファー・ジェーソン・リーがトラウマにより
障害を負った少女を熱演!彼女の姉が
犯人の部屋を物色してる最中に男が帰宅。
慌ててベランダ越し(高層マンション!)から
他所宅にお邪魔して難を逃れる
シークエンスは手に汗握ります。
映画館に貼られているポスターが『ゾンビ』なのもGood!
鑑賞日:01月06日 監督:ケン・ヴィーダーホン

『SFザ・ウェーブ』
政府施設で研究されていた人間型異星人と
民間人の男女がコンタクトを取りながら彼らを
安全な場所へ連れてゆく一風変わったエイリアン遭遇モノ。
敵対心のある軍人は容赦なく念力?で殺してしまうが、
ヒロインが彼らの思考を読めるそっち系の子で会話なしでも
上手く解決するという異星人の間にも言葉の壁は関係ない
演出が無理あり過ぎて楽しかったですw
ヒロインのシェリー・カーリーは『悪魔の寄生虫パラサイト』に
出ていましたね。タンジェリン・ドリームによる
「ネバーエンディングストーリー」の元ネタ風な音楽が
映像を遥かに凌ぐクオリティ!
鑑賞日:01月06日 監督:マイク・グレイ

『仁義なき戦い』
身内をも裏切り簡単に人間が死んでゆく様はまさに
地獄絵図!その中でも文太さんは冷静沈着な
キャラを演じていて好感が持てますね。
ヤクザの世界なんて全く理解できないけど、
縄張り争いで殺しあう様子はまるで野獣そのもの。
津島利章氏の有名なテーマ曲と
ドキュメンタリータッチな演出がドロドロした雰囲気で生々しく
気持ち悪い。キノコ雲のタイトルバックは今作の他に
『ノストラダムスの大予言』でくらいしか観たことない。
それくらいヤバイ映画…。
鑑賞日:01月13日 監督:深作欣二

『ブラディ・キャンプ』
食人族のルッジェロ・デオダート監督による
キャンプ場が舞台の大殺戮お子様ランチホラー。
程度の低いガキにヌードシーンとお約束を盛り込みながらも、
殺害のシーンのアイデアは上手く練られていて
見応えがあります。ベッドに横たわるセクシーな足の
切株が笑えますw キャストも凄い!
デヴィッド・ヘス、ミムジー・ファーマー、そしてランボー2に
出てたチャールズ・ネピア。ホラー枠だと「デモンズ2」の妊婦、
「食人帝国」の教祖など。ホラー好きからすれば「コイツが
怪しいに決まってる!」と思わせておいてのドンデン返し。
音楽はゴブリンのクラウディオ・シモネッティ。
これだけ大物を集められるのも
偉大な監督の成せる業か。
鑑賞日:01月23日 監督:ルッジェロ・デオダート

『ボーイズ・ボーイズ/ケニーと仲間たち』
弱冠23歳のドン・コスカレリ監督が思春期の
少年の揺らぐ思いをナチュラルに描いた
青春群像劇。ファンタズムの主人公
マイケル・ボールドウィンがプロ級なスケボーの技を披露。
トラックの荷台に掴まり滑る場面はBTTFの元ネタかも?
いたずら、喧嘩、初恋、愛犬の死など
あの日あの頃長く感じた楽しい少年時代を思い出し
涙が出てきました。若くピュアな監督ならではの発想で、
誰しもが共感できる素敵な物語に仕上がっています。
ハロウィンの祭りを本格的に登場させた作品としても
秀逸な出来栄え。フレッド・マイローの音楽も最高!
鑑賞日:01月24日 監督:ドン・コスカレリ