12月鑑賞映画まとめ | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

三つ子の魂百まで…トラウマニア

映画レビュー、コレクション紹介、映画や趣味全般について書いています。

12月に観たビデオの数:27本
観た鑑賞時間:2896分

アウトレイジ ビヨンド
バカヤロー!コノヤロー!と少ないボキャで
罵倒するのがこの映画の醍醐味。
西田さんと塩見さんの罵倒デュエットが楽しいw
しっかし少ない同業者同士仲良くできないものかねぇ。
前作よりも暴力シーンがソフトになっているけど
相も変わらず死体の山。小日向さん腹黒いわー(汗)
鑑賞日:12月01日 監督:北野武

幸福の黄色いハンカチ
出会ったばかりの3人が徐々に打ち解けてゆく
笑いあり涙ありのロードムービー。
健さん、武田さん、桃井さん三人寄れば
文殊の知恵とばかりにグイグイ感情移入させてくれる
珍道中が堪らなく可笑しいです。
武田さん「またクソしたくなった」の後に吹き出す健さん。
コレ素の表情じゃないですかねw 妻と再会する健さん、
そして水と油のような関係だった武田&桃井も結ばれ
万々歳で幕を閉じる。断食して挑んだビール飲み干しの場面
実にウマそうですね!俳優としては素人な武田さん
いつもの仰々しい語り口で捲し立てて笑いを取るのは
凄いと思いましたね~。
鑑賞日:12月02日 監督:山田洋次

ヒッチャーII/心臓"完全"停止
1作目の正当な続編。勿論トーマス・ハウエルも
出てるけど、主人公は彼の嫁さん。
前作のデジャヴと思わせるシーンの連続だけど、
ヒッチハイカー役のジェイク・ビジー(ゲイリー・ビジーの息子)
がご都合主義的に殺しまくり、警官を騙す完全なパロディに
仕上がってます。クライマックスはマッドマックス2かよ!
みたいな破天荒さ。動機が何だったのかハッキリしないのに
ダイナーでエンコ詰めてフライにするってオメー
『ヒッチャー』の模倣犯だろ?w
鑑賞日:12月03日 監督:ルイス・モーノウ

いぬのえいが
犬を飼った事のある人なら「ポチ」と「マリモ」の回は
号泣必至です(涙)犬の仕草特徴などを
上手く捉えており「コレあるある!」と
うなづいてしまいました。犬を飼う事の責任、ペットの枠を
超え家族として受け入れる人々の優しさをコミカルに
描いたハートウォーミングな作品です。
「マリモ」の回はホントずるいよ(涙)
宮崎あおいちゃん名演です!
鑑賞日:12月03日 監督:黒田昌郎~ほか

ブレイクアウト
男ブロンソンがAチームメンバーのように
「なんでもやってらぁ!」と無実の罪で
囚われの身となったロバート・デュバルを
救出に向かう。負けず嫌いのブロンソン、慣れない
ヘリを操縦するもフラつきが酷く
危なっかしいったらありゃしないw
協力してくれたデブなメキシコ人は
助かってほしかったなあ…。
若かりし頃のランディ・クエイドが女装して刑務所に潜入する
シーンは笑えます。ディゾルブやストップモーション効果も
印象に残りますね。
鑑賞日:12月04日 監督:トール・リトヴァク

JM
公開当時キアヌとたけちゃん共演で
話題になったけど、あれこれ詰め込み過ぎて
全く物語が追えなくなっているのは残念。
個人的にサイバーパンクだとかこの手の世界は苦手なので
ヴィジュアルも共感できないし退屈極まりなかったです。
2011年とかで記憶容量がギガバイトですかw
無理し過ぎたみたいですね。
ヤク中のイルカと紐レーザーは興味深かったけど、
肝心のたけちゃんがあんな扱いとは…。
ウド・キア先生もあっさり消えてしまうし。。
鑑賞日:12月04日 監督:ロバート・ロンゴ

網走番外地 南国の対決
アメリカ占領下の沖縄が舞台。
米国臭漂う街並みや琉球舞踊、パスポート提示など
時代を振り返る意味でも興味深い作品。
「でももストライキもあるかよ!」と健さんの
親父ギャグが炸裂w 見所はスリの子供と健さんのやりとり。
喧嘩に来たのに家族の縁を繋いだりと人情モノに
なっちゃってるけど、夕暮れの街中で見せる
ストリートファイトが美しく撮れてます。
そして水戸黄門の如く神出鬼没な嵐寛寿郎さんは
釣り人役ですよw
吉田輝雄さんの最期は切なかったなあ。
鑑賞日:12月04日 監督:石井輝男

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
アクション映画スターのウルトラ同窓会。
みんな深いシワが入ったけど頼りになる
エクペン野郎にキレたら手に負えない
メル・ギブソンと俺たちの青春ヒーローが
縦横無尽に暴走するアクション描写が爽快です!
割とスローテンポなのが残念ですが、
クライマックスで一気に回収!口だけ達者な
マシンガントークのバンデラスが笑いを誘うw
物語はさておき、これだけの名優が
集結したのは圧巻の一言!TOHOシネマズ海老名で鑑賞。
鑑賞日:12月07日 監督:パトリック・ヒューズ

ューリー
鉄の要塞シャーマン戦車でナチに挑む
男たちの熱い戦争映画。ブラピはドイツ語を喋る
「イングロ」も良かったですが、今作もアンニュイな
戦車部隊長を見事に演じ切っていました。飛び交う砲弾、
レーザービームのような軌跡を描きながら
乱れ撃ちされる弾丸。
戦車に命中する度に「カカン!」と甲高い鉄の音が響く。
めちゃくちゃ痺れました!人間が人間を殺める悲しさ、
鬼にならなきゃ生き残れない過酷な戦場を若き兵士の成長を
挟みながら描くヒューマンな部分が心に残ります。
聖歌隊を配した物悲しいサントラも秀逸!
TOHOシネマズ海老名で鑑賞。
鑑賞日:12月08日 監督:テヴィッド・エアー

君よ憤怒の河を渉れ
膝カックンな荒唐無稽ストーリーでも娯楽の真髄を
魅せてくれる超大作!健さんだけは薬の場面以外
一貫して渋くカッコいいです。中国で7億人が観て
誰もが健さんを知るキッカケとなった作品だけど、
そういう意味では万国共通の演出なんだよね。
一番の見所は新宿西口を馬群が駆け抜けるところ。
撮影許可は取ったけど、馬を走らせるのはゲリラ作戦で
警察から大目玉を食らったとかw 1頭は甲州街道を逃げて
行ったそうです(爆)脱力のギターフレーズに
「ダ~ヤダ~♪」な主題歌?着ぐるみの熊、
無免許セスナ操縦と金太郎飴のような面白さが次々と!
鑑賞日:12月11日 監督:佐藤純彌

ゴーン・ガールゴーン・ガール
パズルのような心理描写。2時間半があっという間。
フィンチャー監督上手いですねえ~。
ロザムンド・パイクが好きなので、銀幕に釘づけに
なりました。○○の飲み物自分は喜んで頂きます!w
公開初日、TOHOシネマズ海老名で鑑賞。
鑑賞日:12月12日 監督:デヴィッド・フィンチャー

ザ・レイド GOKUDO
シラットの速さに圧倒されるけど、ストーリー性が薄く
戦闘シーンが淡々と続くばかりで1作目のような
緊迫感が無いのは残念。地下鉄で大暴れする
ハンマーガールがカッコいい!けれど漫画ちっくに
なり過ぎてるかな~。ヤクザの北村一輝さん日本語
なに喋ってるか分からないので字幕が欲しかった。。
ラマのトイレ乱入撃破はジャッキー映画を
超えるスキの無さ!R18版で見ましたが、頭部破壊に
スプラッター描写もなかなか迫力アリ!
電光石火のヤヤン・ルヒアンやっぱ人間離れした
アクションでうっとり。新宿ミラノ2で鑑賞。
鑑賞日:12月15日 監督:ギャレス・エバンス

ハネムーンハネムーン
題名通り新婚さんに降り掛かる恐怖。
嫁さんの行動がおかしくなり初めてから神経を
逆撫でさせる夫婦喧嘩が勃発。
雰囲気的には『呪われたジェシカ』
最近だと『トランストリップ』のような作風です。
旦那がサニー千葉ちゃんの『激突!殺人拳』を
観ているのはニヤリ。精神的に参ってしまう系の
ホラーですね。つまらなくないけど二度と見たくない
くらい胸糞が悪くなる映画でした。新宿ミラノ3で鑑賞。
鑑賞日:12月15日 監督:リー・ジャニアック

サベージ・キラーサベージ・キラー
本年度、いや近年のホラーでは群を抜く出来栄え!
是非劇場の大きなスクリーンで観ていただきたい作品です。ハンデのあるヒロインがドライブに出掛け、
見知らぬ土地で強姦に襲われる。よくあるレイプ復讐劇かと
思ったら、ゲス野郎共がインディアン大酋長の怒りを買い、
彼女に憑依し爽快に惨殺しまくる。「バタリアン・リターンズ」の
ような死んでも死にきれない無念さをヒロインの
アマンダさんが大熱演しています!泣けるホラー、
胸が切なくなる意表を突いた演出が目新しいです。
「彼女はしつこいぞ!」
新宿武蔵野館で鑑賞。
鑑賞日:12月15日 監督:マイケル・S・オヘダ

ジョーズ3
子供の頃に観た時は海底水族館に憧れましたが、
今では似たような所がありますね。
サメの全長はシリーズ中一番デカくて狂暴ですが、
登場が後半からなので全く緊張感がなく
水上スキーにイルカと戯れるシーンで食い繋ぎながらの
進行は正直かったるい。
喰われて筋組織ムキ出しの水死体がグロく、
口から海の生物がニョロッ!と這い出てくる描写は
なかなかキツい!
映画デビューのリー・トンプソンの可愛らしさと、
デニス・クエイドが拝めるのが唯一の救いかも?
3D用に撮影されたので、手前に向かってくる場面が
やたら多いですw
鑑賞日:12月18日 監督:ジョー・アルヴェス

激流
川下りする家族に強盗が絡んできて離れたり
くっ付いたりと忙しい映画です。
下衆演技に定評のあるケビン・ベーコン、
今回もネチネチと嫌がらせ。ガントレットと呼ばれる激流へ
差し掛かるとメリル・ストリープがラリって形勢逆転!
強盗はヒーヒー喚いて和解するのかと思っちゃいましたよw
夫婦仲の悪かった父親と賢いワンコが先回りし出来過ぎた
トラップで万事解決。洋画に必ず出てくる
夜中にマッパで行水、メリルおばさんじゃ
有難みが薄いですわな。。
子供は何の役にも立たず、防水カメラを壊されていったい
何が言いたかったのかと…。
鑑賞日:12月18日 監督:カーティス・ハンソン

チェンジリング』  [Blu-ray]
少年の霊が憑りついた屋敷で怪現象が発生する
正統派オカルトホラーの決定版!鳴り響く轟音、
割れるガラス、サブリミナル風のショッキング場面を
挿入したりと不意を突く恐怖演出に芯から震え上がる。
事故で妻子を亡くした音楽家の主人公に訴え掛けてくる来る
少年の霊。冒頭の事故シーンはJホラーの「予言」、
家の床下から発見される井戸は「リング」と各方面に多大な
影響を与えているのが分かる。階段を暴走する車椅子の
恐ろしい事!カメラアングル、美術、脚本と日本人のような
繊細なプロットで見せる悲しい物語。
推理劇としても秀逸な出来栄え。
鑑賞日:12月18日 監督:ピーター・メダック

ダイ・ハード
アラン・リックマンがビル関係者のフリして
マクレーンとご対面する時にいきなり前髪が下りてる
トコと子犬のように怯える演技は何度見ても
飽きないですねw ヤケになったマクレーンがC4爆薬投下して
爆風が上がってくる。普通なら死んでますよ。
「とんだクリスマスだ」とボヤきながらも面倒事に
首を突っ込むのが大好きな出しゃばりウィリス。
アルとの無線会話も印象的。で、やっぱアメリカ映画では
"カウボーイ"って呼ばれちゃうんだよね。(不思議)
白いタンクトップが突然茶色に変わっているなど
公開当時ネタになりましたわ~。
鑑賞日:12月19日 監督:ジョン・マクティアナン

バタリアン HDリマスター版』  [DVD]
金曜ロードショーで放送された伝説の吹き替え。
原語よりエキサイティングで声優が大熱演!
OPでドラム缶のガラスが割れる音が入っておらず、
代わりにハーゲンタフを覆っている袋のガサガサを追加する
ナイスな演出!当時は怖くて指の隙間から観てたけど、
漫画から飛び出してきたようなバリエーション豊かな
バタリアンが楽しくてしょうがない。フレディが着てるTシャツに「DOMOARIGATO TOKYO」ってプリントされてたり、
スカッズのコートには般若や「イレイザーヘッド」の
バッジが付いているのも見所!死後硬直の実況とかすげえw
鑑賞日:12月20日 監督:ダン・オバノン

フライトナイト』  [Blu-ray]
古典的な吸血鬼モノに古臭さ感じていた
当時の若い世代に衝撃を与えた紳士でセクシーな
クリス・サランドン!男でも惚れるキザな仕草に
随分影響されたものです。リンゴを食べたり、長い指で
カーテンを閉めたり、小指の爪で手摺りを
削るなど色気ムンムン!
臆病なバンパイア・キラーを演じたロディ・マクドウォールの
チャーミングさにも惹かれます。リアルな特殊造形の迫力、
80'sファッション、そして主題歌を歌うJ・ガイルズ・バンドと
どれもポップで明るいあの頃のカラーが
滲み出た傑作ですね。
ラストにTVで観ている映画は『吸盤男オクトマン』
鑑賞日:12月21日 監督:トム・ホランド

ダイ・ハード2
お節介焼いてボヤくマクレーンはイラつくけど、
航空パニック物としては秀逸な出来栄え。
燃料を垂れ流しライターで火をつけると
デロリアンも顔負けな炎の軌跡と共にジャンボ機が
空中大爆発するラストは痛快そのもの!
上空のパニック描写じゃなく、空港内で事件が発生するのは
斬新なアイデアですね~。
まだ売れる前のロバート・パトリックや
ジョン・レグイザモが脇役で出ているのも見逃せません。
しっかし1作目から通算するとマクレーンは
大量殺戮マシーンだなww
日曜洋画劇場の野沢那智さん吹き替えで鑑賞。
鑑賞日:12月22日 監督:レニー・ハーリン

ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた』  [Blu-ray]
幼少期のエイハブが片目を切り裂かれる所と
地獄で内蔵ゲロゲロ吐きまくるシーンは
ルチオ・フルチの影響が大きいと思う。
PVの如く鳴り止まないシンセとロックな音楽に乗って
憎き父の敵ファックマン退治に出掛けるボンクラ三人組。
トロマ十八番のトホホな演出とグラインドハウス映画っぽく
故意に付けた傷にホコリ、リール交換時のノイズなど
遊び心が詰まっています。男には全然嬉しくない
オッサン裸体のオンパレード!道端で出会うクマが
シュール過ぎるw ロイド・カウフマンが美味しい所を
全部持って行ってしまうのも楽しい!自殺したらダメ(汗)
鑑賞日:12月22日 監督:アストロン6

地獄のデビル・トラック[Blu-ray]地獄のデビル・トラック』 [Blu-ray]
彗星の大接近により自動車を初め様々な
マシンが暴走し、人間に反乱を起こす
スティーブン・キング原作そして初監督作となった
摩訶不思議なコメディアクション!
ダイナーを取り囲むトラックがまるで生命を
吹きこまれたかのように人々を轢殺。
機械側も凄いけどダイナーの店主が隠し持ってる銃器類が
マジやばいw ヘンダーショット役を楽しそうに演じる
名優パット・ヒングルのバズーカ発射高笑いが気持ち良い!
エミリオ・エステベスも知恵をフル回転させながら
デビルトラックに立ち向かってゆく。
AC/DCのロックが画面に彩を与え過ぎw
鑑賞日:12月23日 監督:スティーブン・キング

エクソシスト ディレクターズカット版
新宿ミラノ座のさよなら上映で鑑賞。
サブリミナル・ショット増加により潜在意識に
ジワジワ残る恐怖演出と
伝説のスパイダーウォークが衝撃的!
怖さより痛覚として記憶に残るリーガンの身体検査。
喉に針を刺し血が吹き出る下りを長回しで見せる
フリードキン監督のしつこさは流石です。
カラス神父と母親の確執に付け込むパズズ。
精神的に参っているカラス神父が捨て身でパズズを憑依させ
少女の肉体を救う感動のラスト。DC版では心温まるシーンが
追加され後味が良くなっていました。
ホラー映画テーマ曲の原型でもある
チューブラー・ベルズは名曲中の名曲!
鑑賞日:12月24日 監督:ウィリアム・フリードキン

バッド・マイロ!バッド・マイロ!
男のイボ痔が意思を持って暴れちゃうグレムリンの
ような怖さからギズモっぽいキュートさまで、
黒目が大きく表情豊かなマイロ君どうにも憎めない
コワカワな奴なのですw やっぱ己の肉体の一部が欠けると
寂しいじゃん?歯とか。。しっかし良くCGじゃない精巧な
マペット作ったことに感心する。SFX全盛期の質感に
感動しました。ダンカンをはじめ出てくる人物全員
頭がマトモじゃない所に妙な釣り合いが取れていて
可笑しいですね(笑)2014年を締めくくるのに相応しい
大爆笑必至の怪物コメディでした!
鑑賞日:12月24日 監督:ジェイコブ・ヴォーン

ダイ・ハード3
出しゃばりで疫病神なマクレーンがサミュエル兄貴を
道連れにやりたい放題暴れまくるシリーズ3作目。
バディ物としては良く出来ているけど、ハイライトは
冒頭の地下鉄爆破だけで徐々に失速。
ジェレミー・アイアンズの弟が1作目の
ハンス・グルーバーだったとか無理に関連付け
してるのも若干痛い。なんかリーサル・ウェポン3の亜流に
見えちゃうんですよねー。
鑑賞日:12月28日 監督:ジョン・マクティアナン

ダイ・ハード4.0
歯止めの効かないアクション祭りで休む暇もなく
画面に釘づけになります!パトカーでヘリ撃墜、
トレーラー運転、戦闘機に飛び降りたり
とにかく忙しく無茶ぶりしてますが、劇場で観た時も大満足。
ダイハードは4作目までであとはクズとは良く言ったもの。
鑑賞日:12月28日 監督:レン・ワイズマン