ジェリー・ゴールドスミス作曲の『ランボー』
サントラ完全盤（２枚組）が米・イントラーダよりリリース。
随分前からＣＤになっていましたが、
今回は新たに本編使用のマスターテープが
発掘されたらしく既存のアルパムテイクと合わせた
究極仕様になっています。
中でも全世界が涙した？カナダ人歌手ダン・ヒルが歌う
エンディングテーマ“Ｉｔ’ｓ Ａ Ｌｏｎｇ Ｒｏａｄ”の
ピアノ伴奏デモテイクが最高！！
今は無き配給会社カロルコのテーマ、
１９８４年リバイバル時の？予告編ＢＧＭや
メインテーマのポップ版まで詰め込む懲りよう。
通常ならマニア向けに限定でリリースされる
ところですが通常販売で価格もリーズナブル。
【メーカーＨＰ※視聴可】
http://store.intrada.com/s.nl/it.A/id.6859/.f
『ランボー』は中学の頃、金曜ロードショーで観ましたが、
スタローンの声を渡辺謙が当てており
ラストの悲痛な叫びを感情豊かに演じていて
アクションシーンよりも心に響く感動を与えてくれました。
このバージョンがＴＶ初放送版だったみたいですが、
俳優やタレント起用の吹き替えは
当たり外れが多いけどこれは別格！
戦友を訪ねに来たベトナム帰還兵が小さな町で
保安官に不当な差別を受け望んでもいない戦争を
始めてしまう悲しさ、ランボーの孤独さを
若かりしき謙さんのピュアな声質と熱演が奇跡の融合。
トラウトマン大佐に促され
歩みだすランボーの振り向きで顔で
ストップモーションになり歌詞付きで
“Ｉｔ’ｓ Ａ Ｌｏｎｇ Ｒｏａｄ”が
エンドクレジットと共に最後まで流れる。
それはもう涙の洪水でした。
しかも放送当時、渡辺謙が白血病を
患っており一刻も早い復帰が望まれていた事もあって
余計胸が切なくなった事を鮮明に記憶しています。
その後、吹き替えは
ささきいさお氏が定番になりましたが、
局によって数パターン存在する中、保安官役の
ブライアン・デネヒーだけは一貫して石田太郎氏が
担当しているのが面白いところ。
俳優が吹き替えた作品で質が高く気に入っているのは
渡辺謙の『ランボー』と野際陽子がリプリーを担当した
『エイリアン』ですね♪
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