三つ子の魂百まで…トラウマニア

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映画レビュー、コレクション紹介、映画や趣味全般について書いています。

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2024年9月21日(土)に東京プリンスホテルで開催されたハリウッドスターのサイン会、【Hollywood Collectors Convension 2024】に参加。

JR浜松町駅から徒歩約10分。歴史ある東京プリンスホテル。先ず宿泊する機会などないと思われるので、そのゴージャスさに圧倒されながら3Fの会場へ。

9時半からハリコン側で販売されたチケットの発券が開始されました。私はチケットぴあで購入したので開場時刻の10時まで待機…と思いましたが、当日券を出すというので急遽追加購入すべく列に並ぶことに。別の部屋では物販ブースが設けられており、SFやホラー系にアメコミ作品のトイ等が並んでおりました。ターミネーターのグッズを扱っているブースの方としばし談話。マイケル・ビーンが着用していたコート欲しかったなあ。当日券購入後、サイン用の宛名や日付を入れてもらうため付箋に名前を記入。種類豊富なポートレートを吟味しました。

『ターミネーター2』でジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロング氏。実に30年ぶりの来日だそうです。男女問わず彼のファンが一番多かったですね。ジョンのコスプレで来場されている方もチラホラ見かけました。

映画の話は腐るほど聞かされていると思ったので、92年発売のカップ麺"ホットヌードル"CMに出演されたときのことについて伺いました。「春の設定だったけど、撮影は夏でパツパツの制服を着用しなければならなかったから暑くて大変だったよ。彼女(今村雅美さんのこと)と一緒の別バージョンもあったよね。」と当時のことを鮮明にご記憶されていて驚きました!


スキャンダル等もあり叩かれましたが、いざエディ本人に会ってみると誠実で物腰が柔らかく作り笑顔じゃないところに性格の良さがにじみ出ていました。やはり生い立ちなど随分と苦労されたようなのでつらい時期もあったとは思いますが、根はピュアな方なんですね。ティアドロップ型のサングラスをシャツに掛けていましたが、あれはRay-Banのポラライズドレンズ仕様のアビエーターです。

役名から日付までサービスし放題で、彼の人柄も相まって胸に迫るものがありました。

2番目は『グレムリン』で郵便局に勤める少し間の抜けた青年ビリーに扮したザック・ギャリガンさん。当時とあまりお顔が変わっておらずポートレートを差し出すと笑顔でサラサラ書いてくださいました。午前中でしたし渡航で少しお疲れ気味だったのか?会話する余裕がなかったのが少し残念ではありましたが、リアルタイムで親しんだ映画スターと触れ合えるのは一期一会なのでサインがもらえて良かったです。この写真だけ艶ありプリントかつ、フィービー・ケイツにギズモも写っているので作品の雰囲気が出ている思います。

ペンの指定もできたのですが、ザックがデフォルトで青ペンを使い始めたのでこれも本人の意向が出ていて良かったかなと思います。

こちらが当日券。ハリコンやぴあで購入したものだとペラペラな感熱紙なのに、厚紙かつ文字もしっかり印字されていますし通し番号も入っていて断然こっちの方がいいよなーと友人が言っておりました(笑)

本命はリブート版『ハロウィン』(2018年)で"ブギーマン"ことマイケル・マイヤーズを演じたジェームズ・ジュード・コートニー氏。細身の高身長でお顔が小さいハンサムガイ!金のペンをお願いしたら「発色が悪くなるよ」と言うので銀ペンで書いてもらうことに。付箋に"YUSUKE"と書いたのに「ユーサケな!」(酒と言う単語に釣られたみたいw)と嬉しそうに言うので「イエス!」なんて答えたもんだからスペルが間違っているのは御愛嬌(笑)こういうサイン会は時間経過とともに俳優さんや運営側のルールが変更されることがあるので、もう一枚の当日券分は時間差で挑むことに。

ちょっと休憩を挟んでから再度ジェームズのブースに行くも、エドワード・ファーロングは列が絶えないのに彼らは暇そうなので奥の方に引っ込んでいました…。これはチャンス!3作目のTHE END写真を差し出し、今回はゴールドペンで頼みました。が、伝える前に彼の方からマイケル・マイヤーズの名前を入れてくれたじゃないですか!!いやはや嬉しくて嬉しくて、ハリコンの代表に通訳をお願いし質問したい事を沢山伺いました。

Q:あなたが被っていたブギーマンのマスクは傷んだりして使えなくなった場合の予備を含め幾つ作られたのですか?

ジェームズ:「私の他にスタントマン用が3つ、『ハロウィン:キルズ』で1978年シーンのマイケル用が1つだけど、私が使った通称"ヒーローマスク"はたったの1個だけだよ。撮影終了後に造形したアーティストから3作品分全て寄贈してもらい、私の自宅で保管してる。譲ってくれという小道具コレクターの友人がいるんだけど今は手放せないね。中でもキルズのマスクは傷の多い造形だったし人気があるみたいで価値としては日本円で2000万くらいするみたいだよ。」(驚愕!)

Q:『ハロウィン・キルズ』は燃え盛るコテージでの殺戮シーンがありましたが、あれはCGの炎なのか?それとも実際に延焼しているのですか?

ジェームズ:「あの場面は本物の炎でCGは一切使ってないよ。だからかなり危険な撮影だったね。防護服を着てるんだけど、カメラが回るまで目を閉じて、息を止めるんだ。熱いからね。」

Q:防護服を着用している割に着膨れしていないように見えましたが。

ジェームズ:「あの防護服は2cm程の薄いものなんだよ。それにジェル状の液体を肌に塗っていたしね。それでも火が熱くてね…」

こんな貴重なエピソードを語ってくれました。何度も握手して下さり、本物のマイケルに会えたんだからテンション上がりすぎて一日余韻を引きずってしまいました。


本当はもっとサインが欲しかったんですけど、予算オーバーすぎて流石にギブ。話しかけてくれたハリコンのスタッフさんからポートレートはサインを書かなくても買えるよと教えていただき、珍しい柄の物だけ購入(1枚500円)スタッフさん曰く、サインに使われるポートレートは権利元から使用する画像が送られてきてハリコン側でピックし印刷するのだそうです。なのでオフィシャルフォトであると同時に退色してしまうインクジェット式ではなくレーザープリンター印刷しているから品質も良いとのこと。確かにFUJIのクリスタルペーパーを使っているし、指紋がつかない絹目紙で長期保存に向いています。



 

 


 


2023年9月24日(日)東京都立産業貿易センターで開催されたマクラウドさん主催の『アメイジング映画部2』に参加してきました。

浜松町の産貿センターには二度訪れていますが、昔の建物は姿を消し立派な商業施設に生まれ変わっており「あれ?ここでいいのか??」と迷いました。始発で出発し7時45分に現地到着。誰も並んでおらず、会場では設営準備の真っ最中。しばらくすると友人たちが次々と集まりいよいよ入場開始です💃



イベントのパンフを受け取り、先ず『呪怨』キャストサイン会の券を購入。1点3000円。昨今の高騰した料金とは異なり良心的でリーズナブル。つか、サイン会用のチラシ配布してたんですね。テンパっていて貰い損ねました…。

チケットはネット予約開始日に即押さえましたが、メール画面を提示するだけでなく紙のチケが発行されていたのが嬉しかったです🌠


11時から監督と俳優陣のトークショーが始まります!藤貴子さん「伽椰子のカツラは回を重ねた結果、最終的に人毛へグレードアップ!台詞のない役を楽しんだ」とのこと😊

清水監督「敏雄のオーディションを染谷将太くんが受けにきて、染谷くんから監督とは昔会ったことがある」とか「飛行機でタイタニックを観たら妻夫木くんの吹き替えじゃなく(監督、それは吹替ファンの間で激レア化してる音源ですw)ケイト・ウィンスレットの声を藤貴子さんが当てられていてコレは貴重だ!」などの思い出話が飛び出しました。

Jホラーのイベント故か写真撮影会用のプリンター不具合や予告編を流そうと思っていたプロジェクターの音声が出ないといった心霊現象的なアクシデントも😱

三輪ひとみさんが持っているフィギュアはドラマのキャラクターだそうですが、放送当時に発売予定が大人の事情でお蔵入りしてしまい、売ることもできないのでメーカーのMARMITさんが持参された現物を三輪さんにプレゼントされ、とても喜ばれていました。ブースに展示してあったので売り物ならコレにサイン入れてもらいたかったんですけどね💦


佐伯伽椰子を演じられた藤貴子さんのブースに並び、イギリスのメーカーArrow Videoから昨年12月にリリースされたBD-BOXのジャケットにサインしていただきました。藤さんとのファーストコンタクト「怖いですねえ」と私が着ていたダリオ・アルジェント監督の『サスペリアPART2』Tシャツに触れていただき、持ち込みの金色ペンを差し出すと「弾いちゃってる!」と藤さん。買ったばかりでインクの出が悪く、筆ムラが出てしまったことを気にされたようです🙇これもイベントの醍醐味なのでお気になさらずとお願いしました。な、なんと!役名まで入れてくださっている💕

こちらはBD-BOX封入の葉書サイズカード。藤さんの最新インタビューが収録されており、メーカーからいただいたそうですが、まだ開封していないようでカードは中に入っていると伝えました。0.7mmの細字ペンだったので達筆な書体がとても映えて最高の宝物となりました🎉伽椰子の演技について伺うと「幽霊なので役作りでダイエットしなければならなく、かつ階段這い降りのため筋トレも行っていたため大変でした」とのこと。ワイヤーで支えたりせず、藤さんの筋力の成果があの異様な怖さを強調していたんですね😯👍


こちらは『呪怨2〈劇場版〉』のBlu-rayジャケット。書いてもらう場所なども色々と希望に答えてもらえましたし、主催者側の配慮で宛名もお願いできました。「藤」の字が私の本名と同じで親近感が。スラッと背が高くお顔が小さくて言葉遣いも美しい素敵なお姉様でした!

例のペンが怪我の功名となり、少しインクの飛沫が出ていたせいか貫禄たっぷりのサインに。

文字が擦れないよう十分乾かしたのち、今度は三輪ひとみさんの列に並びます。彼女は『呪怨』のオリジナルビデオ版で家庭教師を演じ、その中でも一番恐ろしいエピソードの重要キャラ。当時と変わらずキュートで穏やかな雰囲気の三輪さん。役名は「由紀」なのですが、ローマ字で入れてもらえて感激!ペンの調子が悪かったのでマネージャーさんから「ゆっくり書いてあげて」とお優しい配慮もあり、感謝感激でございます🥰


右側は『エコエコアザラク』の黒井ミサや『らせん』で貞子に扮した佐伯日菜子さん。サインをお願いしたかったのですが、書いてもらいたかった雑誌を何処に仕舞ったか分からず断念…。明るくムードメーカー的なお人柄で観客が大人しくしていると「カニでも食べてるの?」とジョークを飛ばし笑いを誘っていたのが印象的😄

最後に監督の清水崇さんからサインをいただきました。ちょっと出遅れたので終了ギリでしたが、丁寧に銀色のペンで書いてくださって嬉しかった!三輪ひとみさんに役名を入れてもらったことに気づかれた監督「Yukiって書いたんだ」に三輪さんが「清水さんは"監督"って書くの?(笑)」と微笑ましい一面も。「呪怨も好きですが、輪廻も大好きです!」と伝えました🤫

清水監督のブースでは監督お手製『ミンナのウタ』のアートグッズを展示。どれもこれも可愛くて親子連れの方が「サナちゃんだよ!」と大喜び!イラストもお上手なんですね。サナの母親を演じられた山川真里果さんも来場されていてすれ違ったときに「あら、ごめんなさいね」とか言われるかと思って緊張しましたよ😅✨



喫煙所に監督がいらしたので最新作『ミンナのウタ』の予告編で強烈なモスキート音を使われていた件についてお尋ねしたところ「良く聴こえましたね!」と驚かれました。意図的に使用したそうですが、若いスタッフにしか聞こえなくて私は全然でしたと。意欲的な試みだと思います。サナのキャラは今後も活かしていくとのことでしたが、首からテレコぶら下げて電源コード巻いているヤバい少女…これは新たなホラーアイコンの登場ですね。伽椰子と共に我々をゾンブンに怖がらせてほしい🫣



物販ブースでは"Dead and buried"さんで『バタリアン』のサントラ・カセットテープを。ENIGMAからアメリカ公開当時にリリースされた貴重なアイテムでずっと探していたもの。状態良好!

70年代の邦画から梶芽衣子さん主演の『ジーンズブルース 明日なき無頼派』B2ポスターを購入。

アパレルや映画グッズを展開されている"MUDRONE"さんでは『ゾンビ』のキャラをモチーフにした"シンデルマン"シールを。フルコンプには至らなかったのでもう少し買っておけばよかったなあ😢

ロメロ家訓「ゾンビは走らない!」のハードケース。Bluetoothイヤホン収納にピッタリのサイズ!(持ってませんけど…w)

サイケな配色に心奪われた『時計じかけのオレンジ』風味なトートバッグ。他にも『エイリアン』のノストロモ号クルージャンパーや魅力的なアイテムが並んでいたので、また次回の出店が楽しみです😌

映像ソフトや映画配給の是空さんでは『処刑軍団ザップ』の注射器をゲット!これはスペシャル版BOX付属玩具のデッドストック品。現品限りだそうですが、夕方に残っていたので保存用と遊ぶ用を。Blu-rayボックスを買ったときの物を含めると3つに🤭

おもちゃとポスターを扱っていたブースで中島貞夫監督作『狂った野獣』B2ポスターを。渡瀬恒彦がスタントマンを使わず本作のために自ら大型二種免許(二種じゃなくても乗れるのに)を取得しピラニア軍団を乗せながら日産ディーゼル製路線バスを爆走させた大傑作!店主さん曰く、廃業した映画館に保管されていたものなのだそうです。この当時のポスターは人口着色とザラ紙の質感が魅力。未見の作品でもインテリアに最適なデザインばかりで目移りしちゃいました。

千葉ちゃんの『ウルフガイ 燃えろ狼男』オリジナルポスター。これはデザインに惚れて。

他にもブルース・リー関連品の展示や『死亡の塔』の関係者のトークショーがありましたが、時間の都合で泣く泣く諦めました。

でもいいですね。こうやって同じ趣味の人たちが一同に介するお祭り的な催事は。多分SNSの知り合いや有名な方もいらしたのでしょうけど、同じ場に居合わせた事実がやはりいいもんです。コロナでなかなかこういったイベントが開催できなくなった昨今ですが、尽力された主催者さんとスタッフの方、ゲストや出店者様、現地でお会いした皆さんありがとうございました。また来年を楽しみにしてます🗼🤘

1979年4月にセブンシーズ・レコード(キングレコード)から発売された『ゾンビ』のサウンドトラック盤。

LPアルバムやシングル盤は比較的出回るものの、カセットテープに関してはほぼ幻の存在。ゾンビのサントラ盤は35年の間に世界各国のレコードやCDをコレクションしてきましたが、この日本版ミュージックテープだけはどうしても入手出来ずにおりました。

2022年の年の瀬、喉から手が出るほど欲しかったこのカセットをご縁がありようやく手に入れることができました!!

スリーブ図柄はレコード共通のエレベーターゾンビ。赤い毛筆体に昔懐かしい「オリジナル・サウンドトラック」の文字入り。

スリーブ裏面。曲目のみのシンプルな構成。昭和54年初公開時はジョージ・A・ロメロ監督は無名だったため『サスペリア』が大ヒットを飛ばしたダリオ・アルジェント監督名義の"イタリア映画"として売り出しました。

テープ本体。青地にセブンシーズ・レコードの地球マーク。レコードだと"DAWN"のスペルが"DOWN"と誤植されていますが、カセットだけは正しい表記になっています。


43年前のアイテムですが、元オーナーがあまり再生していなかったのか?歪みが皆無でNMクラスのコンディションを保っています。

ライナーノーツはLPと共通。シミ一つなく、テープ本体のマクセルUD説明書まで付属。大抵プラケースにヒビなり割れがあるものの、僅かなスレ程度で、もうほとんど奇跡に近い保存状態。


音質は磁気テープならではの高音のノビが豊かで音域の広い迫力あるサウンド。イタリア・チネヴォックス社から送られたオープンリールはダビング劣化していたのか?音が籠もったアナログ盤より遥かに良質。

『ゾンビ』のカセットテープは、本国イタリアで初版と再販、ドイツ、フランスとリリースされていますが、流石にこれらは入手困難で持ち合わせておりません。テープが切れるのが怖いですから早いうちにデジタルアーカイヴしておきたいところ。長年探し求めていた逸品がまさか今頃になって手に入れられるとは思わなかったです。数年前にオークションで一度だけ出品されたましたが、そのときは50.000円までビットしたものの、落札できずとても悔しい思いをしました。長く生きていると夢が叶うこともありますね。

 現在『ゾンビ』の日本盤CDは廃盤になっており、唯一手に入るのが未発表音源(全17曲)を追加したイタリア盤。こちらはAmazonで取り扱っています。

 

 『ゾンビ』の楽曲をレコード会社の許諾を得て流用したブルーノ・マッテイ監督作『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』のCDが2022年に初音源化。オープニングクレジットで流れるルイス・エンリケス・バカロフ作曲のテーマ曲(こちらもチネヴォックス・レコードが所有する別映画からの流用)と、やはりゴブリンの『エイリアンドローム』『ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛』から数曲が選曲されており、500枚限定ながら現在、割りと安価で入手可能になってます。