カランガマン島  世界トップクラスの美しいサンドバンク | nezumiippiki

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アジア再発見Blog

 「息を呑むほどの美しさ」という表現がある。神が創造した自然美を讃える表現だが、そう滅多に出会える美ではない。フィリピンに行くツーリスの多くはきれいな海、ビーチをイメージして行くのだが、その多くはセブ・マクタン島に集中し、実はそれ程でもないことを知る。しかし、ほんのちょっとの時間を割くことで、世界屈指の自然の造形美に出会うことが出来る。それがカランガマン島。フィリピン政府観光省の「ここどこ?」キャンペーンでパンフレットの表紙に利用されたり、フィリピン航空のカレンダーにも登場したりと、フィリピン自慢の島である。

   写真を拡大すると見えるが、 
 左上にカランガマン島が見え、まるで海の上に浮かんでいるようだ。

カランガマン島の場所はセブ本当の北に位置する町、ボゴとレイテ島の間、少しレイテ側に近い海の中に浮かんでいるように見える島。ココナッツの林があるだけの島で、白い砂浜に囲まれ、海の透明度も格別。ダイビングが出来なくともシュノーケルで充分楽しめる。上空から見ると全くの葉巻型の島で、その左右からサンドバンク(砂州)がまっ直ぐに延びている。季節風の影響でそのサンドバンクがゆっくりと湾曲している季節もある。それもまた美しい。
 
島の両サイドからサンドバンクが延びているのが見えてくる。


 左側を追っていくとサンドバンクがどこまでも続いている。 
 
 

 
 以外と盛り上がったサンドバンクで、左側ではシュノーケルを楽しんでいる。
 
 
 
こんなきれいな場所でのプロボースなら成功間違いなし。

カランガマン島への行き方は、レイテ側からであればパロンポンかヴィラバの町から、セブからならボゴの町からボートをチャーターする。公共の交通機関は無いので、料金は2000ペソ~4000ペソを目途に船頭との交渉となる。レイテ側から約1時間、ボゴからは1時間少々。この島はパロンポンの町に帰属し管理人を除き基本的には無人島である。そのため、島の維持管理費として入島料200ペソ。店やレストランがあるわけではないので、島に居る間の水・食料は持参すること。当然、宿泊施設も無いがキャンプをすることは可能。数年前に管理人が居るようになりトイレは用意された。


ということで、一般人にはちょっと無理っぽいが、一番簡単な方法がある。

セブ本当のマクタンとボゴの間にアレグレ・ビーチリゾート&スパがあり、カランガマン島へ行くオプショナルツアーを催行しているので、アレグレに泊りさえすればカランガマン島へは簡単に行くことが出来る。実際、日本人でカランガマン島へ行ったことのある殆どの人はアレグレに泊った人達で、カランガマン島へ行くためにアレグレに泊りに来る人達も多い。
 
カランガマン島へアレグレからはボートで1時間半程。事前に3種類からのランチをオーダーし、飲み物やシュノーケルなども料金に含まれている。

 

アレグレからカランガマンへのボートトリップの間、必ずと言っていいほど出会えるのがイルカの群れ。これ自体も楽しみの一つで、大いに得した気になる。

  

息を呑むほどのカランガマン島の美しさ、冥土の土産に是非ご覧あれ。


 
 アレグレはマクタンから1時間半、リゾート環境抜群でビーチは群を抜いて一番きれい。ハスリーフはサンクチュアリに指定されていてダイビングやシュノーケルには最適。セブの北を回遊するイルカたちは此処までやってくる。