nezumiippiki

nezumiippiki

アジア再発見Blog

歴史の旅とスパ三昧でもしようかと、13年ぶりにベトナム中部に行ってきた。

実は、フエの郊外に温泉リゾートがオープンしたと聞いたのと、暫く前に今のベトナムで一番のスパホテルがダナンにあると聞いていたので、なら両方行ってみようとなった次第。

 

 

行って驚いた!

知識では知っていたが、ダナンからフエにかけてビーチ沿いに大型のリゾートホテルが建ち並んでいる。建築中のホテル群もあれば、空き地で囲いがされている場所にはこれから建つホテル名が示されている。フエに向かう海岸沿いの道も広い4車線道路に変わっているし、13年前とはまるで違っている。

 

泊ったホテルはダナンとホイアンの境目にあるホテルで、今やアジアでトップランクに位置するスパ&ウエルネスリゾート。Naman Retreat ナマンリトリートで、17年から毎年スパのトップアウォードを獲得している。ホテルカテゴリーとしては5スターでちょっと高めのルームレートだが、日に1度のスパマッサージがカップル分含まれているので納得、というより安いかも。現地旅行社の「スパセラピストの技術レベルは他よりも高い」のアドバイスもあり、ナマンリトリートに決めた次第。

 

スパ設備は一流でセラピストの技術もホスピタリティーも確かに上級。

これならアジアのトップを謳っても良いかも。

名前だけ有名なスパリゾートもあって、来てみてガッカリというのもあるので、スパリゾートはベテラン級のリピーターに聞くのが良い。

 

 

毎日スパを楽しみながら、初めて来たワイフを連れて観光へ。

 

ベトナム中部には世界遺産が3か所。

その中の一つ、ミーソン遺跡へ。

現ベトナム人(キン族)が北から南下する前、ベトナム中部から南部はチャム人の

チャンパ王国の領土。宗教はヒンドゥー教。

 

ベトナム戦争期にB-52の空爆で大半が破壊されてしまったが、戦後の修復作業で世界遺産入りし観光客も来られるようになった。

 

 

肝心のスパは、朝からのヨガで始まり、観光から帰って来た夕方に1時間のマッサージ。

今は知らないが、日本のスパはエステの延長のようなマッサージで、だからいまだにエステと言われる代物で、僕らが東南アジアで受けるスパマッサージは、ストレスの溜まった筋肉をしっかり揉み解してくれるし、デトックスにも良い。ストレッチ系のマッサージもあって、男性が受けるにはとても気持ちの良いもの。

 

 

前回来た時に気に入ったホイアン。

朱印船貿易時代の日本人町の在った場所で世界遺産。

今回来てみて唖然とさせられた。

これオーバーツーリズムである。

ホイアンが静かな時に来ておいて良かったとつくづく思った。

前回はホイアンの旧市街を、のんびりと静かに、いろいろな建物をじっくりと、朝ご飯食べに、夕方はお酒を飲みに、と滞在中何度も旧市街に来て歩き回ったのだが・・・。

 

 

前回フエは日帰りだったが、今回はフエの郊外に新しく温泉リゾートがオープンしたと聞いたので、これ泊るべし。

 

ダナンからフエへ行くにはベトナムを南北に隔てるハイバン峠を越えなくてはならない。というのは過去の話。今はトンネルが開通されているので一気に抜けることが出来る。とはいえ、観光で来る人は相変わらずこの有名なハイバン峠を、車のエンジンは息を切らせながら海抜500メートルの峠を目指す。

 

ハイバン峠はその昔からベトナムを南北に分けていた防衛線としての峠。

フランス軍も使ったという砦の跡が残っている。

 

休憩時間を入れて約3時間でフエに到着。

フエは、ベトナム必見の場所である。日本なら京都だろう。

観光はグエン朝の王宮とティエンムー寺。

王城の規模は、2.5Kmx2.5Km、城壁の長さ合計9.9Km。

王宮(黄色部分)は南北604m、東西620m。

 

ベトナム戦争期最大の市街戦激戦地(テト攻勢)で王宮の80%と王城全体が破壊され、ドイモイ以後日本及び各国の援助で王宮の修復が進み、世界遺産に登録された。

テト攻勢の時、解放戦線側はまさか米軍が空爆により王城全体を破壊するとは思いもよらなかったらしい。

そして多くの一般市民、特に女性と子供が死んでいる。前回来た時に聞いた話では1万人の市民が空爆で死んだと教わっている。

その時の空爆、砲弾、銃痕の傷跡は王宮や城内、城壁などに生々しく残っている。

王宮内の主な建物は米軍の攻撃で破壊しつくされ、更地になっている場所が多い。

 

太平洋戦争の時米軍は京都を空爆していない。ところがベトナムでは見境なしにやってしまった。その時代、軍上層部に教養のある人がいなかったのか、精神的あるいは軍事的に余裕がなかったかだな。

破壊しつくされた王宮と王城内の様子。

 


 

フエも13年振りだったが、以前より王宮の修復が進み、資料館なども充実し、見る範囲も大幅に増えており、半日では見切れない。

ホイアンのオーバーツーリズムを見てしまった後なので、もっとフエで時間を取れるようにしておけば良かったのにと反省し、次回はフエだけでいこう。

 

 

そして、今日の泊りはAlba Wellness Resort.

オープンしたてのリゾートホテルで、ベトナムの温泉は未だ未経験だったし、それに、もう日本に行く必要がない、という意味の広告を見てしまった以上、確認するしかない。

帰ってきて暫くたってからホームページを見たら名前が変っていて、マネジメント会社も変わっている。Alba Wellness Vally by Fusion となっている。

 

宿としては4-5★くらす。

 

昔から敷地内に源泉があり、昨今のウエルネスツーリズムで日本型の温泉ホテルを作り、ウエルネスリゾートとして華々しく登場、ということ。

広い敷地内に源泉が2か所。

日本型の温泉施設を作ったのは良いが、しかし、お客に対しての温泉の使わせ方が間違っていて、全く楽しめない。一応男女別で洗い場もあり、露天風呂も見様見真似で作ってはいるが、せっかくの湯量が足りないし、人数制限に制限時間、日に一度しか浸かれない。タイミングが悪いと1泊2日で一度も利用できないかも。そんな馬鹿なとマネージャーに折衝するが要領を得ない。どうも、ヨーロッパの温泉療養所のそれも規模の小さなところのオペレーションの仕方を間違って教わっているようで、日本人からするとここまで何しに来たの、となる。とにかく、それは間違っていると説明したら、他の日本人客からもすでにそのことでクレームは受けていたらしく、納得してくれたような、その後オペレーションが変ったかどうか?

スパマネージャーはタイのスパコンサルタントからトレーニングは受けてたようだが、

筆者にマッサージをしてくれたセラピストは、ナマンリトリートと比較するからか、今一と思ってしまう。

 

しかし、新規オープンの温泉以外はインターナショナルの温浴で悪くない。

温泉が川のように流れていて、その中でたっぷりと浸かることが出来る。

 

かなり広い敷地で、相当な距離のジッブラインがあり、遊びながら出来るフィジカルメニューだ。

午後はフエで他の予定を入れていたので、運動プログラムはパス。

次回にしましょう。

 

広い敷地の奥につり橋を渡って進むとオーガニックファームがある。昨今のヘルスツーリズムでオーガニックファームは普通になってきた。

猫の額ほどの畑でオーガニックファームを持っています、と宣伝するスパリゾートもある中、ここは本格的。この広さ、ホテル宿泊ゲスト数以上のものを生産しているので、聞くと、市場にも出しているそうだ。

鶏も豚も自前。

 

日本型温浴のオペレーション以外はウエルネスリゾートとしては理想的。

スパ三昧と期待してきた結果、ベトナムで温泉を楽しむ、というところまではいかなかったが、ナマンリトリートが予想以上に良かったので、まあまあとしよう。

 

最後に料理の話。

フエの料理は宮廷料理で他のベトナム料理とは違う。

どうせ食べるなら、地元の人が紹介するところが良い。

 

 

王城内にグエン朝時代の、高級官僚だかお金持ちのお屋敷を改装したレストランがある。

行って見ると骨董品だらけ。

混んでいて大分待たされたけれど、成る程、混む理由がわかる美味しさ。

団体ツアー客用のレストランとはわけが違う。

お腹もすいていたし美味しさにも夢中になり、つい料理の写真を撮るのを忘れてしまった。

あれから時間も経ってしまい、レストランの名前を何処に記録したかも失念。

でも、場所は知っているので次回もまたここに来ましょう。