現実は厳しいとか言わないで | れんれんブログ

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twitterでリツイートしたSALTY DOGというバンドの報告を見て、色々思うことがあって書くことにしました。
書いたところでせいぜい1000人…いや数百人?くらいの人にしか見てもらえない、伝わらないので何も変わらないだろうとは思っていても、どうしても書きたくて身の危険も恐れながら指を走られる。

ソルティー(と呼ばれてるらしい)とは決して仲が良いわけじゃなく、実は初期NEXTRADEで二度くらい、いや一回だけかもしれない、対バンしています。あんまり話す機会がなくそのまま終わっちゃったんだけど。

その後うちらはラウドロック界隈を若干離れ、対バンしなくなったんだけど、去年すごい勢いでレッドブル大会に優勝したり、オズフェスのオープニングアクトまで出たらしいんだ、ホントにすごいと思った。まぁ語れるのは本当にこれくらいしかないけど、関連性があるとしたらそこのボーカルさんも外国人(ノルウェー人)だ。

僕も報告を見て初めて知ったんだけど、2011年に留学しにきたそうだ、ちょうど僕がこっちの専門学校を卒業した年だ。留学ってことは卒業が来ること、卒業したら基本何もなければ国に帰らなければいけない。


ということはよ、
最初からもしこれが狙いだったら

4年間で500人お客さんを付けてとか、
メジャーんとこに拾ってもらうとか、
そういう裏ミッションがあったてことだ。


皆よく分からないかもしれないけど、

『アーティスト活動したいんで』
『バンドやってるんで』
『日本が好きなんで』

なんて理由では許してもらえない、これは基本。


じゃなんでお前はここに居てんの?ていう話になる(笑)

僕は結婚してない、学校も通ってない、不法滞在もしてない、もちろん正当なルートでなんとか…本当になんとかVISAを獲得してる。あとお金ではVISAは買えません。これ以上言うと危ないので割愛するが、本当に大変です。毎年毎年、毎月毎月、毎日毎日、一秒一刻。焦りながら生きてる。それ故の頭痛や悪夢も少なくない。

今日は僕の話をしたいわけじゃない、僕みたいな外国人はきっと沢山居る。ダラダラと生き、まともに日本語も喋れない、どういう意図で日本に来ているのか全く分からない外国人は論外、帰ってくれよ、イメージ悪くしないでくれよ。

でも日本が好きで、日本の音楽が好きで、日本の文化が好きで来ている人、何の罪もない、ちゃんと見分けられるなら日本政府だって歓迎するはずだ。だが法律上見分けは認めないだろうし、こいつは良い、こいつはダメというやり方ではやっぱり難しいんだ。僕が調子に乗って路上ライブでこういう現状を訴えるネタを歌ったらそれこそお巡りさんに『ここに外国人が居ます!VISAなしでアーティスト活動しています!捕まえてください!』とでも言ってるみたいなもんだ。全然自由じゃない。

そう、言い忘れたけど、アーティスト(売れっ子限定)は興行VISAというVISAでツアーや宣伝期間だけ発行されるものがある。それは収入もあるからちゃんと認められる。でも日本での活動が必要とされる期間だけしか発行されません。簡単に言うと来るたびに発行されるってことだ。今みたいに月3~4本バラバラにライブが入ってる場合はどう捉えられるのかは分からないけど…仮にそれならめんどうくさいからずっと居ていいよってなっても今の現状がめちゃくちゃ売れて大手に所属してないと多分厳しい。




それに悩まされて最近思ったことがある。


ソルティーみたいにライブは出来ないけど、音源やグッズなどは作れる、もちろん(売れてる)アーティストにとってやっぱりライブでの収益が一番大きいけど、結局音楽を作って、聴いてもらえるならいいんじゃないか?と。どうしても大事なライブがあったら観光VISAで3ヶ月だけ日本に来て何本かやればいい。サマソニでもロッキンでも出ればいい。インタビューで『今回は何で来てますか?』って誰も聞かないから。



もちろん音楽やらなくても日本に居たいし
今母国語が信じられないくらい下手だし
帰ったら多分友達も作らないで毎日引きこもって音楽作るかもしれない



でも、それでも世界のどこにいたって

音楽は作れることが分かったんだ。

視野を世界へ

活動の場も世界へ

ネットがあるから。

そのために今はとても前向きに生きてるよ。

ハングリー精神旺盛に

結局良い音楽を作るのが本来の目的なので

良い音楽があれば厳しい現実も打破できると信じる

それに尽きる、徹する。

厳しい道かもしれないが、

どんな道よりもこっちの方が絶対楽しいから

自分が後悔しない人生を選ぶよ。




後半どんどんまとまらなくなったけどこんな気分だわさ…

世の中クソくらえ!