子どもが幸せをつくる力 | next nest*

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札幌在住の整理収納アドバイザーです。

毎日ちょっとずつ、家を整えています
昨日よりちょっとだけ、我が家の暮らしを好きになるように
そして、家を整えることで家族を思う気持ちが伝わるように

明日の我が家 next nest* を作る毎日を綴っています

こんばんは。
明日のわが家をコツコツつくる、札幌の整理収納アドバイザー、渡辺 詩子です。

最近、我が子だけでなく、もっと広く「子どもってすごい」と思うことが増えています。


次男がもうすぐ小学校を卒業するのですが、3月6日に行われた「感謝の集い」は、子どもたちが主体となって内容を考えていたようです。交流したり、歌やメッセージで感謝を伝えてもらったり、彼らが「お母さんに伝えたいこと」「お母さんが喜んでくれること」を詰め込んでくれたのが感じられて、嬉しかったです。

その後の懇談では、担任の先生から嬉しい報告がありました。2月末の先生の誕生日に、クラスのみんなが企画したサプライズ集会のことでした。先生にバレないように、こそこそと準備を重ね、教室を飾り付け、メッセージカードを子どもたちとその保護者から集め、隣のクラスの担任に歌詞をコピーしてもらってプレゼントの歌の練習をして。多分授業はゲリラ的に潰されたんじゃないかと思うのだけど(笑)先生は大感激でした!と嬉しそうに話してくださいました。

そういうことを「やろうよ!」と呼びかける子がいて、「いいね、やろうやろう!」と協力してくれるクラスメートたち、子どもたちをそんな気持ちにさせてくれる先生、本当にいいクラスだったんだなーと、幸せな気持ちになります。

同じくらいのタイミングで、北海道ではこんなニュースもありました。


地震の被害を受けた安平町の早来小学校では、6年生の子どもたちが、「お世話になった皆さんに感謝を伝えるため」「私たちは元気だとお知らせするため」「安平町のみんなを元気づけるため」に、町の人口と同じ8000人の笑顔の写真を集めて、卒業前の集会で体育館に貼ろう!と企画しました。

公開されていた、手作りのプリント。絵も字も上手だなあ。

自分たちで教育委員会にかけあって協力を仰ぎ、町を歩いて町民に声をかけ、最後は賛同した大人たちが声を掛け合い、目標の8000人を大きく上回る35000人の笑顔の写真が集まりました。

誰かに感謝を伝えるために。
誰かを笑顔にするために。
子どもたちが自ら「こういうのやろう!」と言い出す。「いいね!やろう!」と仲間が集まる。

その純粋な動機とひたむきさに、大人が「ここは一肌脱がねば!」と動いた結果です。

私がこのプロジェクトのことを知った時、残り2週間ぐらいでまだ3000人ほどでした。

それは大人が手を出すのは簡単だけど、子どもたちがせっかく自分たちでやる!と頑張っているのだから、手を出さずに見守りたい…という先生のお気持ちがあったからでした。

子どもの力だけでは限界があります。
小さな町では「もう撮ってもらったよ」という方ばかりになったのではないでしょうか。雪の中を2時間歩いてやっと10人…。そんなこともあったそう。

子どもたちの力で。葛藤した大人たちがギリギリのところで出した結論。

「この子たちの頑張りが、報われてほしい。」

その気持ちがあっという間に大きな共感を呼び、この結果に繋がりました。最初からネットで呼びかけるのとは全く違う学びと喜びが、子どもたちの中に残ったと思います。素晴らしい先生たちだと感激しました。

6年生のみなさんはこの経験が人生の宝物になったよね。大きな自信を胸に卒業していかれることと思います。心からおめでとうございます!!

あまりに長文なので続きます。