注意: 今日の筆者は情緒不安定です。
関係ないようで関係ないような話なんですけど
昔行ってた美容室のお兄さんが話してくれたんですが、そのお兄さんの元カノと別れたきっかけの一つが映画だったようです。何を見たのか聞いてみたら「ファイト・クラブ」でした。「ああ、なるほど…」と思いました。僕自身はデヴィッド・フィンチャーの映画は一通り好きなんですけど、まあちょっとバイオレントだったり、考察が必要だったりとデート向きではないかもなと。
やっぱりシンプルで面白い映画か…。
自分の場合は彼女とは「トップガン マーヴェリック」を見に行きましてそれはうまくいきました。次はなんにしたろか。
よしジェームズキャメロンの映画や!
2009年に公開された「アバター」が4Kリマスター化されて再上映されたという情報を聞きつけ、
彼女と今年9月に「アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター」を見に行きました。
それが理由かはわからないんですけど
11月に別れました。もうわからんて泣
なんで全世界歴代興行1位の映画を見て別れなきゃいかんのよ泣
メンタルを病んだから〜、迷惑をかけたくないから〜、もっと良い人とニール君は幸せになれるから〜、文面で書かれまして。
やっぱり自分も人間関係でも未だにしくじることも多いし、相手が喜ぶものも含めて色んなことを考えて試行錯誤しても本質が見えないことがあったと思うんですよね。仕事でもそこらへんでミスることは多いし。絶対何か至らないことがあったんだと思って反省しているところです。
声もー顔もー不器用なとーこもー
全部ー全部ー嫌いーじゃなーいのー
ってそんなわけねえだろぉぉぉ!!!(゚∀゚)
勝手なことばっか言って消えやがってこの野郎!
ああそうかい!勝手にしろ馬鹿野郎!がちゃん(黒電話の音)
まあ、みたいなことも言いたくなったりもしますけどね…今更言っても遅いな。
んでね、
これまで好きになった異性や元カノの好きになったもの、体験した物事は関係が破綻した直後は極端に嫌いになる時期があったんですけど(例: 高橋一生、SPY×FAMILY)、「アバター」はどうだったか。自分でも信じられないですが
非常に清々しい気分でございます。
今やってる最新作を見たからです。
僕はジェームズ・キャメロンにこんなに感謝することになろうとは思ってなかった。一作目をその元カノと見たというだけの映画体験を余裕でぶっ飛ばすような続編を作ってくれたことに!あ、ちなみに続編は会社の同期と初日に鑑賞w
ミッドサマーのダニーがホルガ村で救われたのなら、俺はパンドラで救われたことになる。
さあ、私の痛い恋バナなんぞをちっぽけなものにしてくれた13年越しの続編の話をしよう。
保証する、現時点での3D映画最高峰です。
[映画レビュー#103] アバター: ウェイ・オブ・ウォーター
前作での戦いから時が経ち、元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は地球から離れた星パンドラで先住民ナヴィの家族と幸せに暮らしていた。しかし、再び人間側の奇襲に遭い、妻のネイティリ(ゾーイ・サルダナ)、子供たちと共に故郷を離れることに。長旅の末、彼らは海の部族の元に辿り着く。新たな生活に慣れようとするジェイク達だが、そこにも人間達の脅威が近づきつつあった。
原題: Avatar: The Way of Water
日米公開: 2022年12月16日
上映時間: 192分
製作国: アメリカ合衆国
監督・製作・編集・原案・脚本: ジェームズ・キャメロン
製作: ジョン・ランドー
製作総指揮: デビッド・バルデス、リチャード・ベイナム
脚本・原案: リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー
原案: ジョシュ・フリードマン、シェーン・サレルノ
撮影: ラッセル・カーペンター
美術: ディラン・コール、ベン・プロクター
衣装: デボラ・L・スコット
編集: スティーブン・リフキン、デビット・ブレナー、ジョン・ルフーア
音楽: サイモン・フラングレン
出演: サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーブン・ラング、ケイト・ウィンスレット、クリフ・カーティス、ジェイミー・フラッターズ、ブリテン・ダルトン、トリニティー・ジョリー・ブリス、ベイリー・バス、フィリップ・ジョルジョ、デュアン・エバンス・Jr.、ジャック・チャンピオン、他
前作が公開されたのが2009年12月、新技術と独自のアイデアを提げて映画史、そして興行面で記録を塗り替えてきたジェームズ・キャメロン。前作の「アバター」以来監督作はなかったので13年間はほとんどアバターのことだけ考えてたと思うとすごいですよね。
一作目は3D映画を世界的に大きく広めたきっかけとなった映画ですが、自分は初めて見たのが金曜ロードショーという始末。そんな感じで別に僕は全然「アバター」に思い入れがあったわけではありませんでした。ストーリーは、マジで普通なんですよ。
一人の男性が別の世界の女性と出会い、自然愛のメッセージを描く、目新しい話ではないんだけどそこを上回って価値を上げたのが映像技術。飛び出すというよりは、奥行きを意識した映像作り。フルCGながらも本物のように見せる世界観構築。なので「劇場で見とけばよかったなぁ」とは思ったんですよね。なので9月の再上映はマジで助かりまして、実際にその映像は13年経った今でも全く見劣りしないものでした。そして今回の2作目、日本だけ初登場3位であれこれ言われていて外野がどうのこうの言っていますけども、
もしね、金銭に余裕がある上で来年以降スマホかビデオで済まそうと思っている人がいれば、今回に関してはそれは本当に勿体無いですよ奥さん!
いや、なかなか映画館に映画に行くことは減ったんだよね。多少のお金を払っても意味のある作品がないかな、という方、いやアバターでしょ。最近の映画代は高いよ、でもな、でかいスクリーンじゃないと観れない景色があるんだよ…!と「ウェイ・オブ・ウォーター」は証明してくれています。そして俺の悲しみも文字通り「水」に流してくれました。最後のは完全に私情。
まず、ストーリーの話からしておきましょう。最初に言っておく、今回のストーリーもひねりはございません。意外な設定で「お!」となる瞬間もないことはないけど、上映時間192分に対してプロット自体は5分で話せる。ただね、映像を重視してストーリーは後からという映画はいくらでもあるからそれはさして問題ない。言葉で全て済めば映画なんてな、見る必要ねえんだよ!(暴論)
ただね、ジェームズ・キャメロンは続編の名手であることを覚えているでしょうか。「ターミネーター2」「エイリアン2」一作目の世界観を大きくしてドラマにきもーち深みを込めて続編を出すのは「アバター」も同じでした。珍しかったのはですね、強い女性陣が目立つのがジェームズ・キャメロンの映画だと思うんですが、今回は前作でネイティリに翻弄され押されまくっていたジェイクとクオリッチ大佐のガチンコ対決までの過程が割と基軸になっていて、彼らの描写は純粋に興味を引きましたね!男同士の対立が大部分取っていなくても。
↓
合間で色んなキャラも出るんですけど、今回そこがぶれていなかったので自然愛護のテーマもあるんだけど人間同士のドラマも多少は濃くなっているのかな、と。加えてジェイクの子供たちもかなり丁寧に見せてですね、失敗から成長、心の変化などを4人分しっかりやるのでまあ…長くはなるな。そして中身はと言うと、
10代特有のアイデンティティの確立までの葛藤、ひとりぼっちななか出会えた不思議な友達。欲望のために自然を脅かす脅威に立ち向かう。な、普通だろ。
でも進むにつれて全く現実にはいないナヴィ族のそれぞれのキャラクター性、顔の区分けなんてものが最後にはおそらく皆できるようになっている、コレってやっぱりすごいと思うんですよ。そのためにも丁寧にやる意味はあったなと。そして水中での息止め潜水撮影の意味もあったな、と。元々は現実にはいないようなものを被ったキャラクター達に気がつけば肩入れしちゃう感覚は一作目より段違いだと思います。その説得力を付けるための技術進歩を極めることにここ数年のジェームズ・キャメロンは注力していたわけですね。ストーリーテリングは正直MCUの方が良いんだけど、画力は余裕で「アバター」の勝利ですね。
映像面の話をしましょう。「アバター」以降、「猿の惑星」新三部作、「ホビット」シリーズなどなど、役者の動きに合わせて人間以外のキャラクターを描くモーションキャプチャーの技術はどんどん進化していました。が、やべえのよコレが。見た目は前作から変わらずなんだけど肌の光の反射、一本一本の髪の毛が、もはや触れそうなレベルの細かさ。それに更にハイフレームレートで普通のコマ数より多く撮っているのでヌルヌル動く。波しぶきが全て見える。水面の反射が直接水面を見るのと変わらない。しかもIMAX3D。
コレに「スパイキッズ4D」のニオイカードが付いたらもう…とんでもねえことになるな。「そこにいる」感じ。
そんなフォーマットでの中盤以降のガンアクション、ミリタリーアクションは本当に触れそうな素肌をしたナヴィ達が戦う姿、これはもう直接観ることでやっとわかる凄みなんですよね。
あ、言い忘れてた、モーションキャプチャーで言えば、今回シガニー・ウィーバー73歳が14歳の役を演じるんですが、あのね、可愛いんですよこれが。
キリはマジで可愛いです。キリ推しですね。いや今回の若者達、海の民含め男子共になんかね、エロいんですよ。多分俺だけだわこんなこと言ってんの。
まあ結論一言で言うと、「没入感が半端ない」ということですね。
最高峰の技術でキャメロンの世界観にどっぷり浸かる映画になります。しかも今作は前作のような人間が出るパートはほぼないですからナビィ族の文化とか服装とか小道具とか、その他設定がハマるかハマらないかでも好き嫌いは分かれると思います。
僕自身は「アバター」のマシーン、ガジェットはあんまりピンとこないのに対し、ナヴィ族の道具とかをじっくり見れる点。丁寧にやり過ぎて長くなるでお馴染みジェームズ・キャメロンの続編は、今回も楽しめましたね。
故にね、ありきたりなストーリーでも安心してください、見れます。パンドラがハマれば汗
あえて謎を残したり思わせぶりなクリフハンガーが今回は特に多かったです。なので4部作はちゃんとやる気があるんだ、それを構成する話もすでに出来上がっているんだな、ということが誰でもわかるようになっています。ではそういった謎で感情が揺さぶられたかと言うと、それはないんだけどもw
ただ、新たにスタートラインを切ったキャラクター達も3時間かけて見せられた身としてはちゃんと見届けたいなとは思いました。ここまで自分の世界を大金をかけてやりきれる人の映画なんて人生で何回見れるかと考えたら、このジェームズ・キャメロンには意地でもやりきって欲しいなという興味というか義理というかよくわからない執念が今回生まれました。「アバター」に関しては
ジェームズ「あのターミネーターはさ、応援してたけど、アレ失敗だったわ、へへっ」
みたいなことをシリーズ打ち切りになってから言ってほしくないんだよ! そのためにも俺また見に行くから!
読んでもらってわかる通り、手放しで褒めるつもりはさらさらないです。キャラクターの仲違いもあまりストーリーに触れて来なかったり、子供関係なしにネイティリはやりすぎだろとか(どのシーンかは言わないけど)、捕鯨シーンがメッセージに対しては尺が長すぎるだろwとか色々あるんだけど。
でもそれを上回る映像と世界観の深みですね、「タイタニック」よりもお高い鑑賞代にはなりますがそれ以上を補うような体験は間違いなくできるのでコレはやっぱり映画館がベストなんじゃないでしょうか。「アポカリプト」のような野蛮さはないかもしれませんが、やっぱねえ、家族で見れる部族映画もあるべきだと思うんすよええ。(真顔)
とりま、楽しかったよw(語彙力)
最終評価は91点です。
そしてジェームズ・キャメロン、ありがとう、俺の失恋と「アバター」の呪縛を「アバター」の続編で断ち切ってくれて。それを思うとどれだけ話が雑だろうとマシンガンを片手に戦うジェイクとクオリッチ大佐がマジでかっこいい。そしてキリの無邪気さが本当に終始可愛いので、OKです!だからキャメロン、絶対に「アバター5」までやるんだぞ。パンドラの全てを出し切ってくれ止まるんじゃねえぞ。って俺が勝手に言ってるだけなんだけど
最後まで読んで頂きありがとうございます!














