今回取り上げる映画を見る前に「劇場版仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」を鑑賞して挑みました、ニールです。2000年に「バトル・ロワイヤル」が上映され、2001年に世界同時多発テロが起き、それぞれの思想や野望がぶつかり合ったら世界は、人間はどうなるのかということを仮面ライダーで定義してみせて2002年に生まれたのが「仮面ライダー龍騎」。それぞれの願いを叶えるためにライダー同士が殺し合うという内容。
これが俺の世代の仮面ライダーだ☆
「アマゾン」が世代だった、あるいは3歳の時にリアタイで仮面ライダーシン見ましたよっていうのとまた違う衝撃だと思うんですけど。
それを踏まえて「〜EPISODE FINAL」を見てみると今更ながら思ったことがあって。当時テレビシリーズが2002年2月ごろから始まってまだ中盤くらいの夏の時期に公開する劇場版のコンセプトがまさかの「最終回先行映画化」。
このキャッチコピーだけで客入れるには十分ですよね。20年前の映画なのでネタバレしちゃいますが、クライマックスで戦いの中心にいたヒロインが死んじゃうんですよね。ライダーを戦わせ、勝ち残った命を余命わずかなヒロインに捧げようとしていた、ライダーバトルの創設者かつ彼女の兄がそれに絶望して町中の鏡というかガラスが散り散りに割れてそこにモンスターが来襲するシーンがありまして。そこを逃げ惑う人々の中に布で顔の傷を抑える人々がいたんです。それが例の事件の光景にすごい似てることに気づいた瞬間に鳥肌が止まらなかったですね。改めてすごい映画だな、と。そしてやはり平成は攻めていたな、と実感した次第でした。
これ以上は自分の世代のライダーをエコ贔屓しそうなので本題に入ろうと思います。
祝!仮面ライダー龍騎20周年!
[映画レビュー#104] 仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル
「仮面ライダーリバイス」TVシリーズの戦いのその後、五十嵐一輝(前田拳太郎)は新たに生まれた四男の幸四郎も加わった家族と幸せに暮らしていたがかつての相棒のバイス(声: 木村昴)との記憶、仮面ライダーの戦いの記憶に関してはすっぽりと抜けていた。そこに新たな敵が幸四郎に牙を向く。
一方、願いを叶えるべく世界を救うゲーム「デザイアグランプリ」に参加していた仮面ライダーギーツこと浮世英寿(簡秀吉)とその他メンバー達は謎の悪魔の赤ちゃんの護送ミッションを受けることに。簡単なミッションだったはずが、リバイスチーム、ミラーワールドの仮面ライダーたちの予想外の参戦により混乱のバトルロワイヤルへと発展していく。
公開日: 2022年12月23日
上映時間: 95分
製作国: 日本
監督: 柴崎貴行
原作: 石ノ森章太郎
脚本: 高橋悠也、木下半太
アクション監督: 藤田慧、宮崎剛
特撮監督: 佛田洋
主題歌: 倖田來未
音楽: 佐橋俊彦、中川幸太郎
出演: 簡秀吉、前田拳太郎、木村昴(声)、佐藤瑠雅、日向亘、須賀貴匡、松田悟志、萩野崇、池田鉄洋、大貫勇輔、山崎一、他
毎年恒例の仮面ライダーの冬映画です。前作の仮面ライダーと現行の仮面ライダーとのクロスオーバー。元々が非常に特殊な作りの映画なんですけど、初期は過去作の後日譚30分、現行ライダーの番外編30分、最後の30分になんだかんだで合流、共通の敵を倒すってパターンだったんですけどね。ここ数年は最初から2作品が合流して共通の敵に全編に渡って立ち向かう構成だったんですよね。
今回ですね、初期の作り方に戻りました。ちょっと違うのは「リバイス」の後日譚を30分やったら、「ギーツ」サイドの話にするっと混ざって60分ぶっ通しって感じでした。主人公の心の中にいる悪魔と協力し、家族を守る物語だったバディものの「仮面ライダーリバイス」。願いを叶えるために世界を守るゲームが繰り広げられる「仮面ライダーギーツ」。さらにこれだけではございません。昨年放送20周年を迎えた「仮面ライダー龍騎」まで関わるというニュースに昨年秋頃ですかね、
朝9時半くらいに大騒ぎしてすげえ怒られかけたんですけど。嬉しいと同時にまためちゃくちゃになるんかな、まあ面白ければいいやってスタンスでした。が、
思いの外と言うべきか、全体的にすごく綺麗にまとまった作品になっていたという印象です。
「ギーツ」「リバイス」「龍騎」、それぞれ特徴が強い作品なんですけど3作品に共通する要素を中心にして各作品の設定をうまく生かしていたなと思いました。
最初の30分はちゃんと「リバイス」なんです。個人的にはそれぞれの内面に向き合うと言うテーマを悪魔と言う別人格のキャラクターを用いて1年間やってた「リバイス」のドラマはそんなに好みじゃなかったんですよね。前半は色んなゲストが出てきて頼もしいヒーロー活劇で楽しく見てたんですが、後半はどんどん内面の葛藤にのめり込みすぎてですね笑
あの、ウジウジ悩むのはいいんだけどさ、もうちょっと周りの市民にも気を配りなさいよ、とついついヤジを飛ばしたくなっちゃう事が多くて多くて。
てか「ドンブラザーズ」よりもバイク乗らないってどういうことよ!良い加減にしろ!
なんてことをついつい言いたくなっちゃうとこもあった…。いや、ライダーデザインはすごい好きなんですよ、ただ戦っている間ほとんど逃げ惑う市民とかがマジでいないし、内輪の話のようで終盤は正直僕は緊迫感も感じなかったんですよね。まあそれでも一年の積み重ねの甲斐もあり、やっぱり主人公が忘れていた悪魔バイスとの再会シーンは、
まあ…ちょっと目は潤んだけどさ!
それとバイクシーンも少しは入っていたりとかテレビでやりきれなかった要素もちょいちょい入っていたので、まあいいんじゃないかと!
そこでギーツのゲーム的なフィールドへと今回池田鉄洋さんが演じる敵キャラによって引っ張られていく流れが非常に自然な流れだったので、これまでの構成なはずなのに3本立ての映画ではなく一本の地続き感がありました。細かい事情は知らないけどギーツ勢はとりあえずミッションが出されればそれぞれの願いのために動くだけなので使いやすい、と言うのもあるかもしれない。そこのゲームの中心に関わらざるを得ない理由を置くことでリバイスチームも加わり、中盤でスムーズに2作品の絡みをやると。そこでのアクションシーンは結構テレビでは見ないようなロケーションでのアクションが多いので見てて楽しかったですよね。やっぱり撮影にも制限があるはずだと思うんですが(そんな規制というか障害があるならぶっ壊してあげたいですが)、今回はスシローや商店街、なんなら電車の中にエキストラも入れて自由に戦っていましたね。
あ、そうそう!関係ないですが、「龍騎」からの仮面ライダー王蛇(右)は岡本次郎さんがスーツアクター続投!(ブラック、ブラックRXも歴任) ちょっと小腹は出たけど、
なあに。動けば全然気にならんかった。
(話戻しまして)さらにそこにさりげなく「仮面ライダー龍騎」チームも参戦していく。これも独立した世界線のライダーなのでそれこそどう絡ませるんだと思いましたが、そうそう。これも「願いを叶えるために戦う」仮面ライダーだった。そしてゲームマスターが「今日は皆さんにちょっと殺し合いをしてもらいます」と言って、龍騎に出てきそうな凶暴キャラもギーツの新キャラとして参戦。
綺麗に舞台が整って終盤戦へと向かいます。タイトル詐欺ではなくちゃんと最後までバトルロワイヤルをやりきるので、見終わった後に「うまくまとまってるなぁ」と一言目に出てきましたね。
「平成ジェネレーションズ」あたりは過去ライダーの見せ場を推す分、チームワークとかクロスオーバー要素が若干希薄だったんだけど、今回は比較的キャラの絡みやストーリーを軸にしているのでそこに各キャラをうまく料理している映画になっていました。その構成にも「龍騎」は合っていたな、と思いました。元々、「龍騎」はテレビシリーズ以外に、特番、映画、配信新作、どれもキャラや世界観の根本の設定は同じですが整合性がなく、それぞれが全く違う内容違う結末なので、今回はどうなるのか、という期待も出来、今回が最も龍騎をうまくクロスオーバーものにからめられる絶好の機会だったわけですね。それに特別レジェンドライダー的な忖度ではなくあくまで一部のスパイス、かつ血の通った立役者として大人の役割を果たすあたり、品が良い!(強いて言えば彼らの変身をそれぞれじっくり近くで見たかった)
ちゃんと期待に添いつつも新鮮で味わい深い真司達がスクリーンで生きていました。真司と蓮の最後のシーンはしんみりしましたね。これまで様々な結末を迎えてきたW主人公がまたもや見たことのないエンディングに着地するわけですが
それこそ「ワイスピ」のスカイミッションのようなシーンがあったと言えば…もう説明には十分でしょう。
20年か…本当俺は幸せ者だ…w
「MOVIE大戦MEGA MAX」でフォーゼとオーズのサポーターに徹しつつ映画全体で印象を残したダブルのような感じですね。花はちゃんと「ギーツ」「リバイス」に持たせ、でも現在の「龍騎」の納得いく場面もちゃんとあり、パズルがはまるような感動を覚えました。コンプラとかもある中でも今なりのやり方でちゃんと殺伐さもあったのも良かったですし、個人的には3歳の時に見逃した「須賀貴匡の仮面ライダー龍騎、松田悟志のナイト、萩野崇の王蛇」が映画館で活躍する姿を今になって見れることには胸にくるものがありましたね。
20年前
20年後
最終評価は81点です。
平成が今回ブッ込まれつつもちゃんと令和も燃えてたので、あくまで予想ですが今年の冬は令和オンリーで行くんじゃないかな、なんて思います。というのも今年9月から始まるであろう仮面ライダーでちょうど令和5作目なんですよね。なので新ライダー、ギーツ、リバイス、セイバー、ゼロワンでなんかやれるんじゃないかとか考えられそうですけどね。
全ては東映がキャストのスケジュールを抑えられるかにかかってるわけだが。
「平成ジェネレーション ズ」に竹内涼真さんのマネージャーさんに連絡したのが撮影の二週間前でブチギレかけたって噂話は結構草ですがw(しかしなんとか出演できたのだった!)
最後までお読みいただきありがとうございます!
「仮面ライダーギーツ」からヒロインの画像でお別れしようと思います⭐︎














