[映画レビュー#67] ターミネーター : ニュー・フェイト | ニールのシアター

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イエーーーーーーーーーー!!

「ジョーカー」レビューを書いていた時から悩みに悩みまくっていたプレゼンテーションの課題が遂に終わり、いまは本当に安心しております。

散々渋ってたものって案外やってみるとそうでもないってこと、ありますよね?今回がそれでした。やるまでひたすら不安だったのにやってみると、「あれ?すんなりいったぞ?」みたいな。今回に関しては「簡単だったじゃねえかよオイ!」と逆ギレするほどでしたね、うん。

さあ、俺の情緒不安定さが露見したところで、
行ってみよう。

デデンデンデデン!

デデンデンデデン!

チャララ〜ラ〜ラ〜ラ〜



「ターミネーター 2」での1998年の死闘のその後の物語。
2020年、ダニー・ラモス(ナタリア・レイエス)はそれまで普通の日々を送っていたが、未来からやってきたグレース(マッケンジー・デイヴィス)と謎のターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)の登場によってその日常は突然終わりを告げる。さらにそこに現れたのは一人の女性戦士。彼女の名前はサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)。彼女もかつてターミネーターとの戦いを経験し、切り抜けてきた。サラはグレース、ダニーとの逃避行に協力するのだが…。


原題: Terminator: Dark Fate 
PG12
全米公開: 2019年11月1日
日本公開: 2019年11月8日
上映時間: 128分
制作国: アメリカ合衆国

監督: ティム・ミラー
製作総指揮: ジェームズ・キャメロン
製作: ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・エリソン
原案: ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
脚本: デヴィッド・S・ゴイヤー、ジャスティン・ローズ、ビリー・レイ
撮影: ケン・セング
音楽: ジャンキーXL

出演: リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ、他 / 
エドワード・ファーロング





感想を先に言っておくと、

素直に認めたくないところもあるが、一本の映画として熱くなって楽しんだ。

そんな感じです。
既に僕は二回見ていて、初回は正直乗れなかったんですよ。でも時間を少し置いてもう一度見たら、結構良い点も見つけることができました。一応書いておくと無理に見つけようとしたわけではありませんw


そもそも、最初の関係者の声明での「新起動/ジェニシス 」は無しにする。これはわかるんですよ。ただね、さらに「2」の続編と謳いながら「3」、「4」のこともなかったことにする。この声明で少なからずぼくは反感を覚えてしまったんですね。僕の友達も「3」、「4」のことは本当にボロクソ言うんですが…。

俺は徹底して「3」「4」支持するぞ!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

「2」で完結したとか言いますけど、僕は今回久しぶりに「2」を見たんですよ。そしたら良く良く考えてあの映画では物語の進行や判断ははほとんど人間側に沿った結果、T-800がプログラムされていたミッションとはおそらくだいぶ違った手順を本編では踏んだであろうと僕は思ったんですよ。だから個人的にはあれで本当に救われたのかなぁ、なんてことを考えたらですよ、「3」「4」はその「2」で暴れまくった結果をしっかり描いていると思うんです!
その!
その「3」「4」をなかったことにするだとぉ!
だったらそれなりのものを見せてくれるんだろうなぁぁ!!??


なんて小うるさいことをやいのやいの言っている僕のことですから、今作は見る前にはものすごい反抗的な態度を取っていたのは自覚しております( ˘ω˘ ) 

ただね、2018年のネットニュース、


サラ・コナー役リンダ・ハミルトン、復活。


おおおい!それは反則だろう!!

嬉しくなっちゃうじゃねえか!!


課題のみならず、好きな映画シリーズにもとことん情緒不安定なところがまた露見されましたがそんなこんなで、見てきたわけです。



良かった点

リンダ・ハミルトン!!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)(訳: サラ・コナーがカッコよく、魅力的でした。)
REV-9 “Why are you caring for her?”

Sarah “Because we are not machine, metal motherfucker!”  

俺「くうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!-_-b」

なんだかんだでシュワちゃん以外でメインの人間キャラが地続きでシリーズに「2」以降出れていなかったこともあり(シルバーマン教授は「3」に少し登場はしているけれど)、やっぱりリンダ・ハミルトン付きで続きと言われたらこりゃ

63歳になるにもかかわらず、いつ死んでしまうんじゃないかと心配するレベルで暴れまくっています。アクション面もすごいんだけれど時折見せるサラの表情や溢れる台詞も含めてやっぱり過去作を見てると唸る瞬間は結構多いと思います。歳の取り方といい、戦っている理由といい、全て映画を見ればわかります、それは肝なので絶対言えませんが。改めて「ターミネーター 」の真の主人公はサラ・コナーだったんだ、そんなことを再認識しました。ちなみにジョン・コナーも登場します。色んな意味でビックリすると思います。ほんのわずかの時間でしたがエドワード・ファーロングのジョン・コナーをスクリーンで見れただけでも嬉しいです。



ただですね、サラだけではなく、新規キャラもなかなか良かった!一部では今作はターミネーター版「フォースの覚醒」とも言われているそうでw でもそう言われるのも納得だなと。ダニー、グレースという新世代ポジションとも言える女性キャラが今回新たに参戦し、本編でもガッツリ活躍するんですが、思ってたより二人ともすげえ有能なんです。未熟であるために見ているこちらがイライラしてしまうみたいなことがなくて。その上で成長する過程も見て取れるから今作のさらにその先での彼女たちの強くなった姿などが想像できるぐらいには印象に残る、で、こちらも期待したくなるキャラクター達でした。まあまだ続編ができるかはわかりませんけど汗

ちなみにですね、いつものタイムワープシーン、今回もあるんですけど、
そう、グレースね!
ちゃんと見せ場がありますよ!
しかも結構長めに例の状態で戦うシーンがあるんです(やったぜ)が美しさを備えつつ野性味のある感じがね、前にレプリカントを演じてたことにも通ずるなぁ、なんて。

うん、ちょっとネタバレしたかも汗

分かってない人はそれで大丈夫ですよ、うん汗


・アクションちゃんと見せてくれているのも好感触でした。ストーリーテリングに時間をかけすぎずアクションを間間で入れ込む仕様のおかげで体感時間が早く感じました。

嫌いだった点をここで挟みましょう。

・まず夜のシーンは全部暗すぎる。IMAXでもまだもう少し明るくして欲しいなと思うほどでした。

デデンデンデデン!のテーマ使いすぎ問題。もはや後半は流れる度に笑わせる勢い。

・そして少しうざい話にはなってしまいますが、僕が望んでいたこと、それは「3、4をなかったことにするのなら3、4でやったことのないものでちゃんとこちらを楽しませて欲しい」そんな意地悪な気持ちがあったわけです。
で、今回、ストーリー的にも一作目を踏襲しつつ、新たなキャラを中心に少しずつこれまでシリーズが進んでこなかった方向に舵を取っていくという点でもターミネーター版「フォースの覚醒」と呼ばれているのは納得で、このプロットに関しては別に悪口を言うつもりもないですし素直に熱くはなりました。

ただ、あの「2」のラストから続けるにはやっぱりなんらかの理由でロボット軍は消えていなかった口実を作らないと「ターミネーター映画」にならない。で、そのアイデアから物語を展開しています。実は終わっていなかったと。
でもこれ、「3」でやってんですねぇ。

予告から判明していますけれどグレースのキャラ。強化型人間。

「4」ですねぇ。


ましてやREV-9、あれとかT-Xのアップグレード版にしか思えないから予告でのチェイスシーンでの分離とかは見てても特に何も目新しくは感じなかったです。ただしつこく追いかけてくるターミネーター の真の要素はここにきてちゃんと復活しているので、まあ、プラマイゼロって事で。


たぶん「3作目以降のことは忘れてもらって結構」みたいな煽り的声明さえなければ僕も「あ、オマージュなんだな( ^ω^ ) 」と笑顔で受け流していた可能性も大いにあるんですよ。しかも監督はあの「デッドプール」のティム・ミラー。色んな映画のネタを恩恵として面白いおかしく操っていた人ですよ。なのにあの声明が前後にあったから「なんだよ、ちゃっかり過去作のアイデア借りてんじゃねえかよ」と思っちゃったり。初見の時に主に乗れなかったのはこれらが理由ですね。


あとこれはね、一番言いづらかったことなんですが、今回はね、

シュワちゃんいなくても良かったかな、って。


まあまあまあまあ聞いておくれ汗

老けているからっていう理由ではありません。あれは人口でありながら人間の細胞を中実に再現しているので破壊されない限りちゃんと皮膚も歳をとるので…
あ、そこじゃねえんだよな、失礼しました。
それに老けているとやっぱり貫禄と人間味が増して、ターミネーターの場合、それが良い結果に繋がりづらいってのはあるのかもと思いました。ほら、演技経験がそれほどなかったあの頃にターミネーターを演れたのが良かったわけで。「ラストスタンド」「大脱出」とかは逆に今の人間的な暖かさが良い方向で画に反映されていたわけですが。


序盤でのとある急展開にT-800が関わっているんですが、正直ね、シュワちゃんである必要性がキャラのお約束的見せ場以外感じられなかったんですよね。

いや、もちろん出てくれたのは、戦ってくれたのは嬉しいんです!嬉しいんだけれど…もう十分なのかな。



そう思った理由を話すべく良かった点の話に戻ります。

観賞後に改めて考えることによってジェームズ・キャメロンがわざわざ製作総指揮に戻って再びターミネーターを作ろうとした意味がほんの少し分かったような気がしました。
抵抗軍のリーダーはジョン・コナー、まあ一人のリーダーシップある男性だったわけですが、今後何か大きな出来事に直面した時に強く生きて生き、さらには大勢を率いるのは、これからは女性なんじゃないか?
もはや世界を救えるのジョンしかいないという時代はもう終わったんだ。
ジェームズ・キャメロンはそういう考えを持っているんじゃないかな、と思ったのです。だからこそ今一度前からあった「ターミネーター 」というAIと人間の物語をより現代に通ずるものとして再構築した「ニュー・フェイト」は続編でもあり、リブートでもある、面白い意味で重複した映画なのは間違い無いと思いました。グレースが過去作から引き継いでいる役割が何だったかも見たあとだと思わず胸が熱くなる設定となっています。


ここ最近は女性が戦う映画、あるいは強く生きる女性が描かれる映像作品が本当に多いですよね。日常でも感じますよ、女の子って強え。母親も強え。「ニュー・フェイト」もそのヒット作品群に並び、単なるビッグバジェットのSFにとどまらず、今の時代を象徴する映画でもあると感じました。


そういう風に捉えるとやはり過去作のおネタかぶりなところで少し文句を言いたくなるところはありますが、もはやそれもファンの楽しみの1つ!それに新キャラの活躍もなんだかんだで見てみたいです!それにリンダ・ハミルトン!!(以下略) 今後も僕は「3」と「4」を否定したりはしませんが、この作品も否定することはないです。どうしても嫌いにはなれないなんだかんだで芯のある一本だと思います。次回でそれが大きく展開されることも祈ってます。

映像技術(特にオープニングでのとある技術には軽く感動すら覚えた)、ストーリー、そして時代メッセージがアップグレードされたより現代に響くものになっているであろう本作、ぜひ御覧になってはいかがでしょうか?

最終評価は81点です。








最後まで読んで頂きありがとうございます!


新キャラの活躍を見たい気持ちは強いし、新たな物語展開は…やっぱり次回からこそ本当の勝負ところになるのではないかと思います。アメリカでも悪くはないんですけど思ったほどは客入り良くないみたいなので、ここはもう
行きまくるしかない!

「アバター2、3、4、5」の製作で忙しいと言っておきながらジェームズ・キャメロン、ちゃっかり残り「ターミネーター 」二部作のプロット、完成してるんだってさ。

今度は作ってくれよ!頼むから!!まだまだ俺は見に行くからさ!!