[映画レビュー#50] マイティ・ソー: バトルロイヤル | ニールのシアター

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アベンジャーズ

エンドゲーム 
公開記念
 
忙しい人のために
できる限り厳選してみた
ネタバレ込みMCU特集
 
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)について何も知らない人でも「アベンジャーズ / エンドゲーム 」を見に行ってもらいたい、そんな思いから勝手に始めた特集。いやぁ、すいません。お待たせしましたw
最初に言っておきますが、当ブログで紹介したMCU映画だけを見るか、あるいは記事を読みさえすれば「アベンジャーズ / エンドゲーム 」は楽しめます。マジです。
 
「アベンジャーズ」を見た人にとってはおなじみでしょう、雷の神ソー。ハンマーがメイン武器でございます。彼が主役の映画はどの作品でもどれか一本見ていれば問題ないとも思ったんですが、少しでも各ヒーローの活躍を多く、その上で鑑賞本数は厳選することを考えたら、
 

ソー映画の中でも1番癖の強いコイツしかない。
 
 

悪党退治の使命を果たし、いつものように故郷のアスガルドへ戻ったソー(クリス・ヘムズワース)。しかしそこにいた父親オーディンはロキ(トム・ヒドルストン)が化けていた偽物だった。ソーはロキを引き連れてドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の力も借りてオーディンを探すが、そこでまもなくアスガルドが滅ぶ「ラグナロク」が起きること、そして自分には姉ヘラ(ケイト・ブランシェット)がいることを知るのだった。次々と数奇な出来事がソーに降りかかり、挙げ句の果てに謎の星の競技場でハルク(マーク・ラファロ)と戦わされてしまうことに。彼は再びアスガルドの民を血の繋がる脅威から救うことはできるのだろうか?
 

原題: Thor: Ragnarok
日米公開: 2017年11月3日
上映時間:130分
製作国: アメリカ合衆国


監督: タイカ・ワイティティ
製作: ケヴィン・ファイギ
製作総指揮: ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、ブラッド・ビンダーバウム、トーマス・M・ハメル、スタン・リー
共同製作: デビッド・J・グラント
原案: クレイグ・カイル、クリストファー・ヨスト、エリック・ピアソン
脚本: エリック・ピアソン
撮影: ハビエル・アギーレサロベ
美術: ダン・ヘナ、ラ・ヴィンセント
衣装: マイェス・C・ルベオ
編集: ジョエル・ネグロン、ゼン・ベイカー
音楽: マーク・マザースボウ
音楽監修: デイブ・ジョーダン
視覚効果監修: ジェイク・モリソン
ビジュアル開発監修: アンディ・パーク 


出演: クリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストン、マーク・ラファロ、ケイト・ブランシェット、テッサ・トンプソン、イドリス・エルバ、浅野忠信、ジェフ・ゴールドブラム、カール・アーバン、ベネディクト・カンバーバッチ、レイ・スティーブンソン、タイカ・ワイティティ(ちゃっかり出てるw)、クランシー・ブラウン、アンソニー・ホプキンス、他
(みんな気づいた?)マット・デイモン、ルーク・ヘムズワース、サム・ニール


今作より前の「マイティ・ソー」シリーズ2作は主に北欧神話の世界で自分の力を証明したくてうずうずしていた雷の神様ソーが一度神話の世界から一度見放されるも、地球で出会った大事な人々のために再び正しい心を持って雷神として目覚める「男の成長の物語」、血の繋がらない弟ロキとの確執から何度もぶつかるけど結局どんな形であれ絡んでいく「兄弟の物語」、そう言った全編構成の中にファンタジー要素・神秘な感じが加わっている、個人的にはそんな印象。
 





なんですが、今作は映画全体の雰囲気がだいぶ違います。「マイティ・ソー」の映画は作品ごとに監督は違うのですが一定の世界観の雰囲気があったんですよ、上で書いたような。今作の監督はタイカ・ワイティティというニュージーランドの映画監督です。彼は俳優としても活躍しているという経歴があるのですが、その主なジャンルは、コメディ。僕自身、彼のことは今作で初めて知ったのですが、すでに確立された北欧神話のヒーローの話にコメディ監督をブッコムあたり、意外すぎです。個人的には最初聞いたときは「大丈夫かよw」と失礼ながら思ったものですw
さあ、それで実際どうだったのか。



 
ソーの世界は見事にタイカ・ワイティティに浸食されたのだった…
 
ガラッと変わりました。でも良い意味です。一作目のあの高貴な世界でザ・神話の男らしいハンサムソーが時に天然を見せつつ活躍するあの感じが自分は好きだったので、それらが見れたわけではなかったのですが、それでも面白いことには変わりません。

ただこれまでのソーは「熱血で周りが見えない天然」だからチャーミングさと可愛さが半々でちょうど良かったわけですが、今作のソーは一体なにをトチ狂ったか


ただのアホに成り下がりました

敵の凶悪な虐殺を目論む企みを当の本人から聞いているにもかかわらず自分の立ち位置を気にする。感情が先回りし、自ずから自分の武器を失くし、自然と痛い目に合う。


ゴーオンジャーに入れるくらいアホなんですね。

でも今作はシリーズの中でも非常に過酷な状況なのです。まず地球では「シビル・ウォー」でのヒーロー同士の決裂が起き、父親は自分の故郷から行方不明になり、いつか故郷が滅ぶ時にやってくる時は実のお姉さんが敵になるなどなど、本当に大ピンチ

に対してですよ、ソーは状況も分からず闘技場で戦わされるも、なぜか観客に弟のロキがいてしかも対戦相手はハルク、さらに戻るとメンヘラが増したバナーと...
シリーズ史上1番過酷でシリアスになるはずなのにシリーズ史上1番ソーたちが腑抜けに間抜けの限りを尽くす、そんな映画です。



見ればわかります。「シビル・ウォー」の時に彼らがいてもおそらく使い物にならなかったであろう、とw

まあそんな感じですけど、映画全体としては構成はしっかり定まっていてですね、「移民」をテーマにしております。



代表的な特徴は今作のテーマ曲がレッド・ツェッペリンの「移民の歌」であること。(本編中で流れるシーンはテンション爆上がりしましたw とはいえお金はどれぐらい払ったのかね) 最終的にソー達はアズガルドの民、そして闘技場でとらわれていた異星人達を救いますがアズガルドの土地自体は守れませんでした。けれど、「だれかがいる限り、そこがアズガルドになる。」父親オーディンの言葉を胸にソー、そして仲間たちは新しい故郷を目指す。

という話の基盤を置きつつ、タイカ・ワイティティがソー達のキャラでふざけまくる映画でございますw 上で説明した通りコメディパートは今作はかなり多めでシュールさ、会話のテンポ、意外性からくる皮肉っぽい笑いがふんだんに取り入れられています。当時映画館でもかなりお客さんと一緒にゲラゲラ笑いました。




楽しいのは間違いない。音楽も変わりました。これまでは神聖な雰囲気をオーケストラの演奏などで作っていただろうに、今作は対照的にEDM系がふんだんに入っていました。北欧神話の神がEDMが流れる部屋でパーティー。シュールすぎだろw


ただ、過去のソー映画とはだいぶテイストが違うのでそれがハマらない人もいるかもしれません。しんみりやるであろうキャラクターの退場シーンがあってもそれを引きずる間も無く必ず誰かが手榴弾を投げ込むような映画ですからw





そんなこんなでMCUを厳選する中でこの映画を選んじゃった理由は、
結局は自分自身が楽しめたからなわけであって。なのでこの記事を読むだけでも良し、見てみたらなお良し。そんな感じです。全編キャラ崩壊映画とも僕は認識している本作ですが、かなり好きな映画ですw



最終評価は93点





最後まで読んで頂きありがとうございます!


さて次回、「アベンジャーズ  / インフィニティ・ウォー」そしてその次は「アベンジャーズ  / エンドゲーム」レビューするのでしばしお待ちください!いつもありがとうございます!m(__)m ではまた近いうちにお会いしましょう!