[映画レビュー#38] マトリックス レボリューションズ | ニールのシアター

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お越しいただきありがとうございます!鑑賞した映画・特撮・ドラマ・アニメをシェアしたいと思い、始めました!現在、様々な作品を開拓中!(まあ、たまに偏りはありますがw)

大変長らくお待たせしました!

 

 

 

自分のAmazonプライムビデオのアプリが復活したり、アカデミー賞作品が公開されたり、キャプテン・マーベル公開など、ここ最近いろんな作品を見る機会がありました。よってレビューしてない作品がたまりつつあるのでそろそろまずいと感じた今日この頃です。

できる限りささっと行ってみます!

 



人類を滅ぼすべく、センチネルの大群は人類の砦、ザイオンに近づきつつあった。モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)一行は人類を守るためにザイオンに戻ろうとするが、一方でネオ(キアヌ・リーブス)はマシン・シティへと向かおうとする。現実世界とマトリックスで同時に迫る侵略へのカウントダウン。果たして予言は果たされ、救世主は人類を救うのだろうか?


原題: The Matrix : Revolutions

全世界60ヶ国同時公開: 2003年11月5日

上映時間: 129分

製作国: アメリカ合衆国


監督・脚本:  アンディ&ラリー・ウォシャウスキー

製作: ジョエル・シルバー

製作総指揮: ウォシャウスキー兄弟(現在は姉妹)、ブルース・バーマン、グラント・ヒル、アンドリュー・メイソン、ブルース・バーマン

撮影: ビル・ポープ

美術: オーウェン・パターソン

編集: ザック・ステーンバーグ

音楽: ドン・デイビス

衣装: キム・バレット

特撮監修: ジョン・ゲイター


出演: キアヌ・リーブス、ローレンス・フォッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィービング、メアリー・アリス、ハロルド・ペリノー、モニカ・ベルッチ、コリン・チョウ、ナサニエル・リーズ、他




これで遂に、マトリックス三部作、完結です!一作目は1999年に公開され、二作目と今作に関しては同時進行で制作されていて2003年中に連続公開されました。(「リローデッド」のエンドロール後に次回予告みたいなのが流れたんすいね〜、こういうのは興奮しちゃう)まあ、前編「マトリックス  リローデッド」・後編「マトリックス  レボリューションズ」みたいな構成と考えてもらって大丈夫です。とはいえね、映画で伝えたいテーマそのものは「リローデッド」でほぼやりきったと言っても良いでしょう。「リローデッド」で描かれていたテーマは「偶然というものは存在しない。全ては必然であり、物事には理由がある。根本を知らない限り、運命は変えられない。」みたいな感じです。(これは自分が解釈でしかないので、「自分はこんなことを感じた」みたいなことがあれば、ぜひ教えてください!)ものすごく抽象的にはなってしまいますが、そんな感じです。前作でそのテーマを描ききり、アクションもやり、一作目以上に僕は楽しみました。今作では前作で持ち越しになったエージェントスミス、その他人間の敵(さすがにまとめすぎましたかwまあ、AIっすよ、AI。)との最終決戦を描きます。言い方変えると全編それだけでしかないんですよw 先ほど書いた前編・後編というのは撤回しましょう。「リローデッド」と「レボリューションズ」で一本と考えていいです。「レボリューションズ」だけ見ても理解できないと思います。マジでw

 

なので、2作品を一本として評価する形にはなりますが、楽しく奥深い何度も見たい映画になりました!

 



今さら書く必要もないのかもしれないですが、映像が毎度すごい。AIコンピューターが操作するセンチネル軍団、人間の船の戦闘シーンは圧巻ですな。そしてアクションシーン。カンフーと重力を感じさせないワイヤーアクションの融合。今作の見どころはほぼそこに集中します。

ただその中でもマトリックスの世界観の尾を引いた要素が所々に散りばめられていて「これがこの象徴で、このキャラがこういう立ち位置で…」と言った部分の描き方がすごく想像力を掻き立てるような瞬間を見ることができます。あまりネタバレをしたくないので一例だけ話すと、クライマックスでネオとエージェント・スミスとの最終決戦。雨はおそらく電波や世界の文字の羅列が混乱している状態を表していて、コンピューターウイルスのような存在であるエージェント・スミスがたくさんいるのはそう言った毒に犯されて支配されている人間を表していて…というような感じ。これらもすべて自分が感じたことなので実際どういうことを示しているのか、というのは製作者側でも、さらには他の解説者やレビュアーでも違うと思います。でもその決闘シーンはとにかくいろんなことを考えさせられるシーンになっています。あと純粋に、かっこいい。(語彙力)

 


ただ、「ちょっとこれは…」という部分がありまして。人間たちが暮らすザイオンのチームが二手に分かれてそれぞれ別の目的地に向かうのが中盤の展開なんですが、ちゃんと見ていても若干「あれ?そういえばこいつら、どこに向かおうとしてんだっけ?」みたいになるところがあるんです。戦闘船での逃避行の中で、いろんなルートや僕たちが聞いたこともないようなワードがむちゃくちゃ飛び交うんです。



その時点で散々混乱させれた末、キャラクターたちが目的地についたときの喜びや、エモーショナルなシーンが来た時にはすっと感情移入するのが難しいです、初見なら高確率で。ちなみに俺は3回見てやっと少しわかったような感じです。それとですね、これは文句ではないのですが、人間軍が使っていたロボット、あれすごくアバターのアレにすごく似t…(殴)。


あとトリニティは一体どうしてネオのことが好きになt…(殴)


はい、なんでもないですw

 



まとめになりますが、今回筆者もかなり久しぶりに見た「マトリックス」三部作。なぜ小学校の時最後までちゃんと見ていたんだろうかと不思議に思いました、今でさえ一回で理解できなかったのにw でも映像革命の先駆けである、だけでなく仮想現実やコンピューターに支配された空っぽの人類に対して警鐘を鳴らす非常に深いSF映画でもある、ものすごく魅力が三部作に渡ってぎっしり詰まった見応えある作品だと思いました。一度で理解できない、というのもまあ一種の特徴として捉えられなくも、ないかw

 

 


「リローデッド」と合わせて一本とした上で、最終評価は84点です!

 

 





最後まで読んで頂きありがとうございます!


予告からめちゃくちゃ遅くなり反省しております。

というわけでね、最近本当に更新頻度がめちゃくちゃ遅れていましたがなんとかできる限り巻き返して行くので、今後もちゃんと続けますよw フォローしていただいている皆さん、いつも本当にありがとうございます。ふと思い立ったときでもいいので、引き続きごひいき願います笑 次回は、「砂上の法廷」をレビュー予定です。