どうもどうも、皆さま、クリスマスは楽しく過ごせましたか?
違う点と言えば、
テレビじゃ絶対できない内容ってこと
ラース・フォン・トリアー特集
鬱・三部作、完結
冬、帰宅時のセリグマン(ステラン・スカルスガルド)は路上で傷だらけで倒れている女性に気づく。彼女の名前はジョー(シャルロット・ゲンズブール)。セリグマンは彼女を自宅で介抱し、何があったのかを尋ねようとすると彼女は自分のこれまでの過去について語り始めた。ジョーの人生に起きた<性>にまつわる数奇な出来事とは、一体...。今作は前編(Vol.1)と後編(Vol.2)に分かれた二部作。
原題: Nymphomaniac Vol.I, Nymphomaniac Vol.II
R18+
欧州公開: 2013年12月25日(デンマーク)、順次ドイツ、イタリアでも各映画祭で上映
日本公開: 2014年10月11日(Vol.1)、11月1日(Vol.2)
上映時間: 117分(Vol.1)、123分(Vol.2)
製作国: デンマーク、ドイツ、フランス、ベルギー、イギリス
監督・脚本: ラース・フォン・トリアー
製作: ルイーズ・ベス
製作総指揮: ペーター・オールベック・イェンセン、マリー・ゲーゼ・デネッセン、ペーター・ガルデ
原案: ジェンル・ハルンド
ストーリー監修: ビンカ・ウィーデマン
撮影: マヌエル・アルベルト・クラロ
美術: シモーヌ・グラウ・ルネイ
衣装: マノン・ラスムッセン
編集: モリー・マリーヌ・ステンスゴード
出演: シャルロット・ゲンズブール、ステラン・スカルスガルド、ステイシー・マーティン、シャイア・ラブーフ、クリスチャン・スレイター、ジェイミー・ベル、ユマ・サーマン、コニー・ニールセン、ミア・ゴス、ウド・キア、ウィレム・デフォー、他
内容どうとかの前にさ、
ポスタービジュアルがマジで強烈だよねw
びっくり通り越して、笑いが出るよ。ポスターにスター達のイキ顔が並んでるとかw
結論言うと、一気見できるぐらい面白かった!
というか本作の趣旨であったり、コンセプトっていうのは全編が合わさって一つとして成り立っているものだから一気に上映しても個人的には...うん、むしろ一気見上映を通常にしてもよかったくらい。
でも4時間ずっとセックスの映画ってのも色んな意味でキツイかw
回転も悪いと映画館からも好かれないしね汗
とはいえそれぐらいあっという間で良かった、ということで。
これまで暗くて、重い、鬱展開が特徴的だったトリアー作品、今回は意外にも結構クスッとなる瞬間が多かった。
あのラース・フォン・トリアーですよ?「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「アンチクライスト」を撮ったあの! それが何よりも新鮮だった。
それ以外はいつものトリアー映画。限られた共通点は今作にも含まれていた。章わけの構成であったり、手持ち撮影、あと映像の美しさですね!
とはいえね、今作はそういった共通項にも一味違った点がそれぞれあった。
・章の名前、無駄にセンスあってカッケエ(個人的に)
第1章: コンプリート・アングラー、第2章: ジェローム、第3章: H夫人、第4章: せん妄、第5章: リトル・オルガン・スクール、第6章: 東方教会と西方教会(サイレント・ダック)、第7章: 鏡、第8章: 銃
・あまり手持ち感がなかった。「メランコリア」の時から撮影担当のマヌエル・アルベルト・クラロによって絵的な、詩的な美しさを映し出す手腕を発揮されていた。ただ、あの少し揺れている感じのカメラも個人的には好きだったけどなぁ...。ジャンプカットはあってもなくてもって感じかな。
・挿絵や、写真、記録映像などが度々流用されているのがどこか特別感を感じたところだった。何かモノを説明するときに出てくるんです。なんかまるで教材ビデオを見せられているみたいやったなw
・そうそう、流用といえば、「鬱三部作」の映像や音楽も「ニンフォマニアック 」では使われていました!そのせいで自分は、とあるシーンでめちゃくちゃハラハラさせられたんですw 「アンチクライスト」見てみたらわかります、いやぁ、あの演出はほんと意地が悪いw
「アンチクライスト」、「メランコリア」、「ニンフォマニアック 」と鬱三部作ではそれぞれかなり癖のある女性を主人公にした物語が展開されていたけれど、それは決してそういった女性達を小馬鹿にしているわけではないな、と感じた。社会的には少数派で時に異常と言われるカテゴリの人々をメインに集約させて描いているだけで、そういった人々をラース・フォン・トリアーは尊重しているからこそ、ここまで見る人を映画に惹きつけるのではないか。「ドッグヴィル」の鬼畜さを描いた時のように、一歩離れたところキャラクターを、人間を客観視しているからこそ、美化しすぎずに、魅力的に描かれているんだな、と僕は考えています。
あ、でも尊重とか言って、本編の描写的にはリミッターがどんどん外れていきます。
全て規格外ですw
やっぱ鬼畜だよ、あなたは(トリアー)w
最終作と名打つだけあって、キャスト陣も豪華です!シャルロット・ゲンズブールは、毎作品ごとに何か抱えてますよね、ほんとメンタルが強いと言いますかw 素晴らしい演技でした。その他、トリアー作品常連のステラン・スカルスガルド、ウド・キアも目立っていたし、シャイア・ラブーフ、ユマ・サーマンも良かったなぁ、笑かしてもらいましたw ウィレム・デフォーは個人的に「スパイダーマン 」の時から大好きな役者さん。
でもやっぱり特筆すべきは、今作がデビュー作となったステイシー・マーティン。ジョーの若き日を演じた彼女ですが、細身、華奢なスタイルであの瞳、淫らというよりはむしろ子供に近い好奇心に満ち溢れた心境を、控えめな態度ながら自然と体現しているのに驚かされましたね。すごいっすよ。カリスマ性を感じた。ちなみに、シャイア・ラブーフとのシーンで上司室にステイシー・マーティンがひょこっと顔を出すところ、キュンとした瞬間です( ´ ▽ ` ) いや!絶対わかる人にはわかるはずだ!見てくれ!!汗
それとVol2から登場してジョーに影響を与えるP役のミア・ゴスも良かった。そして可愛い...( ´ ▽ ` )
長時間に渡る性に奔放だった1人の女性の半生、物悲しくも笑える、これは普通に、傑作ポルノ喜劇でございます!
最終評価は、90点!!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
さあ、次回でラース・フォン・トリアー特集最終回ですよ。次回はLAでわたくし鑑賞してきましたトリアー最新作「The House That Jack Built」をレビュー予定です。









