ラース・フォン・トリアー特集
まあ、埋まるどころか、どんどん深い溝が出来るような思いしかしていないわけなんだけどwww
今作は俗に言う、ラース・フォン・トリアー監督作の「鬱・三部作」の第一弾に当たる作品です。
覚悟はよろしいですかい、
旦那。
原題: Antichrist
R18+
欧州公開: 2009年5月18日から順次にフランス、デンマーク、イタリア、ポーランド、ドイツで公開
全米公開: 2009年10月23日
日本公開: 2011年2月26日
製作国: デンマーク、ドイツ、フランス、スウェーデン、イタリア、ポーランド
監督・脚本: ラース・フォン・トリアー
製作: ミタ・ルイーズ・フォルデイガー
製作総指揮: ペーター・ガルデ、ピーター・アールベーク・ジェンセン
音楽: クリスチャン・エイネス・アンダーソン
撮影: アンソニー・ドッド・マントル
編集:アサ・モスベルグ、アナス・レフン
出演: シャルロット・ゲンズブール、ウィレム・デフォー
色んな意味で震えがきた!
失神する可能性がある。
マジです。
シャルロット・ゲンズブールとシンクロして、僕一緒に「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!(痛)」って叫んだシーンがあったとだけ言っておきましょう。
連続でトリアー作品を見続けていて、多少はもう大丈夫だろうと、見る度に思っていたんすよ。「ドッグヴィル」の時もそうだったし。でもね、それを今作は余裕で超えていった。
「何しとんねん!...いや何しとんねん!!汗」
ところどころで見てる俺は心で叫んでおりました。妻の自責の描写、自傷行為がもう生々しい上に過激なんですよw キャラクターの見せ方の変化も面白かった。いや、怖かった。物語が進むごとに彼女の異常性がどんどんエスカレートしていく様が。(俺が大嫌いすぎて仕方がない)ジャンプスケアみたいな表現は一切ないんだけれど、遠くから少しずつ近づいてくるようなスリラー展開があり、ホラー映画の作りとしてはまたもやお見事な出来ではあった。過激だけど!
そしてショッキングな内容とは裏腹に、映像が本当に美しかったです。「空想」を現実の映像に収めてみせるトリアー節、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」では、ミュージカルで見せていたんだけれど、今作では夫が妻に行う心理セラピー時の妻の頭の中で映される「森」を神秘的に見せていた。どんな技術なんでしょうかね、あれは。「奇跡の海」でチャプター毎に出てきたあの独特の色使いの写真が今度は映像として、そこに人間も入り込む、んでスローモーション、
エデン<楽園>の出来上がりです。
ここまで個人的に良作と思ってるんだけれど、今作は、ショッキングである、だけではなく、結構難解な部分も多かった。というのも僕、
聖書を読んだことがなくて、
生贄とか、エデンのピラミッドの構造などなど、聖書を読んでいれば多少わかったことも、初回ではあんまり理解できなかったw ラストではただただ呆然としておりましたw 未だにわかんないですもん、なぜ通常版本編が「カトリックバージョン」、無修正版が「プロテスタントバージョン」と呼ばれるのか。
今作のジャンル分けがすごく微妙なんだけれど、おそらくスリラーに分類されると思う。オススメはしないけど、映画の出来は間違いないです。ただ!ショッキングな痛いシーンにはご注意ください。これで映画祭でもだいぶ評価別れましたからねw
最終評価は、82点。
今作の製作エピソードなんですけど、今作は2005年の時点で企画はあったんだけれど、製作総指揮が内容をバラしちゃって、もうトリアー監督ブチギレ。脚本を練り直すことにしたんだけれどその2年後、トリアー、鬱になった。
そりゃ、なるわ!こんなのずっと作ってたら!
とりあえず他の鬱・三部作もやっていきますか...
最後まで読んでいただきありがとうございます!
よし、もう宣言しちゃったから、次回は第2弾の「メランコリア」行ってみよう!
というわけで次回は、「メランコリア」をレビュー予定です。







