#052 秋の日の怪談 「清掃会社の友人2」 | 后前弐時のブランチ

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少し特異な体験を中心に書いています。
背中がゾクッとするのが苦手な方は片目で
読む様にして下さい(笑)

今日は寒かったですね。鞄を下げた手が冷たくて冷たくて…。


そして今日は良く歩きましたし…。


今日はちょっとコートが欲しい日でした(笑)



さて、先日の話の続きをそろそろ書かなければ、また苦情のメールが


(笑)


そんなモノは来た事ないですが…(笑)




先日の話、清掃会社の友人が病院の窓を洗っていた時にカーテンの


隙間から見たって言う子ども。そして友人の後輩の知り合いの看護婦


がたまたまその病院にいて、その部屋は使われていない部屋だった事


が解り、一度その部屋を見に行こうという事になった。


そこまで話しましたね。




では続きを…。



あれから数週間経ったと思います。清掃会社に勤める友人から電話が


入りました。



「今日、佐々木の知り合いの看護婦と会うから来てや。」


そんな電話でした。


「わかった。」


私はそう返事をして夕方から出かけて行きました。



待ち合わせの場所にしばらく立っていたのですが、寒くて仕方なくなり、


近くの喫茶店に入り、アイスコーヒーを頼みました(笑)



私は雪山の吹雪の中でもアイスコーヒー。寒くてもアイスコーヒーです


(笑)



友人にメールを入れて、その喫茶店にいる事を伝えました。



そして、しばらくすると友人と佐々木、そして一人の女性が喫茶店に入


って来ました。



「飯食おうやー。」


友人がそう言うので、店を出る事に…。



近くにある良く友人たちと行く焼き鳥屋に行きました。



その佐々木の知り合いの看護婦はAといいました。佐々木より一つ上で


若い看護婦でした。



初めは他愛もない話で盛り上がってたのですが、徐々にあの部屋の話


に…。



Aはまだ新米らしいのですが、その病院に勤務してから一度もあの部屋


に患者が入った事はないというのです。



「なんでかなぁ~って思って、先輩に聞いてみてんけど、誰もちゃんと教


えてくれへんのよ・・・。あーあの部屋はえーねんとか、色々と壊れてるか


ら使ってないねんとか…。」


「壊れてたら普通直すやろ…。」


佐々木が少し酔ってそう言ってました。



「そうそう。私もおかしいなーって思ってたんやけど、ある日辞めた先輩に


会う事があって、その先輩に聞いてみたんよ。」



私と友人は無言で焼き鳥を食べながら聞いてました。



「その先輩が言うには、あの部屋は3年くらい前まで使ってたらしいんや


けど、ある患者があの部屋で亡くなった後から、あの部屋に入院する患


者さんが、幽霊を見るって言うようになったらしいんよ・・・。」



あくまでAは佐々木に話している感じでしたが…。



「亡くなった患者って。」


友人が聞いた。



「はい。小さい子どもさんなんですけど、親に虐待されてた患者らしいん


ですけど…。なんか運ばれてきた時は骨は折れてるし、栄養失調やし、


その時は背中に火傷して運ばれて来たらしいんですけど…。」



「すぐ亡くなったの。」


私が聞きました。



「いえ…。それが半年近くいたそうです。火傷も骨折も治って、栄養失調


もかなり良くなっていたそうなんですよ。けど、腎臓が悪くなってたらしく


て…。」



「それで亡くなったんや…。」



「私もその頃はいなかったんで解らないんですけど…。なんかその子も


変な子で、昼間はずっと寝てるらしくて…。そして夜中に起きて、一人で


遊んでいるそうなんです…。」



「お気に入りの人形に話しかけて…。その声が廊下まで聞こえるから、


みんな気味悪がってたって言ってました。」



「あの部屋、一人部屋じゃないよな…。」


友人がAに聞くと、


「夜中にその子が起きて眠れないって言うので、他の患者さんはどんど


ん別の部屋に移されてたみたいで…。」



Aの話は続きます。



その子は結局半年後に亡くなったそうですが、亡くなる瞬間まで、


「死にたくないよ。まだお人形と遊びたい…。」


と言っていたという話でした。



その子が亡くなる時も、両親は病院には来なかったそうです。



両親がその子の遺体を引き取りに来た後、その部屋になぜかお人形が


残されていたそうです。その人形を両親に取りに来いって言うとその両親


は「捨ててくれ。」と言ったそうで、しばらく保管されてたそうですが、誰かが


間違って子どもの入院患者にあげてしまったそうです。



「その子どももあの部屋に入院してたそうで、その子も夜中に起きて人形に


話しかけてたそうなんですよ・・・。」



「怖いなー。」


佐々木はかなり酔ってましたね。この時点で。



Aは続けます。


「その子は亡くなった子とは少し違ってて、昼間もちゃんと起きてるんです。


そして夜に自分が人形に話しかけてる事を覚えてないらしいんですよ・・・。」



「夢遊病みたいなものかな…。」


私がAに言うと



「それが、今も病院にいる看護婦が夜中の見回りに行って何度か見たそう


なんですが、人形と遊んでいる女の子は二人いるって…。」



私はゾッとしました。友人ももうこれ以上は…という感じで身を引いてました。



「結局その子も亡くなったんですが…。亡くなる前に○○ちゃんともっと遊びた


いのにってあの部屋で亡くなった子の名前を言ったそうなんです…。」



それからも看護婦の間では、あの部屋はダメって話になっていたそうなんです


が、病院としては部屋を空けるなんてとんでもない話で、その部屋に患者をもち


ろん入れます。



「でも、あの部屋に入院する患者さんがみんな、夜中に子どもの声がしてうるさ


いって言うそうなんです…。看護婦も何人も見てるし、子どもの声も聞いてるん


ですよ・・・。」



「あーもうええわ…。やっぱホンモノなんやなー。」


友人は耳をふさいでました。



「結局それから、あまりにもそんな話が多いので、あの部屋は使わないようにした


そうなんですけど…。」



「今は。」



「カギがかかってますし、もう何年も使ってないです。私もあの部屋は入った事な


いですし…。」



「子どもの声とか聞いた事あるの。」


私はAにそう聞きました。



「何度もありますよ・・・。夜中に見回り行くんですけど、廊下を歩いてると子どもの


笑い声が聞こえたりするんです。」



「これってどうなんやろ…。」


友人は私に聞いてきました。



「う~ん…。ホンモノやろうな…。」


私はそうとしか答えられませんでした…。



「今は開かずの間ってみんな呼んでますよ・・・。」


Aはそう言ってビールをカパカパ飲んでいました(笑)




「確定やな…。それでも見に行くの。」


私は友人に言いました。


「いやー。どうしようかな…。」


友人は迷ってました。すると佐々木が、


「行きましょうよ。お前次の夜勤っていつよ…。」


Aにそう聞いてました。



夜に行くのか…。佐々木って根性あるのか、アホなのか…(笑)



Aは夜勤はあるが、うるさい人と一緒の時は無理なので、シフトの確認をして連絡


するという事になりました。




その日、佐々木とAは一緒に帰って行きました。



私は友人と帰りました。



「どう思う…。さっきの話。」


友人がそう聞いてきます。


あの話が噂とかでなく、全部本当なら、その病院に入信した患者から外に漏れると


幽霊病院なんて呼ばれる可能性もあるだろう。ゴシップ誌なんかが見つけるとうるさ


いでしょうし…。



「どうなんやろうな…。人づての話やから、話は大きくなってるんとちがうか。」


とりあえずそう答えておきました。




まだ、この話は続きます。


今もこの病院はちゃんとありますからね…神戸市内に…。










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