共感からセラピーは始まる | 心の平和と躍動

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認識を変えればいいのにと思っても、、、

ちょっと精神的に不調な人の話を聴いていると、考え方が少し硬くてズレていると思うことがあります。

そんな時に、そのことをストレートに指摘しても逆効果です。

表面上は「その通りです」と笑顔を作っていても、心の中では
「この人はわかってくれないな、気持ちを汲んでもらえないな」と思っているかもしれません。

精神的不調にある人はそもそも自己否定的で自責が強いですし、考え方のズレを指摘すれば、
自分が間違っていて否定され、責められていると受け取ってしまいます。

よかれと思って指摘しても、反発されたり、心を閉ざされてしまう結果になってしまうのです。


例えば「会社で残業続きでイライラMAX」の人がいたとします。

はたから見れば、そんなに無理しなくても、仕事を他の人に頼めばいいのにと思います。

ですが、本人は、住宅ローンと専業主婦と幼子を抱え、会社にしがみつくしか生きる術が無いからどうしようもないと思っていたりします。
みんな忙しく誰も休まない会社で弱音も言えず、そのプレッシャーで家庭もすさみ疲労困憊して、考える余裕も無かったりします。


そんなふうに、精神的に不調になる方は、その人にとっては理由があって必然的にそんなズレた考えになってしまっていますから、
まず、今のありのままを受け入れてあげる必要があります。

考えを正すよりも、まず先に共感することが大事ですね。

「その状況なら、イライラして当然ですよね。」
「そんな状況なのに、よくやってますね。よく頑張ってますね。」

共感的な対応によって心を和ませて、ゆっくり考えられる余裕を取り戻させます。

そうして、心に余裕が出来れば、状況を新たな視点から見る余裕も出てきます。

心に余裕を持たせた状態で、

「もし仮に休みをとったら、上司はあなたのことをどう思うでしょうか?」
「効率化したり、はしょれる仕事はありませんか?」
「状況を改善するために、できることを考えられますか?」

とヒントをまじえつつ、質問を投げかけ硬直した考えをほぐしていけば、

自然と肯定的な見方が出来るようになっていきます。