★昭和の通勤電車の風景は、朝はダントツに日経新聞を広げる人、そして夕方は早い時間帯だと、カップ酒+スポーツ新聞or夕刊紙を手に持った人だらけ・・で、駅ホームの売店には、筒状に立てられた新聞各紙が、10紙はあったと思うのですが。
「オレンジ色のニクイ奴」という、夕刊フジのキャッチコピーはTVCMや、同じグループの産経新聞でよく目にしました。このコピー通り、夕刊フジは題字がオレンジ色で、駅の売店でもよく目立っていました。もっと前だと、同じグループのラジオ大阪で「情報の泉、夕刊フジを読みましたか?」というCMも流れていました。
以前は朝の電車で圧倒的人気を誇った日経新聞でさえも、今は電車の中で読んでいる人は少なくなりました。ましてや夕刊紙やスポーツ新聞は、一応駅ナカのコンビニではまだ扱っていますが、夕方の電車ではほとんど見かけなくなりました。
スマホばかりが悪者にされがちですが、総合的に日本が貧しくなったのと、新聞社の経営環境に余裕がなくなって、紙の新聞を全国あまねく届けるのがだんだん難しくなってきてるのは、何となく想像がつきます。今回の夕刊フジの場合は、電子版や関連のサイト「ZAKZAK」も更新を停止するようで、事態はより深刻なのでしょう。
いろいろ事情はあるのですが、またひとつ古き良き昭和が消えて行きますね。