愛記システム概念設計:愛記システムの意義について | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先までは、"愛記"についての記載で、どのようにブロックチェーンSNSに組み込んで実装していけばよいのか、概念的なところからアプローチ方法を記載していった。大まかな概念としてはひとまず終えた。次は、ブロックチェーンの概念設計といえるところまで、基本設計書に着手できるようなところまで、概念を具体化していきたい。

 

先に、初期設定画面で各次元での生命体組織の役割を設定できるようにしておくと記載した。”ゆらぎ”の生命体組織に関しては、一度記載したら脱退申請して一度抜けて、新たに参画し直すなどせねば変更できない。”ゆらぎ”以外の生命体組織も同様に変更申請をしてからでないと変更できない。このように各次元の生命体組織を設定すれば、他の人とも議論が弾むのであろう。そうブロックチェーンSNS上で議論が弾むのだ。

◆愛記システムの意義について

ブロックチェーンSNS上のメイン画面は投稿の画面だ。日々の投稿(Facebookの投稿とおなじ)がタイムラインに流れていく。それを”いいね!”する人もいれば、”シェア”する人もいるのだろう。まるでFacebookであるかのように、投稿もし、ページもつくり、公開チームもつくり、メッセンジャーでやりとりするならFacebookと変わらない。何が変わるのか?というと、そこで通貨である”愛貨”がやりとりされる場合もあるということだ。それに何の意味があるのだろうか?愛記システムの導入成果を検証する上でも、愛貨がやり取りされる意義についてみておきたい。

 

結局のところ、市町村における減税サービスを受けたいというだけのために、愛貨がやり取りされるのだろうか?いや、それは最初の導入にすぎない。結局は、愛の行動をしていくうちに、徐々に自分自身も変化していく様子がわかるから、嬉しくなってくるから、また次も愛の行動をやろうと思えるのだ。これが最大の要因なのだ。そう、自分自身の成長というのがモチベーションになるということだ。ここが、当方のブロックチェーンSNS・愛記システムの根幹の概念になる。

 

どういうことかというと、愛の行動をして相手に受け取ってもらえたという事実が、実は波動の共鳴であるということは先から記載しているとおりだ。波動の共鳴により、どの次元のどのレベルの愛の行動で共鳴してもらえたかどうかが、見える化できるということだ。つまり、今の自分自身の波動レベルの現状がおおよそつかめるということだ。これが大きい!というのも、自分自身の波動レベルがいくつ?というのを知れる機会が今はほぼ無いのだが、愛記システムによりそれを知ることができるという具合だ。

 

まず、自分自身が愛の行動レベルを選択して相手に愛貨として提示するのだが、その際に、自分自身でどのレベルかを選択するという最初のハードルがある。愛記における科目を選択するというハードルだ。ここでLv9やLv10の科目を選択できるかどうかが、自分自身の葛藤が生じるのであろう。次に、選んだ科目で相手が受けとってもらえるかどうかで、次のハードルとなる。ここでLv9やLv10をたまたま受け取ってもらえたのか、何度も頻繁に受け取ってもらえているのか、によって自分自身の自信にもなる。自分はこのレベルにいるので、このレベルの愛の行動をしても受け取ってもらえる!という自信が湧いてくるという具合だ。

 

このようにして、自分自身の波動レベルがおおよそだが、分かるようになってくる。これが大きいのだ。そう、結局は波動レベルなのであり、波動の共鳴なのだ。それには、振動数が関係しているのであり、振動数はレベルによって分けられるということだ。このレベル分けこそが、発達段階とリンクできるということなのだ。かの、ケン・ウィルバー氏がインテグラル理論として統合していったように、振動数のレベルとは発達段階のレベルと同様ということなのだ。


 今一度、人間における発達段階を記載しておく。ここが基本になるので、ここの各段階のパラダイムはしっかりと覚えておいてほしい。

◯人間における発達段階

発達段階第1段:インフラレッド ⇒乳児期0~1.5才、波動レベル1、愛の行動レベル1

発達段階第2段:マジェン夕 ⇒幼児期前期1.5~3才、波動レベル2、愛の行動レベル2

発達段階第3段:レッド ⇒幼児期後期4~6才、波動レベル3、愛の行動レベル3

発達段階第4段:アンバー ⇒児童期7~12才、波動レベル4、愛の行動レベル4

発達段階第5段:オレンジ ⇒青年期13~19才、波動レベル5、愛の行動レベル5

発達段階第6段:グリー ン ⇒成人期20~39才、波動レベル6、愛の行動レベル6

発達段階第7段:ティール ⇒中年期40~64才、波動レベル7、愛の行動レベル7

発達段階第8段:ターコイズ ⇒老年期65~84才、波動レベル8、愛の行動レベル8

発達段階第9段:インディゴ ⇒超老年期85~100才以上、波動レベル9、愛の行動レベル9

発達段階第10~12段:超統合的 ⇒波動レベル10~12、愛の行動レベル10~

以上がケン・ウィルバー氏がインテグラル理論で唱えているそれである。ここで、当方が根幹の概念としているケン・ウィルバー氏のインテグラル理論について簡単に記載しておく。

ケン・ウィルバーのトランスパーソナル心理学

ケン・ウィルバーの思想は、東洋の宗教的な知見、霊的発達の思想と現代心理学を総合的に統合するという巨大な試みを成し遂げた。彼の思想の中心にあるのは、ヒンドゥー教や仏教を中心にした「永遠の哲学」に、進化論や発達心理学を結びつけたものであり、神智学の現代版の一つとも言える。

 

ウィルバーは、自己意識が生じる前段階、自我意識が生じるパーソナルな意識、自我領域を超えてアイデンティティが拡張するトランスパーソナルな意識へ至る発達過程をモデル化し、さらにトランスパーソナルな意識を3段階に分けて説明している。これらの段階は、個人の発達や精神的な進化を包括的に理解するための枠組みとして提案されている。

  1. エゴ中心の意識(Ego-Centric): この段階では、個体は主に自己の満足、安全、欲望の達成に焦点を当てている。エゴ中心の意識は、自分自身と他者との区別が強調され、欲望の充足や安定が中心となる。この段階では、他者を自分の利益のために利用することがあり、共感や協力が限定的である。

  2. ソウル中心の意識(Soul-Centric): ソウル中心の意識では、個体はより大きな意味や目的に焦点を移し、個人の発達が精神的な探求や成長に関連している。この段階では、エゴ中心の制約から解放され、自己の本質や他者とのつながりによる共感が強調される。個体はより高次の価値や倫理を重視し、より広いコンテキストで自己を理解しようとする。

  3. コスモセントリックな意識(Cosmo-Centric): この段階では、個体は自分自身や他者、さらには宇宙全体に対する無条件の愛と共感を体験する。エゴや個体の枠組みを超越し、全体としての一体感や調和が強調される。個体は、宇宙の一部であり、すべての存在が相互に繋がっているという理解に到達する。これは非二重論的な視点に近いものとなる。

これらの段階は、トランスパーソナルな発達の進化的なプロセスを表しており、個体がより広い視野で自己と他者を理解し、精神的な成長を経験する様子を示している。

 

さらに、ウィルバーは、総合的な視点からさまざまな学問領域を統合し、人間の発達や宇宙の進化に関する包括的な理論を提唱している。

  1. 積分的アプローチ: ウィルバーは、「積分的なアプローチ」を重視しており、異なる学問領域やスピリチュアルな伝統を統合することで、より包括的で理解しやすい視点を提供することを目指している。これにより、科学、宗教、哲学、心理学などの異なる領域の知識が統一され、総合的な理解が得られると考えている。

  2. スペクトラムの理論: ウィルバーは、人間の発達や宇宙の進化を理解するために「スペクトラムの理論」を提唱している。これは、異なる次元や意識の段階をスペクトルとして捉え、それらが階層的に組み合わさり発達していくとするものである。

  3. トランスパーソナル心理学: ウィルバーは、トランスパーソナル心理学において個人の発達が超越的な次元に達する可能性を強調している。彼の理論では、個人が単なる個人を超え、より広い共感や理解、精神的な成熟を追求することが重要であるとされている。

  4. ウィルバーの「四象限モデル」: ウィルバーは、現実を四つの次元で捉える「四象限モデル」を提案している。これには、「個々の内面」「集団の内面」「個々の外面」「集団の外面」の四つの側面が含まれており、これらをトランスパーソナルな視点から理解することができる。

ケン・ウィルバーの思想は非常に複雑で包括的であり、多くの異なる分野の知識や思想を結びつけている。彼のアプローチは、個人の発達や宇宙の進化を包括的かつ統一的な視点から理解するための価値ある試みとされている。

 

なお、ケン・ウィルバーのスペクトラムの理論は、意識の進化や発達を捉えるためのモデルで、異なる次元や段階をスペクトルとして描写する。この理論は、個人や文化、宇宙全体の進化を包括的に理解するために設計されている。以下に、スペクトラムの理論の基本的な要素をいくつか説明する。

  1. 個体と集団の次元: ウィルバーのスペクトラムは、個体の発達と集団の発達の両方を捉えるために設計されている。個体の内面と外面、集団の内面と外面の4つの次元が、それぞれスペクトルとして描かれている。

  2. 個体の内面(I): この次元は主観的な経験や個々の意識に焦点を当てている。個体がどのように自己を捉え、内面的な成長や認識を経験するかが含まれる。

  3. 個体の外面(It): こちらは客観的な側面で、個体の身体や脳などの物理的な側面を指している。生物学的なプロセスや神経学的な側面がこの次元に含まれる。

  4. 集団の内面(We): この次元は、集団や社会における共同体や文化の側面に焦点を当てている。共有された価値観や信念、文化的な進化などが含まれる。

  5. 集団の外面(Its): これは集団や社会の物理的な構造や制度に焦点を当てた次元である。政治的な制度、経済的な構造、技術などが含まれる。

  6. スペクトラムの段階: それぞれの次元は、さらにさまざまな段階やレベルに分かれている。ウィルバーは、個体や社会がより高い段階に進むことでより包括的で進んだ発達を経験すると考えている。

このスペクトラムの理論は、異なる次元や段階を包括的に捉えることで、個人や文化、宇宙の発達を理解しやすくすることを目指している。ウィルバーは、これによって総合的な視点を提供し、さまざまな分野を統合することでより深い理解が得られると主張している。当方は、ここを発展させて、第1次元:個人の視点~第10次元:太陽系の視点までの10次元モデルを提唱しているという具合だ。

 

まずは、ウィルバーのトランスパーソナル心理学において一般的に議論されている段階や次元について簡単に記載しよう。

  1. エゴの解体(Ego Dissolution): トランスパーソナル心理学において、最初の段階として「エゴの解体」が考えられている。この段階では、個体のエゴやアイデンティティが崩壊し、通常の意識を超越するような経験が起こる。これにより、個人はより大きな意識の次元にアクセスしやすくなる。

  2. スピリチュアルな統合(Spiritual Integration): 次の段階では、エゴの解体を経験した個体が、新しいスピリチュアルな理解や洞察を獲得し、それを日常の生活に統合しようとする過程がある。この段階では、個体はより高い次元の自己や宇宙の一部としての統合を求めるようになる。

  3. 非二重論の認識(Recognition of Nonduality): トランスパーソナル心理学の進化の段階として、非二重論の認識が挙げられる。これは、個体が主観と客観、自己と他者、物質と精神などの二元論的な区別を越え、すべてが一つであるという理解に到達する段階である。非二重論の認識では、あらゆる対立や分離が解消され、絶対的な統一意識への認識が深まる。

これらの段階は、トランスパーソナル心理学において一般的に議論されるものであり、具体的なサブステージに関しては、個々の研究者や理論家によって異なる解釈や区分が存在する。

 

非二重論(Nonduality)は、ケン・ウィルバーやトランスパーソナル心理学において強調される重要な概念の一つである。非二重論は、二元論的な対立や区別を超越し、全体としての一体感や統合を指す哲学的・宗教的な視点である。

  1. 全体性と統合: 非二重論は、あらゆる対立や分離を超越して全体性を認識する立場である。これは、主観と客観、自己と他者、物質と精神などの二元的な区別が見えなくなり、すべてが一つであるという認識を指す。個体や物事の本質が絶対的な一体性に基づいていると理解される。

  2. 直観的な体験: 非二重論の認識はしばしば、言葉や概念では十分に表現しにくい直観的な体験と関連付けられる。これは、論理や言語を越えた、直感的で無言の認識であるとされている。多くのスピリチュアルな伝統では、この非二重論的な体験が最高の覚醒や解放の境地であるとされている。

  3. エゴの解体: 非二重論の認識に到達するためには、エゴや個体のアイデンティティが解体されることが必要とされることがある。エゴの解体により、個体は限定された自己観念を超越し、より広い宇宙的な自己へと覚醒するとされている。

  4. 宗教的・哲学的伝統への関連: 非二重論のアイディアは、さまざまな宗教や哲学の伝統において見られる。たとえば、ヒンドゥー教のアトマン(絶対的な自己)とブラフマン(宇宙の根源)の一体性、仏教の空(Sunyata)の概念などがこれに関連している。

非二重論の認識は、トランスパーソナル心理学やスピリチュアリティにおいて、人間の発達の高い段階や意識の進化において重要な位置を占めている。そして、ケン・ウィルバーの理論では、個人の発達や宇宙の進化に関する統一的な視点から理解するための進化の最終段階を、しばしば「統合」や「非二重論的な認識」に結びつけている。

  1. 統合と非二重論的な認識: ウィルバーは、進化の最終段階として個体や宇宙が「統合」され、非二重論的な認識が達成されると考えている。これは、すべての対立や分離が解消され、絶対的な一体性が理解される境地を指す。個体のエゴが解体され、無条件の愛や理解が発展するとされている。

  2. 無条件の愛と理解: ウィルバーは、統合された意識が愛と理解の境地に到達すると述べている。これは、他者との区別がなくなり、無条件の愛が生まれ、すべての存在が一つであることを理解する境地を指す。この段階では、個体がより高次元の共感と調和にアクセスできるとされている。

  3. エクスパンションと創造性: 統合された段階では、個体はより高い次元のエネルギーや創造性にアクセスし、より包括的で創造的な存在となるとされている。これは、個体が自己を超越し、宇宙の進化と共鳴する境地を示唆している。

総合的に言えば、ウィルバーの理論では、進化の最終段階は個体と宇宙が非二重論的な視点から統合され、無条件の愛や理解が発展し、創造性やエクスパンションが現れるとされている。ただし、これはあくまで理論的な観点であり、実際の個体差や文化的な影響も考慮する必要がある。


当方の生命体理論

次に、生命体組織における発達段階について、すこしおさらいの意味で今一度記載する。組織も人間同様の発達段階があり、上記と同じようなことが言えるのだから。なお、当方は”次元”と”波動レベル”を別と考えている。ここが混同しないように気をつけてもらいたい。次元はあくまで”視野”であり、波動レベルは”レベル”なのだから。ただ、レベルが上がれば視野も広がるのは事実だから、混同しがちだが、当方は別と考えてそれぞれを追いかけていく。

◯生命体組織における次元

・1次元:人間という生命体

・2次元:部署・チームという生命体
・3次元:会社という生命体
・4次元:業界・団体という生命体
・5次元:産業という生命体
・6次元:日本という生命体
・7次元:世界経済という生命体
・8次元:人類という生命体
・9次元:地球という生命体
・10次元:太陽系という生命体

 

という各次元での生命体組織が存在しているとみなすと、それぞれで同じように波動レベルがあり、その波動レベルの行動が行き来しているかが、見える化できるということだった。つまり、各次元ごとに設定した生命体組織が、いまどの波動レベルにあるのかは、愛記システムで見える化できるということだ。生命体組織内で、メンバーがどのレベルの行動をたくさんしているかで、生命体組織のレベルが決まってくるのだ。

 

 このようにして自分自身のレベルが見える化できれば、愛の行動のモチベーションとなり、次から次へとより高いレベルに到達できるよう、行動していくのだろう。これが、地域活性化の本来の姿だ。そう、地域活性化とは、お金をばら撒いて、経済を動かせばそれが活性化だ!と思っていたら大間違いだ。そうではない。確かに、明石市の泉市長は子供にかかる費用を無償化することで、多くの若者夫婦を呼び込むことに成功し、高齢化しつつあった明石市を、若者夫婦や子供たちであふれかえる街に10年かけて変貌させた。

 

では、若者は未来であり、活性化の源泉なのか?というと、そうとも言えない。サンパウロなどの街は若者であふれかえっているが、犯罪も横行している。つまり、波動レベルが低いので、愛の行動のLv1か2くらいしかできない人が多い。だからこそ、街全体の、そうサンパウロという生命体組織の波動レベルが1か2あたりにあるということだ。そのレベルが大半を占めているということだ。

 

逆に言うと、アメリカのセドナという街は富裕層であふれかえっているが、犯罪は全く無い。皆がとても穏やかな人々だらけだ。これは、街全体の、そうセドナという生命体組織の波動レベルが8か9かという極めて高いレベルにあるため、そのレベルの愛の行動が大半を占めるのだ。だからこそ、セドナの街全体のレベルもそのレベルになっていくということだ。これも街の活性化といえるだろう。

 

そう、市町村の地域活性化とは、単純に若者を呼び込むことだけ!と考えてはいけない。そうではない。活性化とは、つまりは波動レベルを上げることなのだ。日本国という生命体の波動レベルが6から7あたりだとすると、コンゴやナイジェリアなどの波動レベルは2から3あたりかもしれない。つまり、コンゴやナイジェリアにとって、日本国はとても活性化した憧れの国ということになる。これはアメリカも同様かもしれない。アメリカも波動レベル5あたりかもしれないので、日本は格上なのだ。だからこそ、日本をどうしても属国のように扱いたいのだ。ジェラシーからなのか、気になって仕方ないのだ。本当は日本国に憧れているのかもしれない。

 

これで分かったと思うが、地域活性化とは、波動レベルを上げることなのだ。今の加賀市が波動レベル3あたりにあるので、波動レベルを上げるとは、レベル4か5あたりを目指せば、活性化した!という評価になるのだろう。そう、愛記システムを導入することで、レベル4か5の愛の行動がたくさん成されていき、加賀市全体が波動レベル4か5になれば、愛記システムを導入した意義がある!という評価がなされるのだろう。

 

このように、今の状態から1つか2つ上のレベルに行くことを活性化と呼ぶのが正しいのだろう。まあ、活性化というよりは成長という言葉の方が正しいのだろうが。幸い、日本国は今、成長の真っ只中にいる。波動レベル6だった過去から7へと移行しつつある。波動レベル7とはティール社会ということだ。指揮命令しないと動かない社会から、自ら考え、自ら動いていくティール社会へと移行しつつあるのだ。そんな日本国の成長を見ていて、成長していない国々は、ジェラシーなのだろう。フランスなどは歴史ある国だが、過去にばかり囚われ、成長していけない。ティール社会のような人々がレベル7の愛の行動をやり取りするような社会にはまずならない、程遠いだろう。

 

60才以降の目標設定

先に、キャリアコンサルティングについて記載してきたが、ティール組織になれば生涯現役ということもありえる。60才で定年というピラミッド型社会では考えられないが、ティール型社会であれば100才定年がありえるのだ。60才以降の目標を設定する場合、しっかりと未来を見える化することが重要である。目標は見えるようになれば、達成しやすいのであり、逆に見えないと、何となく漠然とした目標になってしまうのだから。60代以降の目標を設定するにあたり、最も重要なのが、”魂”についての知識である。その魂はというと、宇宙から地球へとやって来る。その宇宙はというと、太陽系や、さらに遠くの銀河系など広大だ。どのあたりの宇宙からやって来たかによって、少し魂の性質も異なるようである。

わざわざ地球にやってくる理由は、魂のレベルをあげたい、つまりは修行のためであり、わざわざ波動レベルの低い地球にやってきて、自らのレベルを向上させるための機会を模索してやってくるのであった。

 

60才以降になると、人生の方向性がさらに変わる。レール⇒老年レールという方向性に変わっていくのであった。そして発達課題は第8段:統合という課題に取り組む時期になる。いよいよ難易度がグンと上がり、この課題をクリア出来ない人が続出する。クリア出来る人はほんのわずかの人だけになってしまうのだ。

 

このように生涯レール ⇒ 老年レールへと変化していく60代は、方向性が変わるのだが、単純に変わるだけでは終わらない。生活様式から思考方法まで、ありとあらゆるものを変えていかねばならない。なぜなら、根本的なものが変わるからだ。それが下記だ。

 

■”お金” ⇒ ”愛”への変遷

60才以降になってくると、お金・物欲⇒ 愛・精神欲 というものに変わっていく。いつまでも”お金”に拘っていると、発達課題第7段、8段、9段という高次の段位の課題をクリア出来ないのだ。なぜなら、日々行うべき行動のレベルの変遷を見ていけばわかることだ。このようなレベルにまで到達せねば、波動レベル7、8、9を維持できないのだから、そうとう愛のレベルをあげていかねばならないことが理解出来るだろう。

愛の行動レベル5、6と比べても、愛の行動レベル7、8がとんでもなく高いレベルであることは理解出来るであろう。これを日々やっていかねば、波動レベル7、8が維持できないのだ。だからこそ、60代以降は”お金”というものを追い求める思考から、”愛”というものを追い求める思考へと変わっていかねばならないのだ。

”お金”という通貨の場合、各国の政府に通貨発行権はない!経済が厳しいので、お金をバラ撒いて経済を安定させたい。だから“お金を発行して!”という依頼を中央銀行にするのみであろう。この依頼を受けて、各国の中央銀行は“管理者”に問い合わせ、お金を発行(通貨の量を増やす)して良いかを確認する。この管理者こそが、ロスチャイルド家であり、全世界の中央銀行を一手に管理しているのである。

 

それゆえ、世界経済は中央集権的構造なのである。ロスチャイルド家による全世界統治システムである金融システムなるものが既に構築されており、この金融システムにて世界経済は動いている。言わば第5段の達成型組織の構造をとっているのだ。取締役会に相当するのがロスチャイルド家であり、社長に相当するのが中央銀行であり、各カンパニーに相当するのが各国ということであろう。

 

一方、通貨:愛というのは、第8段の組織形態にて流通する通貨である。第8段の組織ともなると、第7段:進化型組織(ティール組織)のさらに1つ上の組織形態となるのであり、分散型組織の形態をとるのだった。まさにブロックチェーン組織のような構造をとる。

この場合の通貨:愛の発行権は誰が持つのか?というのが気になるであろう。通貨発行権を持つ者こそが、組織をコントロールする張本人なのだから。第5段の達成型組織の場合はロスチャイルド家がその発行権をコントロールしていた。では第8段のブロックチェーン組織の場合は、誰なのか?それは、各個人ということだ。

結局は、第6段、第7段、第8段と順番に発達課題をクリアしていけば愛の量、つまりは精神エネルギーは増していくのであり、無限に”愛”という通貨を発行できるようになる。一方、発達課題をクリア出来ていない人は、どうしても”愛”という通貨を発行するエネルギーが弱く、なかなか発行できない。そう、精神エネルギーが弱いのだ。

 

結局は、発達課題をクリアし、愛の行動をし続け、波動レベル7、8という高次の波動レベルを維持しているような人は、とてもエネルギーに満ちており、いくらでも人に奉仕できるのだ。波動レベルが低い人にとって、そんな自己犠牲ばかりしていて何が楽しいの?そんな人の事より自分の事を優先するわ!などという発想になり、決して人のために何かをしよう!などと思わないのだ。それほど波動レベルが高い人の思考は違うということだ。愛に満ちているのだ!

 

いかがであろうか。これが60代以降のメイン思考である”愛”についてであった。思考方法をまったく変えていかねばならないので、今までと生き方が180°変わるということだ。さもなくば、”お金”の支配からは逃れられない。波動レベル5,6からレベルアップが見込めないということだ。ここまで理解出来れば、いざ、60代以降の目標設定に近づく。

 

あとは、未来を予想せねばならない。未来の環境にあわせて、自分がどのような役割をこなせるかを具体化していかねば、目標設定ができないのだから。そう、未来を見える化することが重要なのである。そこで、当方なりに未来を予測してみたのを下記に記載する。

このような未来であるかどうかは不明だ。しかし、このような未来になる可能性が高い。それゆえ、60代の目標設定をする際には、このような未来になるという仮定で、目標の設定をしてみる。

上記のような未来でポイントになるのが、アンドロイドの存在だ。多数の映画でも放映されているように、未来はアンドロイドとの共存がほぼ確実視されている。そのようになった時、人間とアンドロイドの差は何なのだろうか?ここをもっと掘り下げていかねば、人間がAIに取って代わられることになりかねない。

 

なにせ、人の寿命が120才になっており、100才越えても仕事をしているかもしれず、それを可能にする技術である、脳を電脳化する時代になっており、脳にICチップを埋め込み、記憶や思考を電脳化する。体も、疑体化され、運動機能があがり老人でも不自由なく動ける。アンドロイドと人の区別が困難な時代になるのであろう。その時、人とはなんだろうか?人の定義を再認識することが重要になる。人にできて、AIには出来ないことが人が生き残る分野なのであろう。それが10の人材像というわけだ。

この10の人材像を活かし、生涯どのような職業に就けば良いのか、60才以降どのような仕事をすれば幸せを感じるのであろうか、そこを追求していきたいのだ。今できることの延長戦に仕事があるのか?それとも、もっと別な仕事になるのか?60才以降の仕事はそういった方向性を考えて設定することになる。

 

 

いかがであろうか。未来が見えてきたであろうか。ここまで未来が見えれば、もう60代の目標設定まであとわずかだ。自分なりの未来で構わない。未来なので正解なんてないのだから、自分なりの未来に向けて、目標の設定をしていけば良いのだから。その助けとなるのが”愛”であり、”愛貨”であり、”愛記システム”であるということだ。