先までは、"愛記"についての記載で、どのようにブロックチェーンSNSに組み込んで実装していけばよいのか、概念的なところからアプローチ方法を記載していった。大まかな概念としてはひとまず終えた。次は、ブロックチェーンの概念設計といえるところまで、基本設計書に着手できるようなところまで、概念を具体化していきたい。
地域経済の評価項目について⑥
先に個人の評価項目について記載した。今度は、地域経済の評価項目について見ていきたい。愛貨という通貨の性質を考えれば、地域経済をまったく違う視点で見ていくことになる。世界は金本位制から始まり、通貨発行権を駆使して金利を設けて経済を動かしてきた。今からの時代は、当方が考えている愛貨が経済を動かすだろう。それは、行動本位制と呼ばれ、愛の行動をしたら愛貨がやりとりされ、その愛の行動が実経済も動かすという理論。だから、行動量を10倍にすれば、実経済も約10倍になるということ。これを経済学的に証明していきたい。そのためにも、愛貨の経済圏の評価制度の構築を通じて、愛貨が地域社会に与えるポジティブな影響を定量的かつ定性的に評価することを考えてみる。
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愛貨の経済効果指標:
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愛貨取引量指標 (ATV): 愛貨の取引量を示す指標である。
ATV=愛貨取引総額/地域内総生産(GDP) -
愛貨の流通速度指標 (AVV): 愛貨が地域内でどれだけ速く回転しているかを示す指標である。
AVV=愛貨取引総額/愛貨の流通量
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社会的結束力指標:
- 愛貨関連協力指数 (ACCI): 地域社会の結束力を示す指標である。
ACCI=愛貨関連の協力関係数/地域内総人口
- 愛貨関連協力指数 (ACCI): 地域社会の結束力を示す指標である。
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共感性指標:
- 愛貨共感性指数 (ASI): 地域内での共感性を示す指標である。
ASI=愛貨取引者の共感行動数/地域内総人口
- 愛貨共感性指数 (ASI): 地域内での共感性を示す指標である。
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社会的責任指標:
- 愛貨社会的責任指数 (ASRI): 地域社会への責任を示す指標である。
ASRI=愛貨関連の社会貢献行動数/地域内総人口
- 愛貨社会的責任指数 (ASRI): 地域社会への責任を示す指標である。
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地域内貿易指数 (AIT): 地域内での愛貨の取引による地域内貿易の活性度を示す指標である。
AIT=地域内愛貨取引総額/地域内総生産(GDP) -
地域外貿易指数 (AET): 地域外との交流において、愛貨がどれだけ活用されているかを示す指標である。
AET=地域外愛貨取引総額/地域内総生産(GDP) -
愛貨所得格差指数 (AIHI): 地域内における愛貨の所得格差を示す指標で、愛貨の所得の分散具合を示す。 AIHI=愛貨所得の標準偏差/愛貨所得の平均
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愛貨価値指数 (AVI): 地域内での愛貨の価値の安定性を示す指標で、価値の変動が少ないほど高い値となる。 AVI=価値変動の標準偏差/価値の平均
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愛貨利用率 (AUR): 地域内の人々が愛貨をどれだけ利用しているかを示す指標である。
AUR=100×愛貨取引量/総取引量
これらの指標を利用することで、愛貨の経済圏が地域経済に与える影響をより詳細に評価することができる。
・地域内貿易指数 (AIT): 地域内での愛貨の取引による地域内貿易の活性度を示す指標
AIT(地域内貿易指数)は、地域内での愛貨の取引による地域内貿易の活性度を示す指標である。この指標は、地域経済の評価や分析に役立つ。
- AITが高い場合、地域内での愛貨取引が活発であることを示し、地域経済が活性化している可能性がある。これは、地域内の企業や個人が地域内での取引を促進し、地域全体の経済活動が活発化していることを示唆している。地域内での取引が活発化すると、地域経済の成長や雇用の増加、地域社会全体の繁栄につながることが期待される。
- AITが低い場合、地域内での愛貨取引が活発ではないことを示し、地域経済が停滞している可能性がある。これは、地域内の経済活動が低迷しており、地域経済全体に悪影響を与える可能性があることを示唆している。地域経済の停滞は、雇用の減少や地域社会の衰退につながる可能性がある。
したがって、AITは地域経済の活性化や停滞の状況を把握し、地域経済政策や地域振興策の策定に役立つ。地域経済の健全性や持続可能性を評価する際に、AITは重要な指標となり得る。
■地域経済評価項目・AIT専用API
このAPIを使用すると、地域内貿易指数(AIT)を計算するためのバックエンドが提供される。update_total_love_currency_tradeエンドポイントとupdate_gdpエンドポイントを使用して地域内愛貨取引総額と地域内総生産(GDP)を更新し、calculate_aitエンドポイントを使用してAITを計算および取得できる。
from flask import Flask, jsonify, request
app = Flask(__name__)
# 地域内愛貨取引総額と地域内総生産(GDP)を保持する変数
total_love_currency_trade = 0
gdp = 0
# セキュリティトークン
SECURITY_TOKEN = "your_security_token_here"
# 認証デコレータ
def requires_auth(f):
def decorated(*args, **kwargs):
token = request.headers.get('Authorization')
if not token or token != f"Bearer {SECURITY_TOKEN}":
return jsonify({'error': 'Unauthorized'}), 401
return f(*args, **kwargs)
return decorated
@app.route('/update_total_love_currency_trade', methods=['POST'])
@requires_auth
def update_total_love_currency_trade():
global total_love_currency_trade
try:
data = request.get_json()
total_love_currency_trade = float(data.get('total_love_currency_trade', 0))
return jsonify({'message': 'Total love currency trade updated successfully'})
except Exception as e:
return jsonify({'error': str(e)}), 400
@app.route('/update_gdp', methods=['POST'])
@requires_auth
def update_gdp():
global gdp
try:
data = request.get_json()
gdp = float(data.get('gdp', 0))
return jsonify({'message': 'GDP updated successfully'})
except Exception as e:
return jsonify({'error': str(e)}), 400
@app.route('/calculate_ait', methods=['GET'])
@requires_auth
def calculate_ait():
global total_love_currency_trade, gdp
try:
if gdp == 0:
return jsonify({'error': 'GDP is not available'}), 400
ait = total_love_currency_trade / gdp
return jsonify({'ait': ait, 'total_love_currency_trade': total_love_currency_trade})
except Exception as e:
return jsonify({'error': str(e)}), 500
if __name__ == '__main__':
app.run(debug=True)
このAPIでは、/update_social_contribution_actions エンドポイントを使用して、愛貨関連の社会貢献行動数を更新できる。また、/calculate_asri エンドポイントを使用して、ASRI(愛貨社会的責任指数)を計算し、結果を取得できる。
■地域経済評価項目・ASI分析バックエンドプログラム
以下は、DApps側のPythonプログラムである。セキュリティトークンを使用して認証を行い、API経由で分析結果を取得するようになっている。
import requests
# セキュリティトークン
SECURITY_TOKEN = "your_security_token_here"
# APIエンドポイント
API_URL = 'https://your_api_url/calculate_ait'
# セキュリティトークンを使用して認証を行い、API経由で分析結果を取得
def get_analysis_result():
try:
response = requests.get(API_URL, headers={'Authorization': f'Bearer {SECURITY_TOKEN}'})
if response.status_code == 200:
result = response.json()
return result
else:
print(f"Failed to get analysis result. Status code: {response.status_code}")
return None
except Exception as e:
print(f"An error occurred: {e}")
return None
# 分析結果を取得して表示
analysis_result = get_analysis_result()
if analysis_result:
print(f"AIT: {analysis_result.get('ait')}")
print(f"Total love currency trade: {analysis_result.get('total_love_currency_trade')}")
このプログラムは、地域内貿易指数(AIT)の分析結果を取得するためのバックエンドプログラムである。以下にプログラムの概要と各部分の解説を示す。
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セキュリティトークンとAPIエンドポイントの定義
- SECURITY_TOKEN: APIへの認証に使用するセキュリティトークンを定義する。
- API_URL: AITを計算するAPIのエンドポイントを定義する。
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get_analysis_result関数
- get_analysis_result関数は、セキュリティトークンを使用してAPI経由でAITの分析結果を取得するための関数である。
- requests.getメソッドを使用してAPIにGETリクエストを送信し、セキュリティトークンをヘッダーに含める。
- レスポンスのステータスコードが200(成功)の場合、レスポンスのJSONデータを取得して返す。それ以外の場合はエラーメッセージを表示してNoneを返す。
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分析結果の取得と表示
- get_analysis_result関数を使用してAITの分析結果を取得し、取得できた場合は結果を表示する。
- AITの値と地域内の愛貨取引総額(total_love_currency_trade)が表示される。
このプログラムを実行すると、セキュリティトークンを使用して認証を行い、API経由でAITの分析結果を取得し表示する。
いかがであろうか、これが地域経済評価項目・AITについてであった。愛貨取引が活発である地域では、おそらくその地域の経済活動全体が活発である可能性が高いと考えられる。愛貨取引が盛んな地域では、地域内でのビジネスやサービスの活性化、地域経済の発展が進んでいる可能性がある。そのため、AITとお金の地域内貿易指数の間には一定の相関があると考えられるが、具体的な相関関係は地域の特性や状況によって異なる可能性はある。いずれにしても、AITが重要な指標であることには変わりない。