先までは、"愛記"についての記載で、どのようにブロックチェーンSNSに組み込んで実装していけばよいのか、概念的なところからアプローチ方法を記載していった。大まかな概念としてはひとまず終えた。次は、ブロックチェーンの概念設計といえるところまで、基本設計書に着手できるようなところまで、概念を具体化していきたい。
先に評価項目について記載した。評価を設計するに際し、コンピテンシーなる標準行動を考えていくべきなのであろう。この標準行動をとるような人が設計のモデルとなり、そこからどれほどバラつくかを設計していくことで良いのだろう。
・”ゆらぎ”件数:3件/月以上
・対象相手:偏りすぎないこと
・次元:偏りすぎないこと
・波動レベル:偏りすぎないこと
・愛の行動量:30回/月以上
これらの状態を見える化する、つまりはフィードバックすることがなによりも、落ちていることを自分に気づかせる手段なのであり、”愛記”により、一目瞭然となるのである!とても分かりやすいフィードバックであるので、自己理解ツールにもなり得るだろう。
◆ブロックチェーンSNSの広告について
ブロックチェーンSNS上に、ページ(Facebookページのようなもの)を作成できるようにする。それは各次元毎に作成可能であり、各次元毎の生命体組織の在り方、活性化方法、具体的な愛の行動、運営管理、などについて議論するコミュニティのような機能を設けたい。
このページ内で、投稿がいくつもなされていくことになり、それに対する”いいね!”機能もあれば、”シェア”機能もあれば良いだろう。
さらに、チーム(Facebookページ内でチームが作れるようなイメージ)も作成でき、公開チーム、非公開チームが選択できるのであれば、仕事でもプライベートでも使えるのだろう。何せ市町村が母体(運営は民間企業)となるブロックチェーンSNSゆえに、機密性も十分に兼ね備えているため、非公開チームとして仕事でのやりとりをこのSNS上で行うこともできるだろう。今のFacebookやLINEは民間企業なので、これらのSNS上で仕事のやりとりをすることは機密上はやや危うく嫌煙されてきた。しかし、愛記システムなるブロックチェーンSNSであれば、機密性も十分確保できるので、仕事でのやりとりも出来うるということだ。
そして、広告宣伝(Facebookにおける広告宣伝と同様なイメージ)も、公益性があるものに限るが可能にしたい。広告宣伝を出す企業側の一番のメリットは、市町村に在住の住民全員+拠点がある全企業に広告を配信できるということだ。マイナンバーカードと紐付けられた実在の本人が保証されているということだ。今のFacebookのように偽アカウントが横行しているようなSNSでは、本当にそこに広告が届いているのか?海外からの成りすましじゃないのか?という猜疑心が湧くし、実際にさほどの効果が得られないという声も多い。しかし、愛記システムなるブロックチェーンSNSであれば、実在の本人が保証されているので、後はいかに見てもらえるような広告内容にするかどうかに注力すれば良いだけなのだからメリットは多大だと言える。
なお、広告宣伝に規制はかけたい。SNSの投稿欄にずらりと広告が並んでしまうと、誰もSNSに投稿しなくなるばかりか、見ることさえ嫌になるのだから。投稿量に比例した広告枠というような仕組みを導入し、一定以上の広告が並ばないように仕掛けもきちんと作っておきたい。
ブロックチェーンSNSに広告を組み込む際の仕組みを設計するには、以下の手順や考慮事項が考えられる。ブロックチェーン上での実装は複雑であり、具体的な実現方法は使用するブロックチェーンプラットフォームに依存するが、簡単な設計のアイディアを示す。
1. スマートコントラクトに広告情報を格納:
広告情報を格納するスマートコントラクトを設計し、広告主が広告を登録できるようにする。広告情報には以下が含まれる可能性がある。
- 広告主のアドレス: 誰が広告を出稿しているか
- 広告コンテンツ: テキスト、画像、リンクなどの広告内容
- 表示条件: 広告の表示条件や期間
struct Advertisement {
address advertiser;
string content;
uint256 startTime;
uint256 endTime;
}
mapping(uint256 => Advertisement) public advertisements;
uint256 public adId;
function createAdvertisement(string memory content, uint256 startTime, uint256 endTime) external {
require(startTime < endTime, "Invalid time range");
adId++;
advertisements[adId] = Advertisement(msg.sender, content, startTime, endTime);
}
}
2. ユーザーによるブロックチェーンSNSの閲覧:
ユーザーがSNSを閲覧する際、スマートコントラクトから取得した広告情報を元に、広告を表示する。広告はユーザーのコンテンツと一緒に表示されることがある。
3. ユーザーによる広告への反応:
ユーザーが広告に反応した場合、例えばクリックや特定のアクションを起こした場合、これをスマートコントラクト上で取得し、広告主に対して報酬を提供する仕組みを導入する。
4. 広告主による支払い:
広告主は広告を掲載するために一定の通貨を支払う。支払いはスマートコントラクト上で処理され、表示された回数やユーザーの反応に基づいてコストが計算される。
contract AdvertisementContract {
// ... 他のコード ...
function payForAdvertisement(uint256 adId, uint256 amount) external payable {
// 広告主が支払いを行う処理
// (広告のクリック数や表示回数に基づいて計算した金額がamountと一致することを確認)
require(msg.value == amount, "Incorrect payment amount");
// ここで広告主に支払いを行う処理を実装
}
}
5. インセンティブ:
ユーザーが広告に反応することによって得るインセンティブを設けることで、広告への反応を促進する。例えば、特定の条件下で広告をクリックしたり、商品を購入した場合にユーザーにトークンを付与するなどが考えられる。
6. プライバシーの考慮:
ユーザーのプライバシーを保護するために、個々のユーザーに対するターゲティング広告には注意が必要である。匿名性を確保する方法や、ユーザーの選好に基づく広告の表示方法を検討する。
以上が簡単な広告組み込みの仕組みの設計アイディアである。ただし、実際の実装はプロジェクトの要件や利用するブロックチェーンプラットフォームによって異なる。広告がフィードに適切に表示され、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためのルールも必要になる。以下のルールは、Facebookなどの主要なソーシャルメディアプラットフォームで一般的に採用されているものであるので、参考にしたい。
-
頻度制限:
- ユーザーが同じ広告に過剰に露出されないように、特定の期間内に同じ広告が表示される頻度を制限する。
-
広告の品質評価:
- 広告の品質が低いと判断される場合、表示回数を制限したりランキングを下げたりする仕組みを導入する。
-
ユーザーの関心に基づくターゲティング:
- ユーザーの興味や行動に基づいて広告を表示することで、広告がユーザーにとって有益で興味深いものとなる。
-
コンテンツの多様性:
- フィードに表示される広告の内容やフォーマットを多様化し、ユーザーに適度なバラエティを提供する。
-
広告とオーガニックコンテンツのバランス:
- フィードに表示される広告とオーガニックなコンテンツの割合を調整し、広告が支配的にならないようにする。
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広告のクリック率と関与度に基づくランキング:
- ユーザーが広告にどれだけ反応しているか(クリック率やコメントなど)に基づいて、広告の表示ランキングを調整する。
-
ユーザーのフィードバックの考慮:
- ユーザーが広告に対してフィードバックを提供できるようにし、そのフィードバックを広告の表示に反映する。
-
地域や文化に合わせた配信:
- ユーザーの地域や文化に合わせて広告を配信し、地域特有のニーズや関心に応える。
-
期間限定キャンペーン:
- 広告主が期間限定で特別なキャンペーンを実施する場合、それに応じて広告の表示頻度を調整する。
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不適切な広告のフィルタリング:
- 不適切な広告(例: アダルトコンテンツ、差別的な広告など)をフィルタリングし、表示を禁止する。
これらのルールは、広告主とユーザーの双方にとって公平で良質なエクスペリエンスを提供するためのものである。実際の広告システムでは、これらのルールを適切に組み合わせ、柔軟に調整することが求められる。
このように、ブロックチェーンSNSがまるでFacebookであるかのように同様な機能があれば、多いにブロックチェーンSNSは活性化するだろう。しかも偽アカウントを作りようがないので、全員が市町村に実在の本人であるので、SNSの投稿も洗練されてくるだろう。そして愛記システムへの申し込みは基本は全住民が行う。何せ、市町村における所得税減税や法人税減税サービスにリンクするのだから、全住民が公平に申し込みするように、市町村の窓口で案内するようにしたい。
それゆえ、ブロックチェーンSNSには基本は市町村の全住民が居る状態となる。SNS投稿欄を見るか見ないかは、その人次第なのだが、愛の行動は全員がほぼ行うために、愛貨の設定画面や月次集計画面などは頻繁に閲覧するのだろう。その流れでSNSも閲覧するだろうし、ページやチームの投稿も閲覧するのだろう。これが基本導線となる。
このような導線の設計は、店舗での導線設計とおなじだろう。店舗ではいかにお客を回遊させるかが勝負となる。その際にどのような場所にどのような商品を陳列するかが導線設計のカギになる。同じように、愛記システムなるブロックチェーンSNSも、どの場所にどのサービスを設置するか、どうやってSNS投稿欄へたどり着くか、などの導線設計はきちんとやっておきたい。
そして投稿がきっかけで、”ゆらぎ”を発足しよう!という話になったり、仲間ができたり、していくことになる。その時に、各次元の生命体組織の”役割”を設定したことが生きてくる。どの部位の役割を何に設定したのかを議論することで、その人の思想や思いが議論されることになる。一緒に仲間としてやれるような思想かどうか、そこでも確認できるだろう。
結局、起業する際に、パートナーとなってくれる人を選ぶ際に、本当に信頼できると思ってパートナーとして起業しても、後々に思想の違いで分かれてしまうケースは多い。それならば、最初から思想が合致する人と一緒にやっていきたい!と思うのは当然だろう。その思想って、漠然と議論しても広すぎて良く分からない。次元を絞って、その次元についてどのような思想をもっているか?ということを議論した方がより具体的になる。この時に各次元の生命体組織の”役割”を設定したことが生きてくるという具合だ。
いかがであろうか、これがブロックチェーンSNSについて、各次元の生命体組織の役割について、であった。ここはとてもイメージしやすいであろうし、実際にいろんなオプションや機能を要求されるだろう。システム設計も頻繁に更新していかねばならない部分かもしれない。