オンボーディングについて 概要 | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先からオンボーディング・プロセスについて

記載してきたが、概論として、衝動型~続・

進化型までの取り組み方を並べてみた。

上記をみて分かるとおり、進化型Lv7と、

続・進化型Lv8の組織は、かなり時間が

かかる研修内容になっている。つまりは、

オンボーディング・プロセスに多大なる

時間をかけると言うことだ。

 

極端なのは、達成型Lv5の組織だ。

このレベルでは、チームワークという

よりも、個人の絶対的な能力を重視し、

圧倒的なスキルを持つ即戦力を雇う傾向

がある。未経験での中途採用はかなり

難しいと言うことだ。

それゆえ、極端にオンボーディング・

プロセスにおける研修時間が短く、すぐ

現場に配属され、現場での必要な教育が

なされるのみであるから驚きだ。

 

それに比べ、進化型Lv7のティール組織

は、かなり長い時間を割く。それは先に

も記載した通り、6ヶ月近くも研修に

時間をかけるのだ。

そしてオンボーディング・プロセスでの

最後は、演劇(インプロ)研修がなされ、

実際の演劇を発表してもらうことになる。

舞台に立って、大勢の人々の前で、役者

として演技してもらうのであるから大変

なのだ。

 

このオンボーディング・プロセスを卒業

して、ようやく現場に配属される。

ここまでする意味は、それほどLv6まで

の組織とは違うため、その違いを研修す

るのに時間がかかるということだ。

 

オンボーディング・プロセスを卒業して

現場に配属される誰もが、俳優並みの

風格や演技力や精神性が身についている

ということになる。

なぜそこまでする必要があるかというと、

”役割”を担ってもらうには、その役割毎

に機能が全く異なり、それらを複数担う

ためにも、俳優並みの風格や演技力や

精神性が必要となるからなのだ。

それほど全10の役割は、機能が違うの

であり、それらを複数こなせるようにな

るのは簡単ではないのだ。