60兆もの細胞とやり取りするシステムとは? | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先に膵臓の役割について記載したが、

もう少し続けて記載していきたい。

 

先に過去情報についての分析という

膵臓の役割について、コマツのICT

建機によるスマートコンストラクション

の事例を記載した。

リアルタイムで、パーツが受発信して

いることで、世界中のどこからでも、

管理者が入っていって、分析したり

アクションを起こすことができるように

なっている。これと同じような仕組み

が、膵臓の仕組みであり、各細胞が

アポトーシスという死を迎え、それに

代わる細胞が新たに役割を担うため、

骨髄の幹細胞から分化して細胞が

作り上げられるが、周囲の細胞や、

器官、器官系の協力があって初めて

出来うることである。周りが、ここだよ

と新たな細胞に場所を教えたり、形

を教えたり、役割を教えたりしている

のである。この統括管理を行ってい

るのが膵臓という訳だ。

 

過去情報については、コマツの事例

を参考にすれば良いということが、

理解できた。しかし、それだけでは

ないのが膵臓のすごさである。

他には”役割”の管理、”エネルギー”

の管理などを行っている。

今回は、”役割”の管理について見て

いきたい。

 

人体のほぼすべての細胞は4ヶ月

程度で入れ替わる。では、その入れ

替わりのタイミングはどのようにして

なされているのであろうか?

一口に新陳代謝といっても、細胞が

入れ替わるサイクルは、部位によっ

て大きな差がある。

最も短いのが腸管の上皮細胞。

3~4日でつくられて吸収などの機能

を担うが、1~2日で役目を終え、便

として排出される。一方、長いのは骨。

古くなった部分が壊されて、新生され

るまでに約5カ月を要する。その周期

を繰り返し、成長期では約2年で全身

の骨が入れ替わるといわれている。

 


細胞レベルでは、健康でいる限り、

体は毎日、見えないところで変化し

続けているのである。

 

一般的に新陳代謝のスピードは、

中高年になると低下していく。そうなる

と、古い細胞の老廃物などが体内に

残りやすくなり、その影響が体の変化

として表れてくる。しかし、同じ年齢で

も見た目の年齢が人それぞれ違うよ

うに、体の変化にも大きな個人差が

ある。では、その差を決めるのは何で

あろうか。遺伝と環境がかかわり合っ

ていると考えられており、その比率は

遺伝的要因が約2割、環境的要因が

約8割といわれている。

その差を生む環境因子を決めている

のが、毎日の生活習慣。偏食や喫煙、

睡眠不足、運動不足、ストレスの多い

生活は、新陳代謝力を低下させること

がここからも分かる。日ごろから、健康

的な生活習慣を続けているかどうかで、

体内の部品交換の進み具合が変わる。

その積み重ねが、数年後、数十年後

の見た目の年齢を決めるといえる。

 

このように、細胞は入れ替わるのだ。

同じように、会社でも人は入れ替わる

のである。そこをどう管理していくかが、

ポイントになってくるのだ。

体内のあらゆる組織において、それを

構成する細胞は定期的に古いものから

新しいものへと更新されていく。正常の

老化のみならず粘膜傷害などの外傷

の際に組織修復が生じるときにも、

組織に生後とどまっている組織由来

の幹細胞または血液を介して組織に

やってくる幹細胞かのいずれかあるい

は両方がこの機序を生じさせていると

考えられる。

その幹細胞は、成人の場合は骨髄に

留められており、その骨髄に指令を出

すのが膵臓だと考えられている。よって、

記憶は骨髄で保管されているのであり、

データベースのような役割であろう。

それを膵臓が全身の細胞の状態など

を鑑みながら指揮して、データベース

から必要なデータを取り出すよう指示

するのである。

 

 

これをリコー三愛グループにて考えて

見てみよう。

膵臓の役割はリコーテクノロジーズで

あった。そして内分泌系の要となる血液

の管理を行っている腎臓の役割を担っ

ているのがリコーITソリューションズとい

う構図であった。

内分泌系には、FacebookのようなSNS

システムが備わっており、つぶやきや

投稿という機能があり、それらの投稿

を熱心なフォロワーである各臓器の

担当社がフォローし、対処行動を起こ

していくという内分泌系の仕組みがあ

るのだった。

一方、膵臓ネットワークは内分泌系の

仕組みとは異なる独自の仕組みでの

運用となる。

それは細胞一つ一つと"波動"でつな

がっているという仕組みだ。

つまり、従業員1人1人と波動で繋が

っている仕組みということになる。

 

細胞が行き着く場所があり、その場所

で役割をこなすのと同じで、会社でも

人が居る場所があり、その場所での

役割をこなしていくのである。

 

この細胞や器官や器官系という居場所

と同じような仕組みが、会社でもあると

いうことになる。

 

・システムの要素:組織

 

・システムの要素:器官

 

・システムの要素:器官系

 

これら一連の中で、膵臓が管理して

いるのは”役割”である。”細胞”つまり

は、”人”が入れ替わるのが常であり、

その入れ替わりに対して、組織や器官、

器官系がきちんと機能するように役割

を管理しているということである。

 

先のコマツの事例で登場したシステム

「KomConnect」は、各現場をつなぎ、

各現場のそれぞれの人がリアルタイム

でシステムにアクセスして全体管理が

できるシステムとなっていた。

このシステムは、自社商品と顧客や

サプライヤーを管理するシステムであ

って、社内組織を管理するシステムで

はない。

 

同じようなシステムで、今度は各人が

担う役割について、効率的にこなせて

いたか、他の同じ役割の人と比べて

パフォーマンスがどうか、さらには、

その組織という生命体が生きている

かどうか、を分析できるようなシステム

があり、そのシステムに全員が参加

でき、データが蓄積されていくような

システムであれば、より良い。

このようなシステムを構築できれば、

他の企業へも導入できたりと、ニーズ

はかなり多いとは思うが、まだ世の中

に無いのが現状である。

何せ、”役割”ということに意識を置い

て、役割に対するパフォーマンスをみ

ていくという考え方が、ティール組織

でないとしないから、今の会社では、

そのような発想にはならないだろう。

だから、今のところ、このようなシス

テムは存在しない。

 

このようなシステムがあれば、役割

を担うことが難しくなった!とアラーム

を発信すれば、他の組織から人が来

て、その役割を代行してくれたりする。

人の配置もグローバルに見ていける

ようになるという理想的なシステムで

あろう。

 

このようなシステムを支える”役割”と

いう考え方であるが、この役割につい

ては、以前からも詳細に記載してきた。

役割を担うために必要な要素としては、

波動レベル、カルマの段位、方向性、

さらには個性、運気、というような要素

になることは記載してきた通りだ。

 

・カルマの段位

カルマの段位が第4、5段であれば、

脊髄の役割や足の役割を担うのが、

困難になる。それほど、脊髄や足の

役割が波動レベルが高いからだ。

役割とミスマッチを起こしているか

分析して、データを蓄積していけば、

他の組織にも役立つのであろう。

 

・方向性

この方向性という概念も重要であり、

この方向性が生命体の方向性と

一致する場合と反対する場合があり、

反対する場合でも、バランスがとれて

いれば全体的には良いのであった。

すべての部署が同じ方向を向けば、

確かにシナジー効果が出て利益は

UPするのだが、ずっとは続かない。

長く続けたいならば、左側のように、

木火土金水のバランスが取れている

方が良いのである。これを膵臓の

ネットワークにて管理できれば良い。

 

・個性

人間関係に大きく影響する個性。

この個性は対面になると衝突しや

すい関係となり、隣になると仲良く

なりやすい関係となる。

この人間関係も悩みの種の1つと

なっている組織も多いため、データ

を蓄積して、どの個性でどういう対応

であれば良いのか、などの分析が

できれば、とても良いのであろう。

 

・運気

運気には、年運、月運、日運、時運

という4つの運気があるが、特には、

年運と月運を見ていくことが多い。

本質グループが同じ人どおしは、

同じ運気のリズムを持つのであり、

それらが、生命体のリズムにも影響

するのであるから、全体のリズムを

管理し、運気と事業投資のタイミング

を合わせていくなどすれば良いのだ。

なお、木火土金水は2ヶ月ずつリズム

がズレている。ここを知っていれば、

2ヶ月毎に木→火→土→金→水と

主役を担ってもらえば、生命体は常

に一定のリズムになるということも

知っておくと良い。

 

 

いずれにしても、このようなシステム

が世の中に誕生すれば、今まで見え

無かった人間関係や運気や方向性

というものが見えるようになり、それ

によって、人が入れ替わっても同じ

ように役割を演じることで、会社という

生命体が同じリズムを刻んでいく事

が出来るようになるのだ。

 

膵臓は、このような生命体の個々の

60兆もの細胞と波動でやり取りして

いるのであり、会社でも同じように、

膵臓の担当社が膵臓ネットワークと

呼ばれるこのシステムでやり取りし

ていければ良いのである。

 

やるべき事は見えている。

後は、いかにシステムを構築して

いくかであって、このようなシステム

ができる日は近いのであろう。

今まで見えなかった人間関係や

個性や役割や波動というものが、

見える化できるようになるのだ。