”愛記”について① | 続・ティール組織 研究会のブログ

続・ティール組織 研究会のブログ

ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先に、”愛記”とは、行動や発言など

目に見えないものを見える化する

ための方法として記載した。

 

人間の体はフィードバックの仕組み

が構築されており、それには意識上

と無意識上のフィードバックがある

のであった。無意識上でのフィード

バックとは、魂やエーテル体からの

無限に近いフィードバックのことで

あり、それらをいかに認知し、行動

に移すかが極めて重要なのである。

 

会社でも同様であり、いかに無意識

からくるフィードバックを見える化する

ことができるか、その仕組みを構築

できることが、ティール組織を運営

する上での、最大のノウハウとなる

のであった。それが”愛記”なのだ!

 

では、その”愛記”について、仕訳

の方法を具体的に見ていきたい。

なお、仕訳には、科目が必要であり、

科目にはレベルがあるのが特徴だ。

まず、Lv1から見ていく。

 

 

これが、Lv1の科目である。

この科目を使って、具体的に仕訳

をしていくのである。

例として、Kさんの”仕訳”を見る。

 

〇ほめる、が足りない!

という魂からの想いを感じ取った。

よって、自分は製造部の立場で

働いているが、会社全体に想いを

伝えるため、提案をしたい。

提案の内容は、いつ、誰が、何を、

どうやって?という詳細でまとめて、

会社全体に”ほめる”ことを広げる

ことを提案していく。

 

・背景:

会社全体に、成果主義的な要素が

強く反映され、出来る人にはお金も

仕事も集中するようになっている。

これが原因で、人間関係が難しく、

笑顔や挨拶、人を尊重するという

雰囲気がまったく無くなっている。

そんな会社にKさんは危機感を覚

えて、”ほめる”という方法を広め、

笑顔が会社に戻ることを願うという

背景があった。

 

仕訳の科目としては、

愛の行動Lv1:ほめる

である。表記方法としては、

 

・借方(発信先):

会社 、笑顔が増える

→ 詳細内容を備考欄に記入。

 

・貸方(受信側)

製造部・Kさん、ほめる

→ 背景等を備考欄に記入。

 

 

〇グラウンディング、が足りない!

という魂からの想いを感じ取った。

よって、自分は製造部の立場で

働いているが、会社全体に想いを

伝えるため、提案をしたい。

提案の内容は、いつ、どうやって、

どれくらいの時間?、という詳細で

まとめていく。

会社全体に”グラウンディング”を

広げるための詳細を提案していく。

グラウンディングとは?はこちら

 

・背景:

会社全体に、”瞑想”の時間を取り

入れるようになったのは良いが、

”瞑想”の方法までは伝えられて

いないので、各自がバラバラにて

”瞑想”をしている現状である。

せっかくなので、その中でも効果が

とても高いと言われている方法の

”グラウンディング”を会社全体に

広めることで、精神が安定し、集中

力が増し、会社が上手くいくことを

伝えたい。

 

仕訳の科目としては、

愛の行動Lv1:グラウンディングする

である。表記方法としては、

 

・借方(発信先)

会社 、瞑想の効果増大

→ 詳細内容を備考欄に記入。

 

・貸方(受信側)

製造部・Kさん、グラウンディングする

→ 背景等を備考欄に記入。

 

 

〇相手の存在を承認すべき!

というエーテル体からの想いを感

じ取った。よって、自分は製造部の

製造1課で働いているが、同じ製造

1課内のSさんに想いを伝えたい。

想いの内容は、いつ、何を、なぜ、

どうやって、という詳細で想いを

まとめていく。

Sさんに怒りをぶつける前に、冷静

になって、”愛記”に仕訳を記入し

ていくことが重要である。

相手の存在を承認する、はこちら

 

・背景:

エーテル体からのフィードバックと

したが、実は代々、Sさんの言動に

よって、不快な思いをして退職して

いった人が何人もいる現状だ。

なかなか言っても口論になるばか

りで、現状が変わるわけでもなく、

現在に至っている。

どうしてもSさんに想いをわかって

もらいたいし、わかってもらえない

のならば、部署移動も辞さないと

いう想いでいる。

 

仕訳の科目としては、

愛の行動Lv1:

相手の存在を承認する、

である。表記方法としては、

 

・借方(発信先)

製造1課・Sさん、

課内の雰囲気改善

→ 詳細内容を備考欄に記入。

 

・貸方(受信側)

製造1課・Kさん、

相手の存在を承認する、

→ 背景等を備考欄に記入。

 

 

”愛記”のルール

このような仕訳を記入することで

仕訳帳となる”ゆらぎデータベース”

に日々、無数のゆらぎが発生する

ことになる。

仕訳内容を見てもらえれば分かる

とおり、自分が受信側にもなるし、

発信側にもなるのだ。

よって、自分への仕訳が記載され

ているかを日々チェックしつつ、

課内の仕訳をチェックしつつ、

部署内の仕訳をチェックしつつ、

会社全体の仕訳をチェックしつつ、

協会の仕訳をチェックしつつ、

産業界の仕訳をチェックしつつ、

日本国の仕訳をチェックしつつ、

という具合に無限に近い仕訳を

チェックすることもできるのだ。

ただ、取捨選択せねば、膨大すぎ

る情報はむしろ悪影響となるので、

きちんと取捨選択することも重要

であることは、”愛記”のルールと

して伝えねばならない。

 

”愛記”とは、なんでもかんでも、

思いついたら記載するということ

ではなく、原則がある!

それは”愛”というテーマに沿って

いるかどうか?ということだ。

”愛”というテーマに関わることで

あれば、ありとあらゆることを、

仕訳して記入していく必要がある

と言えるのだ。だから、”愛記”と

いう名前になっている。

 

上記の3つの仕訳例をみても

分かる通り、すべてに”愛”があり、

会社を良くしたい、課を良くしたい、

という想いがあり、その想いを今

までは口に出す機会がなかった。

しかし、ティール組織では、それら

の想いこそが、”ゆらぎ”という

重要な要素になるのだ!

 

ティール組織の根本は”ゆらぎ”

であることは繰り返し、記載して

いるが、”ゆらぎ”の要素は”愛”

の濃度差なのである。濃度差が

あるがゆえに、均一化へむかう

自己組織化現象なのである!

これが理解できれば、ティール

組織の運営や、”愛記”のルール

は理解できるであろう。そして、

仕訳も従来の簿記と同様にして

いけばよいので、科目だけ理解

できれば、あとは問題なく仕訳

できるであろう。