8次元でのマネジメントとは? | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先に、次元の捉え方について記載してきた。

次元の捉え方がわかってくれば、複数の次元

を捉える事ができるようになり、意識が広がる

のである。さもなくば、単一の次元に留まり、

”自分の仕事に関係ないので知りません!”

という指示待ち状態になってしまうのである。

これでは、続・ティール組織へ向かえない!

 

では、複数の次元を捉えることができるよう

になるとはどういうことか?もう少し記載して

行きたいと思う。

 

 

・8次元でのマネジメント

Aさんという人間を考えたとする。Aさんが行動

を起こすことで、相手にも様々な影響を与える。

その行動をよりマネジメントすることで、他への

影響を良いものにしたり、悪いものにしたりする。

 

下図はAさんが”人類”という生命体を捉えたもの

であるが、これは、各人によって捉え方が異なる。

必ずしも同じにはならないのであろう。すると、

この捉え方によっては、”人類”という生命体を

動かす方法も異なってくるのであり、人それぞれ

のマネジメントの仕方になってくるという訳だ。

それゆえ、どの部位にどの”分類”を当てはめる

のかまで、しっかりと自身で決めて、そしてその

部位の役割を担わせるとどうなるのかイメージ

をする必要がある。

 

なお、この8次元、つまり次元(抽象度)Lv8の

世界はLv8続・進化型組織(パープル)のレベル

と同じである。よって、続・進化型組織での意識

がどのような意識なのかを理解する上でも重要

な抽象度のレベルであり、ここがしっかり理解で

きれば、次のLv9ワンネス型組織へと続いていく

のである。詳細はこちら

そして、この”人類”が生命体として躍動してい

るかどうかを日々、意識を張り巡らせるので

ある。少しでも何か事象が起これば、病気に

ならないか?機能不全にならないか?を配慮

していかねばならない。それが当事者として

の意識である。

 

”人類”の1つ下の次元に”世界経済”があるが、

この経済世界のドンであるかのごとく、”人類”に

関わっていく意識を持つのである。本当に当事

者意識を持っていると、次にどう動いていくのか

が分かってくるのである。詳細はこちら

 

人類は今でも急速に進化をつづけている。

ホモサピエンスは何十万年も前から存在してい

たと考えられるが、5万年前まで現代における

文化に相当するものが発達していなかったと

考えられる。これは興味深いことだ。つまり人類

は長い間、記号を使ってのコミュニケーション、

芸術、装飾品、骨角器などを発展させることが

ないまま生きていたことになる。

 

現代の人間の遺伝子においても自然淘汰が

起きていることが一部で確認されており、その

結果、特定地域の人口全体に自然淘汰の結果

が急速に広がっていることを示す調査結果も

存在する。例えば、オランダ人の平均身長が

男性184cm、女性170cm、というとても高い

特徴がこれはほんの百数十間に起こった自然

淘汰が原因だと考えられている。詳細はこちら

 

また、人間の遺伝子変異の一部は脳の大きさ

と発達に関連し、他の遺伝子変異は乳製品を

例とする特定の種類の食品に対する耐性や

病気に対する耐性などと関連しているとされ、

その時代における脳の使い方、食生活や流行

する病気などによっても、どんどん人類は進化

していくものと考えられる。

 

つまり、2世代、3世代、程度をある生活習慣

で過ごして、その子供たちも同じ生活習慣で

過ごしていくと、遺伝子は変異していくという

ことになる!

 

よって、王族は王族としての生活習慣を何世

代にもわたって続けているため、王族として

ふさわしい子供が誕生していくのであろうし、

宗教家は宗教家としての生活習慣を何世代

にもわたって続けているため、宗教家として

ふさわしい子供が誕生していくのであろう。

 

こう考えると、人類が戦争を常に起こしてきた

歴史があるが、この戦争を止める手段がみつ

かりそうな気がする。つまり、種族を混ぜるの

であろう。宗教家と経済学者、王族とフリーター

のように種族を混ぜていけば、遺伝子が混ざり

偏った思想が解消されるのではないか?

もちろん、そんなことを王族が許すはずはなく、

現実化することは難しいだろう。また、種族が

混じるということは、黒人と白人が結婚をどん

どんしていくことで、黒人差別がなくなるという

事にもなるが、これも白人が拒否するので、

現実化するのはかなり困難であろう。そして、

黄色人種である日本人などが、イスラム教な

どの中東系の人種と結婚をしていくとなると、

日本人のアイデンティティも失われていくのかも

しれず、これも現実化しないであろう。

 

インドのカースト制度もそのような理由からな

のか、階級を超えての結婚も難しかったが、

カースト制度が廃止になり、遺伝子が混じり、

身分の差は多少解消されてきたのであろう。

ただ、インド内にはヒンドゥー教とイスラム教

の争いが昔からあり、この宗教家の争いが今

もなお激しく続いている。

 

インドだけでなく、中東なども同様で、宗教家

の争いが戦争へと導いている現状に、”人類”

は戦争を無くせる日がくるのであろうか?

それには、宗教家の力を弱めて、政治・経済

へとシフトしてもらわねばならないのではない

だろうか。難しい問題である。

 

そこで、”人類”は右足の役割を担っている、

”宗教家”に対して、少し暴走して自分が行き

たい方向にばかり進まずに、ちょっとは”人類”

全体のことも考えて、聞く耳をもってほしいと

伝えるのかもしれない。ただ、ISやイスラム教

などの問題が解決の方向性すら見えないの

で、”人類”という生命体が見事に調和して、

各部位が役割をになって、生命体として躍動

する日は当分こないのではないかとさえ思う。

 

なお、左足の役割に学生を配置したが、学生

によるスタートアップ起業、学生によるデモ隊

など、世界では学生にも十分な権力や発言力

が出てきている現状を考えると、十分に左足の

役割は担えているのではと思う。

 

このように、”人類”という生命体は機能不全に

陥っており、右足が暴走して止まらない。これを

止めるためには脊髄や顔や脳の役割の”世界”

が止める動きをしていかねばならないのだが、

それも成すすべがない。そこで、どうすればよい

かというと、このような場合はもう1つ上の次元

(抽象度)から指示してもらうのである。

会社でもそうであろう。部署どおしで口論になり、

解決できないのであれば、1つ上の会社という

次元(抽象度)から判断してもらうのである。

 

”人類”という生命体の1つ上の次元(抽象度)

というのは、”地球”という生命体である。この

地球という次元(抽象度)から判断してもらう

ことで、宗教家の暴走を止めてもらうしかない。

”地球”という生命体を構成している部位は、

人類、鉱物、森、海洋、などである。これらの

部位が役割をきちんと果たすことで、”地球”

という生命体が躍動できるのである。

そのため、人類にとっても”山・森”の存在は

とても大きいことを改めて伝えてもらうのだ。

つまり、中東など宗教家が争っている地域に

植林をするなどして、山・森を復活させるのだ。

そして、森を崇拝し、森が”地球”という生命体

の極めて重要な部位の役割をになっている

ことを改めて宗教家のトップに伝えていくので

ある。決して、戦争で森を燃やしてはならない!

などとすれば、もしかしたら戦争が止まる!

のかもしれない。それほど”山・森”の役割は

偉大なる役割なのであるから。

 

それを受けて、1つ下の次元である”世界”は

各国に指示を出すのであろう。各国に植林を

していき、森を何百年単位で育てていく義務を

課すのである。

 

すると、その1つ下の次元である”インド”は、

たくさんジャングルがあることを主張はするが、

そのジャングルは手入れされていないので、

森にウイルスや病原菌が充満してしまっている

現状であろう。

よって、森の手入れの仕方を習う必要がある!

と各部位に指示をだすのであろう。各部位の

政治・経済、産業界が森の手入れの仕方の

ノウハウを持っている国や企業に依頼をする

のかもしれない。

 

そして、その下の次元である日本の”会社”に

対して、ノウハウを持っている企業を探すように、

指示がとんでくるのであろう。

こうして、”地球”規模で、植林や森の手入れが

行われることになれば、もしかしたら、戦争が

止まることになるのかもしれない。

そして、その下の次元である”営業部”のAさん

は、森の手入れのノウハウを持っている企業

を探す行動を取っていくのであろう。

 

そして、Aさんは、中東に出向き、JICAと共に

植林プロジェクト、さらには森の手入れの方法

の技術指導者を仲介するビジネスをやらせて

ほしいと頼むのであろう。これはなかなか命の

危険も伴うので勇気のいる行動にはなるのだが。

 

 

このようなAさんの行為が8次元のマネジメント

と呼ばれる。”人類”という生命体が、きちんと

機能できるように各部位の役割を理解しつつ、

その下の”世界”が宗教世界で戦争を繰り返し

ている現状を考慮しつつ、その下の”日本”が

平和を推進していく立場にあることを理解し、

さらにその下の3次元での”会社”が地球規模

での活動に理解があることを予測している。

 

というのも、会社は”繊維業界”に属しているが

その繊維業界でも、炭素繊維は石油からつくら

れるのだが、セルロースナノファイバーという

新素材は、木材から作られる。詳細はこちら

そのセルロースナノファイバーの使用用途を

広げようと営業部として活動しているAさんは、

森に出向く機会が多い。

そして、その森のオーナーであったり、森を管

理している団体などと話す機会が多いのだ。

それゆえ、森の手入れの方法を熟知している

団体を海外へ仲介できないか?と考えた次第

である。

 

会社の1つ下の”営業部”がこのような提案を

受け入れてくれる可能性はある!と予測し、

さらに、その下の1次元であるAさん自身が

営業担当として、”植林プロジェクト”、”森の

手入れ技術指導”を仲介するビジネスをやら

せてほしい!と思って、組織長、社長へ提案

するという行動をとったのである。

 

そして、組織長や社長は、この提案に対して、

じっくり話を聞いていくことになるのである。

話の聞き方としては、各次元をAさんがどの

ように捉えて、どのように問題意識を持って、

どのように動かせば良いと判断したのかを

1つずつ聞いていくのである。

・8次元では”人類”という生命体はどの部位

が機能不全になっているのだろうか?

・7次元では”世界”という生命体はどの部位

が機能不全になっているのだろうか?

・6次元では”日本”という生命体はどの部位

が機能不全になっているのだろうか?

・5次元では”アパレル・ファッション産業”とい

う生命体はどの部位が機能不全になっている

のだろうか?

・4次元では”繊維業界”という生命体は

どの部位が機能不全になっているのだろうか?

・3次元では”会社”という生命体はどの部位

が機能不全になっているのだろうか?

・2次元では”営業部”という生命体はどの部位

が機能不全になっているのだろうか?

・1次元では”Aさん”は脊髄の役割を現在も

きちんと担っているであろうか?

 

このように、1つ1つ、各次元をAさんがどう見立

てているのかを確認していくと、見立てがおかし

いという点も見えてくるのであろうし、Aさんの

最終提案である、”植林プロジェクト”が今やる

べきことなのかどうかを判断できるのだ。

 

 

いかがであろうか。これが8次元のマネジメント

の概要である。日々、このような提案をAさん

だけでなく、Bさんも、Cさんも、皆がしてくるの

であり、それを組織長だけでなく、腸の役割や

膵臓の役割の担当者も判断する担当者になり、

皆で議論を重ねていくのである。

こうして、徐々にティール組織へ向かっていくの

であろう。イメージできるであろうか?