エネルギーからみた組織コンサルティング⑤ | 続・ティール組織 研究会のブログ

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ティール組織が話題になっているが、具現化するにはどうしたらよいか?
その研究を続けるにあたり、さらに次の形態である、続・ティール組織なるものまで視野に入れ、具体的な施策・行動内容を研究・支援する会。

先に組織を人間と捉えた際の各部位の

役割について記載した。人間の部位の

役割がいかに複雑に関係しあっている

様子がよく分かった。

 

それゆえ、組織でも同様な行動ができて

いるのならば、人間と同じように動ける

という訳である。それを目指していきたい。

 

組織のメンバーの実際の波動レベルは

次の通りであった。詳細はこちら

・部長(60代男性):波動レベル4

・課長(40代男性):波動レベル8

・Yさん(30代男性):波動レベル3

・Oさん(30代男性):波動レベル6

・Kさん(30代女性):波動レベル5

・Sさん(40代女性):波動レベル3

・KTさん(40代女性):波動レベル3

・YMさん(30代女性):波動レベル5

・KNさん(20代女性):波動レベル6

・HGさん(40代女性):波動レベル3

・NZさん(40代女性):波動レベル4

・YYさん(40代女性):波動レベル4

 

これは管理職である部長、課長がそれぞれの

メンバーと日々一緒に仕事をしているからこそ

分かるものであり、外にいる社長ではここまで

は分からないのである。

しかも、波動レベルがもともと高い管理職で

ないと、自分がレベル4とか低い場合は、他の

人がどれほど高いかが分からないのである。

だから、今回は課長に社長が聞き出すことに

なることは、先にも記載した通り。

 

いよいよ組織の役割(仕事内容)と各メンバーを

マッチングさせていくわけであるが、どのように

していくかというと、まず、管理職に各メンバー

の今の仕事内容と人間の部位の役割とを見比

べて、おおよその配置をしてもらうのである。

おおよそと記載したのは、誰がどこに?と必ず

迷うし、わからない!と答えるであろうから、

まずはおおよそで結構ですので、配置してみて

くださいとお願いするのである。それが下図。

 

 

おおよその配置として、このような配置をされ

てきた。この配置が本当にであれば、この

営業部はものすごくバランスがとれて、まるで

人間かのように組織が動いているはずである。

しかし、現実はそうなっていないので、何が

どう悪いのか、違っているのか、を突き止めて

行きたい。

 

まずは、両足からいきたい。なぜなら足の波動

レベルは9であり、もっとも高いレベルを要求

される役割なのであるから。

・Sさん:波動レベル3ゆえに、大きく開きあり

・Oさん:波動レベル6ゆえに、多少開きあり

まずこの時点で、右足であるSさんがすぐ骨折

しそうなほど脆弱であることがわかる。

Sさん、Oさん共に外勤営業であった。営業と

して外回りをして、お客と折衝していく仕事を

している二人であったが、実際は他にも外勤

営業はあと三人いる。課長、Yさん、Kさん、の

三人である。この三人が足の役割に兼務的に

関わっている可能性もあるので、確認していく。

 

 

・両足の役割 

×全身を支える。

全身を支えるという意味は、営業利益を出す

という意味でもあるし、トラブル処理や危機が

起こっても踏ん張っているという意味でもある

し、過去も現在も未来も支え続けてくれるという

精神的支柱でもある。

なお、足は二人以上いて初めて成り立つ部位

であり、一人では支えられないのである。

きちんと二人がハーモニーをしてこそ、前に

進めるし、動けるのである。二人の相性も

大いに関係があるのだ。

 

営業利益という意味では、一番の稼ぎ頭である

のはOさんである。Oさんが支えてくれているこ

とになるが、その次にSさんが稼いでいる。

管理職が言うとおり、Oさん、Sさんが営業利益

を出している二人であるのは間違いないが、

他にも課長、Yさん、Kさんもやや劣るものの、

しっかりと営業利益は出している。なお、この

営業部は毎年目標達成している優良な組織と

して会社から認められている組織なのだ。

それゆえ、営業利益を出すという意味に関して

は支えが出来ており、問題ないと言える。

 

トラブル処理や危機が起こっても踏ん張ってい

るという意味では、Sさんが波動レベルどおり、

とても脆弱である。トラブルが一番多く、その

解決も危うい。結局上司が乗り出すケースが

最も多いのである。それゆえ、常に管理職が

Sさんをフォローしているという構図になってい

るのだ。ここに問題がある!といえる。

Sさんの波動レベルが低いことがトラブルを

たくさん招いている原因なのである!

 

過去も現在も未来も支え続けてくれるという

精神的支柱という意味では、営業利益は

今後も出してくれるという期待はあるものの、

トラブルが多すぎるSさんに組織の内外から

も疑問視する声は多い。他にもOさんも常に

営業利益を上げ続けるだけの十分な動きを

しているかというと、そこまで十分ではない。

それゆえ、未来も支え続けてくれるという

精神的支柱にはなっていない!それゆえ、

管理職が、きちんと5カ年計画などを立てて、

達成するための施策を常に実行していかね

ばならないであろう。それゆえ、管理職が

少しでも気を抜くと崩れていきやすい足に

なっていることは社長としては要チェックだ。

 

△全身のバランスをとる。

全身のバランスをとるとは、まっすぐに目標

に向かって歩けることを意味するし、他の

メンバーが違う方向に向かおうとしても足

が方向を修正してくれることを意味する。

 

まっすぐに目標に向かって歩けるという

意味では、足の役割は組織の中で最も

高い波動レベルを要求されるのであり、

それがこの未来予測の部分に響いてくる。

波動レベルが高いほど、遠くまで意識を

飛ばせるのだ。詳細はこちら

遠くとは、そう地球の果てまで、さらには

宇宙まで意識を飛ばせるのであれば、

宇宙からの情報をメッセージとして得られ

るほどになるのだ。

ただ、波動レベル3であると、身の回りに

しか意識が飛ばせないし、波動レベル6

であれば、地球上までは飛ばせる。

よって、Sさんが未来予測の部分に携わ

ることは難しく、ここは波動レベル8である

課長が全面的に関わってくるのであろう。

課長がフォローしていれば問題はない。

課長が外勤営業を兼務していることが、

意外と大きなポイントになっているのだ。

Sさんが足の役割を担うのであれば、課長

がいなければ難しいということを社長は

理解する必要がある。ただ、Sさんが手の

役割を担うということになれば、また話は

変わってくるのだから、組織とは本当に

難しい!のだ。

 

他のメンバーが違う方向に向かおうとして

も足が方向を修正してくれるという意味に

おいては、未来予測の方向性をきちんと

説明できるかどうかの発言権にかかって

いる。Oさん、課長が中心となって、向かう

方向を組織内に示せれば、他のメンバー

も納得はするだろうが、発言権が弱く示す

ことができなければ、崩れていく要因に

なりえる。今の時点では、課長が中心と

なっているので、特に問題はない。

 

〇地球とグラウンディングする。

地球とグラウンディングという意味は、組織

が地球に役立つ商品なり、サービスなりを

展開しているか?ということになる。

地球に害を与えるような商品やサービスで

は、今後のティール社会では難しくなってく

るのではと思う。

この営業部は問題はないが、問題がある

会社も多くあるだろう。その場合、組織だけ

では改善が難しい。会社そのものが変化

していくしかない。

 

〇物などを渡す、受け取る。

他部署や取引先、その他関わる人々に対し、

商品やサービス、情報などを渡す、受け取る

ことを意味する。

このような折衝行為はSさん、Oさんは十分

できていると言える。ただ、会社内の他部署

との折衝に関しては、管理職が主に担って

いるので、Sさん、Oさんが担当することは

ほぼないので、問題にはなってはいない。

 

×物などをどかし、道を確保する。

障害物となる人や物をどかすことも足の役割

としては重要であろう。ハードルの高い顧客

を開拓する、組織としてISOなどの資格をとる、

新規分野に乗り出す、などの役割である。

この営業部は、ハードルの高い顧客を開拓

することは苦手である。既存の顧客を伸ばし、

新規もハードルの低い顧客に偏っている。

その理由は、部長にあるのだろう。なぜなら、

部長がハードルをものともせず食らいつく

タイプではなく、規律を重視し、まじめにこな

していくタイプだからだ。それが波動レベル4

たる所以なのだ。それゆえ、重要顧客なる

ハードルの高い顧客が増えないという問題

を組織は抱えている!そして、その原因は

部長にあるということを社長は知る必要がある。

やがて、売り上げが落ちてきた時に、重要顧客

がないと、ガクンと下がってしまうリスクがある

ということだ。

 

まして、新規分野に乗り出すということも、部長

が波動レベル4である以上は、なかなか前には

進まないであろう。それほど、新規分野に乗り

出すには先見の明と宇宙までを見渡す意識が

ないとできないのである。波動レベル7,8あた

りは必要であろう。さもなくば、当たるかハズレ

るかという博打のようになってしまうのだから。

 

〇目的の方向に移動する。

この移動する役割が結構むずかしいのだ。

なぜなら、右足、左足を交互に出して初めて

前に進めるのだ。バラバラにもしくは同時に

同じく進んでも、上手く前に進めない。

よって、Sさんと、Oさんが、ハーモニーをし、

絶妙なるリズムで前、後、と動いていくことが

要求される。つまりは、Oさんが売上を伸ばし

ている間は、Sさんが顧客整理や契約書整理

などの基盤を固め、Sさんが売上を伸ばしてい

る間はOさんが顧客整理や契約書整理などの

基盤を固めていくのである。

これが、同時になると、一見よいように見えるが、

後々、顧客情報がシステム上に未整備だったり、

契約書がおろそかになったりと、守備的な部分

がおろそかになる。攻めと守りのバランスこそ

が、長期で安定するためには必要なのである。

SさんとOさんは、意外と上手くハーモニーして

いるので問題ないと言える。

 

まずは、ここまでで、いったん留めて、

続きは次回にする。