とある方に借りた本の三部作の最後かな?
人間観の覚醒…
人間の格、人間の境涯に続き
色々と勉強なる内容でした!
オススメ度…★★★
響いた内容…
・労働が最初の目的としているのは金銭ではなく、人に喜んでもらえるような仕事の仕方をするということ。その結果として入ってくるものが金銭なのだという順序で考える。
・自分の権利を主張し、相手も権利を主張してくる。権利の対立という構造の中に妥協点を見いだして、そこで契約を結ぶというのが民主主義社会の実態。
・納得とは、「なるほどなぁ」と腑に落ちる状態。「腑に落ちる」というのは、理性を超えて「五臓六腑に染みわたる」ようにわかること。
・本当に相手をなびかせようと思うならば、相手の考え方を参考にしながら自分の考え方を発展させ、相手の考え方を取り入れてしまうこと。
・成長している人間は、いつも何かの問題を抱えていなければなりません。問題が潜在能力を引き出してくれることになり、人間を成長させることにつながるのです。
・命を活性化させるためには不安や心配事を除去することが大切です。不安や心配事は死の感情だからです。一方、安心は生の感情であり、人間を健康にします。
・否定的な意識を持つと人間は病気になってしまいます。命にとって、否定ということほど害になるものはありません。病気や失敗も、どんな罪であっても、それはマイナスと考えず、そこから何かを学び取ろうとすることが大切。
・感動という言葉は「感性を動く」と書くように、感動しないと人間の本当の行動力は出てきません。
・自分にとって気に入らないところが相手のなかに半分あっても、それが人間なんだと認めることができなければ人間を愛することはできません。
・生きるということは、出てくる問題を乗り越え続けてゆくこと。
・脳生理学では、83歳までは人間の脳は成長し続けるといわれています。