どうもー! コウジロウです
電球交換したのに点かない・・・けっこうあります、このご相談。電球を使っている照明器具はいろいろ種類があります。今回はダウンライトという天井埋め込みタイプで実際にあったお話しです。
ダウンライトはこんな感じ↓
訪問してみると、電球がついていて一見なんの問題もなさそう。ところがスイッチを入切しても反応がない。電球がゆるんでいるのか?いや、固く締まっている・・・ではなぜ?
理由は簡単
新しく付けた電球が違っていたのです。レフ電球をつけるところに、白熱電球をつけてしまっていたんです。
(???)
よくわからないですよね
< レフ電球ってなに? >
皆さんは、レフ電球を知っていますか?下の画像で左が白熱電球、右がレフ電球。白熱電球は、周囲を照らす角度が広くやわらかい光が特徴です。レフ電球は、電球内部の反射鏡によって照らす範囲を狭くし強い光でスポット的に照らすのが特徴です。
この2つの電球は、口金(くちがね)という電球交換のときにねじ込む金属部分は同じつくりになっています。
違いはその次・・・口金の先端から電球が大きくふくらむところまでの長さ。レフ電球はここの長さが白熱電球に比べて長いんです。
実は、電球交換しても点かない原因はこの長さの違いにあります。ここから先は断面をイラストで見てみましょう。
< レフ電球を付けるイメージ >
まずは、電球を付けるダウンライト本体側の断面
ここにレフ電球を付けるイメージ
奥までねじ込むと、接点金具(赤いところ)に電球先端が触れて点灯します。
< 白熱電球を付けるイメージ >
同じように、白熱電球を付けるイメージを見てみましょう。
ねじ込んでみても、接点金具に電球口金の先端が届きません。
その原因は、電球のガラス部分が先に本体金具に当たっているからなんです。
ここがレフ電球と違う点で、口金の先端から電球が大きくふくらむところまでの長さが短い為に、こうなっています。
一度見て頂きましたが、画像の通り矢印のところの長さが違うからなんです。
これでは通電しないので、電球は光りません。この時のねじ込んだ感触は、自然に固くなっていきますので最後まで回し切ったと勘違いしてしまうんです。
< まとめ >
こちらの家では白熱電球を外し、レフ電球に交換すると点灯しました。
電球交換でたまにある内容です。点灯しなかったら、つけた電球が合っているか確認してみてください。電球を外した状態にすると本体金具にラベルが貼ってあり、そこに付けられる電球の種類が書いてあります。
ちょっと小さいので文字は読めませんが、こんな感じ↓
今回はここに『レフ電球60Wまで』と書いてありましたので、60Wのレフ電球を付けました。
レフ電球をつけても点灯しない場合は、スイッチの接触不良、ダウンライト本体側の経年劣化が考えられます。その場合の対処は、電気工事士の有資格者が対応する領域になりますので、業者に依頼してください。
それではまた!
電球を変えても点灯しないケースは他にもあります↓