インカレで活躍したテニスコーチ(社員)の年収は?リアルな実情! | 未来のある仕事選び30代40代の転職情報ブログ

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今回は、体育会テニス部でインカレ上位に残る成績を持つ実力者が、地元の大手テニススクールでテニスのコーチ社員として勤務している体験談です。

 

インカレや国体へ出場するくらい地元ではテニスが強くて有名な選手のリアルな実情。

テニスコーチの年収と問題点は状況により不安定になる給料

地元の大手のテニスクラブのテニスコーチとして年収は250万~400万円の間で変動しています。

というのは、給料が固定給とレッスン料の2段階の仕組みになっているからです。

具体的には、午前中:2レッスン、午後:3レッスンを消化して、その後に夜間:2レッスンの1日7レッスンをこなしています。(1レッスン90分)

レッスンが朝一番から、午前中、午後、夜間とずっとある場合はさすがに疲れます。
また個別にジュニアの強化選手にプライベートレッスンを週に何人か受け持っています。

それらが、雨天等で延期にならなければ給料の上限が達成できますが、ひどい雨等で流れてしまうとどんどん目減りしてゆきます。

給与のシステム自体は学生の時から、バイト生として勤めていたので、受け取る金額もフルにレッスンするとどれくらいになるかということは想像していたので驚きませんでしたが、社会人として改めて受け取ると、少ないという風に感じています。

クラブの運営状態自体も、間近に見ているのであまり無理は言えないのですが、何とか年収が増えるようにならないかということをいつも考えています。

特に、コロナの時などは、レッスンがすべてなくなるので手取りは本当にわずかになってしまい、これからの将来のことを考えたら非常に不安にはなっています

テニスコーチのメリットとデメリット

元々はレッスンプロになる為にテニスクラブでアルバイトを始めたのではありません。
 

おそらくテニスクラブのレッスンプロのほとんどが、試合に出て賞金を稼ぐト-ナメントプロを目指していたはずです。

ただそれぞれの事情により、その夢をあきらめて、育成の方に方針チェンジしています。

私の場合、まだ若いので地方のオ-プンの大会に出て、それなりの成績を出していますが、それもあと数年というところでしょう。

 

テニスクラブのテニスコーチ、いわゆるレッスンプロの職業としてのメリットは、テニスプレイヤーとして高見を目指すという最初の思いを追い続けられるところに尽きます。

ただそれが永遠に続くかというと、そういうことはなく、レッスンプロとして生きていくとなると、好きなことをして、収入が得られるということだけになってしまいます。

そして収入という観点から見たら、同年齢の人間と比較すると年収が少ないのがデメリットでしょう。

今の状況を改善するための将来設計

ト-ナメントプロとしてランキングブレ-ヤを目指し、目標を達成したらテニスからは足を洗い、別の職業につくか、あるいはテニスクラブのテニスコーチとして将来ともに、生きていくのか、どちらにしようかと今は振れています。

前者を選んだ場合、なんとなく頑張るというのではなくて、具体的に目標を設定して、到達までスケジューリングを組くんで毎日を送る必要があります。

また、レッスンを減らして自分の練習をしっかりとこなしていかなければと考えています。

一方、後者を選ぶ場合、多くの生徒さんたちに気持ち良いレッスンをすることが必要になるので、スポ-ツ心理学も少し勉強しています。

またテニスクラブのテニスコーチと言うのは、接客業のひとつでありますから、先輩コーチ等から基本的なことを学ぶことも行っています。

テニスコーチを考えている人へアドバイスと向いてる人

テニスクラブのテニスコーチ(社員)として働いて、人生をそのことにつぎ込むには情熱が必要です

テニスクラブのレッスンプロのほとんどが、試合に出て賞金を稼ぐト-ナメントプロを目指していたはずです。

でも99%の人が、そのスタイルを貫くことは出来ていません。


日本に、テニスのト-ナメントプロは数十名しかいません
野球とかサッカーは何千人といますが、テニスは厳しいといえるでしょう。

そういう世界で上を目指しているということを、ト-ナメントプロを目指している人は心すべきでしょう。

一方、テニスクラブの社員となり、テニスコーチとして生きるということを決めたら、早く頭の切り替えをするべきです。(爆発的に年収が上がることも期待はしない)

そして生徒さんたちの様々なニーズに敏感に対応するためのレッスンの引き出しを作るべきです。

生徒さんたちにはいろんな人がいます。賞金を稼ぐト-ナメントプロをめざす中学生から、テニスというものをしてみようかという超初心者まで玉石混合状態というのが、現状です。

当然、レベル分けがありますが、それでもバラつきがあります。この混とんとしたなかでも、レッスンを乗り切るためには、「生徒さんを上手くしたい」という情熱が必要です。

そういうものが、自然とわいてくる人には適職と言えるでしょう