こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。

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オリジナルの作品を書き、それをプロデュースして世に出す…実はその後に、もう一つ重要なプロデューサーの仕事が残っていた…その作品をIMDbのに登録する事である。

IMDb…これはInternet Movie Data baseの事で、世界中でプロデュースされた映画とTVの作品を、オンラインで検索できるデータベースである…つまり、ここに登録されて初めて、その作品は「存在する」と言っても過言ではない。

 

キャスティング・ディレクターを始め、業界の人々の大半は、このデータベースをよく使う…履歴書に書いてある出演歴が本当かどうかを調べるのにもこのIMDbが使われるので、逆を言えば、このデータベースに載っていないと言うことは、ホームビデオと同じで、プロの作品とはみなされない…また逆を言えば、たとえ学生映画でも、ここに登録されていれば、インディ作品と同等の扱いを受けることができる。

 

そう言うわけで、私もせっかく作った自作を、できればIMDbに載せたいな…とずっと思っていたのだが、実はそれは映画とTV、後はNetflixなどのメジャーなStream Serviceだけのものだと思い込んでいた

 

ちなみに、このIMDbのクレジットは、そこに登録された作品に出演していると勝手に加えられていて、時にはそれに長い間気がつかない事もある…また自分のページなど滅多に検索しないので、何らかの理由でたまぁにのぞいてきると、いつの間にかクレジットが増えている?!…というわけである…実は今回もそう言うわけで、思いがけなく以前やった仕事のクレジットがいくつか加わっているのに気がついたのだが、何とそれらはWeb Seriesではないか?!…それも低予算のインディ系のプロジェクトである…え?インディのWeb SeriesもIMDbに載せてええの?!…とそれに衝撃を受けたものの、しかしインディといえど、それらのプロダクションは、一応ちゃんとしたプロダクションで、会社登録もされているようだし、自社作品もいくつかあるようである…それに比べて、私のは2作共プロダクション・カンパニーではなく、個人名…しかも配信はYouTubeだったりするので、やっぱり無理やな…と勝手に思い込み、ろくに調べもせずにそのまま諦めてしまっていた

 

ところがある時偶然、IMDbには誰でも情報を加える事ができるし、特にIMDb Proアカウントを持っていれば、もっと簡単にできる…という事を知った!…実は、私はProアカウントを持っているのだ!過去記事参照)…それがないと、自分のページに写真やその他の情報が載せられないし、オーディションの前に関係者についてリサーチする時に重宝していたのだが、それなら私の自作も載せられるのか?!…特に私はそれらの作品のプロデューサーなのだ!私が載せんで、誰がやる?!

 

そこで早速そのやり方や資格について、Google大明神に問い合わせると、何とYouTubeにそのやり方のビデオまで出ているではないか?!…ただ、それはいうほど簡単ではなさそうである…それでもできるのなら、これはぜひやっておこう!と覚悟を決め、ちょうど暇だったのを幸い、まず「TARGTES」の登録に取り組むことにした…ちなみにこれらは既に著作権は登録してある…(過去記事参照)

 

結果的にそれは、最初慣れない内はかなり面倒なものだった…おそらく世の中には、IMDbのクレジットを得るためだけに、実際には存在しない作品をでっち上げて登録するような不届きものがいるのだろう…それを許さない為に最近ポリシーが厳しくなったそうで、特に厄介なのが、その為にその存在を証明する第三者の証言が必要だという?!…実はここでまずつまづいた…というのも、私は自作のシリーズをYouTubeのチャンネルで直接公開したので、その関連資料は全て私が制作したものである…フェスティバルに出したことももない

 

もっとも、実際にそのチャンネルにアクセスして見て貰えば、それが存在し、すでに一般公開もされているのは明らかなので、その予告編を提示する事で乗り切った…もっともウェブシリーズの場合は実はさほど問題はなかったようだこれが致命的になるのは、おそらく映画の場合なのだろう…特に映画の場合、オンラインで全編公開…とかでない限り、それが本当に存在しているのか、判断できないからだ…

 

ちなみに、その提出するデータは結構細かく、そこ独自のフォーマットに沿っていないとすぐにリジェクトされる…それは赤…というか、濃いピンクで示されるのだが、それが全て緑色になるまで、何度も繰り返しやり直し…おまけに、そうしてやっと提出した…と思ったら、今度は重要な項目を忘れていた…なんて大ボケをかましたりし、また追加で提出…まぁ、それらは後から「追加・訂正」という形で提出できるのは何よりだったが、私にはなぜだか理解できない項目が、中々許可されなかったりして、しばしイライラさせられた。

 

例えば、プロファイルの写真に使おうと思っていたポスターが、これも何度もリジェクトされる…

 

 

画質のクオリティが悪いせいなのか、その理由がイマイチはっきりしないのだが、そのくせ、勝手にシリーズの別の写真が全編用のプロファイル用にアップされていたりする?!やめてぇな!それ、違う写真やんか!

しかもポスターは縦長にしなければならないのだが、宣伝用の写真は横長である…それなら縮小してくれれば良いのに、その真ん中の一部だけが変なふうに切り取られているのだから、何の写真なのか、私にも一瞬わからなかった拒否するならそのままブランクにしておいてぇなぁ!と言いたい…が、これはどうにも間抜けである…何か別の方法を考えた方がいいかもしれない

 

その2へ続く)

 

 

★過去記事★