こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。

NYアクターの生活、オーディション、現場での様子などお届けしています。

 

少し前に、オーディションに受かった…というエージェントからのメールが、一字違いで全く別物に見えたお話をした。(過去記事参照)

 

実は、その撮影は来週から始まる予定だったのだが、契約書がまだ送られて来ないし、撮影日は「仮」のままだし、その前のコロナ検査についての連絡も一向に来ない…曲がりなりにもメジャー映画のくせに、えらく緩いな…と思ったが、まぁ、オミクロンのせいでどこも人手不足なのかもしれない…と、気長に待つことにしていたら、やがてADさんから連絡が来、ようやく「あぁ、本当にやるんだな…」という実感が出てきた。

 

もっとも、実は私はハリウッド映画には、苦い経験がある…数年前、オーディションに受かり、ブックされたのに、丸2日間現場のトレーラーの中に軟禁状態で待たされた挙句、スケジュールの都合で私のシーンはカット…という憂き目にあったことがある(過去記事参照)ので、「最後の最後まで安心できない」という思いがどこかにあった…

 

なので、少し身構える思いでいたのだが、いよいよ来週!…という時、ADさんからメールが来た…タイミング的に、その翌週の月曜の予定だという、コロナ検査の連絡だと思ったら、あにはからんや!…何と、主要メンバーの一人が、コロナ陽性になったので、撮影が1週間延期になるという?!…やられた!…こんなところに、オミクロンのとばっちりが?!

 

それにしても、そんな大事な事、いきなり現場の人間に連絡されるまで知らなかった私って一体?!…もし私が超売れっ子やったらどうするつもりやねん?!…もっとも、売れっ子ではない私には「No Problem!」と返事をするしかなかったのだが、実は内心ちょっと複雑なものがあった…

 

というのも、実は、万が一にも感染しない為に、私はその撮影日まで、地下鉄に乗ったり人混みに出る可能性のある全ての予定をキャンセルし、BGの仕事も入れず、ひたすら引きこもっていたのだが、その撮影日の後に、それらの予定をガチで集めてしまっていたのだ…それがもう1週間延長になるって?!

 

そもそも、ちょい役の私でさえ、これだけ気を付けていたのに、主要キャラ(誰か知らんが)ならもっと気ぃつけんかい!…と一瞬思ったが、考えてみたら、その人も別の撮影現場で感染したのかもしれないし、誰もが、私のようにいざとなれば引きこもり…という様な暇人ばかりではないのだ…収入が減ることさえ我慢すれば、引きこもれる…というのは、ある意味恵まれているのかもしれない…とふと思った。

 

そして、その引きこもりの間に、「TARGETS」第4話過去記事参照)の編集を進める…今回は、他のエピソードより短い…と油断していたら、意外なところに時間を取られ、焦る…しかしようやく、近日中に公開できる目処がたったので、どうぞお楽しみに!

 

次のエピソードには、過去のエピソードに出てきた内容と微妙につながっていたりするので、もしまだご覧になっていない方は、こちらをどうぞ宜しく!

 

 

 

 

 

★過去記事★