こんにちは5児のエンジニアパパA5です。
これまで脳の7つの発達段階と
それぞれの段階におけるインプットの重要さについて
説明してきましたが、
今回は脳のもう一つの重要な機能
【心】について話したいと思います。
【結論】
私はまだ未熟だが
「この子がいるから私も成長できる」
と考えて、たとえしゃべれない赤ちゃんでも
一人の人間として常に尊敬して接する
ことで、
「好きになる力」が育ち、
「A10神経群」が活性化、
「同期発火しやすい脳」
つまり、「心が伝わる脳」が育ち、
「ポジティブな性格」になり、
「優秀な脳＝心が伝わる脳」を活かして、
「幸せな人生を送る」事が出来る。
【本文】
【教育のゴールの設定】の記事で
どんな子供に育って欲しいか、
ゴールを決める事が大切と話しました。
決して”勉強ができる頭の良い子”や、
難しい計算が出来たり、漢字が書けたり
英語の発音がきれいなスーパーキッズに
することが目的ではなく、
【将来充実した幸せな人生を送って欲しい】
だから、子供の才能を伸ばしたい。
それがゴールであるべきです。
では【幸せな人生とは何か？】
について「要素分析」をしてみます。
私の主観も入りますが、
・幸せな人生＝幸せな人間関係
・幸せな人間関係＝好かれる性格
・好かれる性格＝明るくてポジティブ
・明るくてポジティブ＝何事にも興味をもつ
・何事にも興味を持つ＝好きになる力
つまり【好きになる力】を
育てることが、子供の【心】を育て
高い確率で幸せな人生を送る
事ができるようになると言えます。
そして、この「好きになる力」は
3歳までに親とどう接したかによって
決まります。
いわゆる『3つ子の魂１００まで』
ということわざは、
親が3歳まで築いた子供との関係性が
その子の生涯の社会性のベースとなる
と言う意味です。
もうすこし踏みんで説明します。
脳は情報を受け取ると
【A10神経群】で仕分けをします。
好き／嫌い
興味ある・興味ない
の区別をするんですね。
ここでプラス仕分けされない情報に対しては
理解、思考、記憶といった脳の
機能は働きません。
嫌いな先生や、授業はいくら勉強しても
なかなか頭に入らないっていうあれです。
つまり、物事に興味をもって
前向きに取り組む姿勢
なんでもやってみようという積極性
「楽しそうだな」とポジティブに
捉えらえる明るい性格を育むことが
大切なんですね。
脳医学的に考えると
「暗い性格ではスポーツでも勉強でも持てる力を十分に発揮することはできない」
と言う事です。
ではこの「A10（仕分け）神経」による
好きになる力を育むにはどうするか。
それは
「心を込めて伝える力」を
お互いが同時に発生させることです。
専門的には『同期発火』と言うのですが
わかりやすい例でいえば、
スポーツの連携プレーです。
野球なら
グラブトスの６．４．３のダブルプレー
サッカーなら、
絶妙なスルーパス
バスケットボールなら
ノールックパス
これらはどれも
お互いの気持ちを理解し合い
尊敬しあうことで、神経が同期発火し
最高な結果を生み出します。
他人ですら、出来るのですから
血のつながった親子で出来ないはずが
ありませんよね。
つまり
「好きになる力＝尊敬する力」が
なくては人と同期発火し合うことは
出来ません。
いくらメンバーの身体能力が高くても
嫌い合っているチームが、
最高のパフォーマンスを
出せるはずがありません。
この尊敬の心は、自分が受けて育たないと
との貴さを感じる事が出来ないので、
子供の「好きになる力」を
育てようと思ったら、親自身が
尊敬の気持ちをもって子どもに接する
事が大事なのです。
【結論】
私はまだ未熟だが
「この子がいるから私も成長できる」
と考えて、たとえしゃべれない赤ちゃんでも
一人の人間として常に尊敬して接する
ことで、
「好きになる力」が育ち、
「A10神経群」が活性化、
「同期発火しやすい脳」
つまり、「心が伝わる脳」が育ち、
「ポジティブな性格」になり、
「優秀な脳」を活かして、
「幸せな人生を送る」事が出来る。