こんにちは5児のエンジニアパパA5です。
今回は2才児に与える
「創造的な遊び方」のバリエーション
について話します。
【結論】
様々な種類の『形を作る』手段を
知ることで、
『空間的知能』の発達が促進する。
粘土遊び→成形/変形
砂遊び →成型/崩壊
お絵描き→軌跡の認識
ブロック→組み合わせによる構築
【本文】
脳の発達レベルがレベル6になると
『片手で高度な機能をもたせながら
両手を同時に使う』
事が出来るようになります。
の記事で紹介したように、
積み木で言えば
”崩れないように意識して積む”事が
できるのですが、
この段階の幼児には、
もっと様々な種類の『形を作る』機会と
手段を与えてあげることで、
創造力と空間的知能の発達が促進します。
※空間的知能は
多重知能理論で提唱される知能の一つで、
従来の、
数学的、論理的解決力だけに制限して
知能を定義した、いわゆる知能指数IQ
だけでは測り切れない個人の可能性を認め、
学習教育の幅を広げる指標です。
①論理・数学的知能
②言語的知能
③運動感覚的知能
④音楽的知能
⑤空間的知能
⑥対人的知能
⑦博物学的知能
⑧内省的知能
詳しくはコチラ⇓
話を戻しますね。
利き手を上手に使えるようになったら、
手の使い方の訓練(巧緻性)と同時に、
目と手で3次元のものを作る事で、
文字通り3次元の刺激を脳にインプット
することができます。
また、
自分で作る3次元構造の要素に
粘土、砂、ブロックと
バリエーションを与えることで、
ある事をすると→何かが起きる
という
『随伴性』と『巧緻性』が脳の中でリンクするのです。
言い換えれば、
「自分がした手の動きの結果を知る」
事ができるのです。
生後6か月ごろに備わる
『自分の行動で何かが起こる事を知る』
認知能力です。
粘土なら
手を使ったら→変形する、
道具を押し付けたら→あとがつく
砂なら
型に入れると→形ができる
指や道具で触ると→崩れる
といったように
自分の手をつかいながら
目で確認することを繰り返し
原因と結果から、
理想とする形を自分で作ろうと意欲がわき、
それに伴って巧緻性も向上します。
お絵描きも、
クレヨンを紙に押し付つけて動かすと、
結果として線が発生する。
それは、
自分の手の動きの軌跡に従って
出来る結果を、
自分の目で確認する動作ですので、
繰り返すことによって
上手に書けるようになるのです。
粘土遊び、
砂遊び、
落書きなど
私たち大人にとってはおなじみの
幼児教育のツールは
それが出来る時期になったから
当たり前のように与えるのでなく、
ちゃんとした目的を親が理解して
その機会を与えることによって、
その成果や成長の度合いを
『観察する親の目の質』
が変わるのです。
子どもの成長は
「見る」のでなく、
「観る」のです。
そして、能力の向上に合わせた
適切な刺激を試すという意味で
『視る』のです。