【赤ちゃんの歩行のメカニズム】歩行器は結局遠回り | 生後36ヶ月までに【生涯追いつけない差がつく】早教育プログラム

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こんにちは5児のエンジニアパパA5です。

 

今回は赤ちゃんの

歩行のメカニズム

について話します。

 

【結論】

歩行器を使うと、

結局知能の発達において遠回りになる。

 

歩行器に乗せるのは親のエゴ。

集中力があり、

能力の高い子どもにしたいなら、

歩行器は使わず、十分ハイハイをさせること。

 

 

 

 

【本文】

 

赤ちゃんが歩けるのは

理由があります

 

みなさんもご承知の通り

赤ちゃんは

最初は仰向けにバタバタしていて、

寝返りをし、

首がすわって頭を起こし、

両手をついて、上体を起こし、

両ひざを立てて、体を持ち上げ(4つんばい)

手と足でハイハイをし、

二本脚で歩くようになります。

 

発現する現象だけ見れば、

いたって自然な流れですよね。

 

私は5回見ました(笑)

 

では、この現象と脳の成長が

どう関連づいているか知っていますか?

 

栄養を取り、骨が伸び、筋肉がついたら

歩けるようになるわけではありません。

 

指令を出す脳がそれに応じて

成長しているから、それぞれの現象を

発現出来るのです。

 

このステップは大きく分けて4つ。

 

1.延髄

2.橋(きょう)

3.中脳

4.皮質

 

これらの4つの脳の部位が十分発育することで

発現する運動能力が『歩行』なのです。

 

ではそれぞれどんな機能があるかというと、

 

1.延髄

原始的な反射運動で

手足をバタバタさせているだけです。

 

もちろん、赤ちゃんの

意思で手足を動かしてはいません。

 

2.橋(きょう)

生存のための反応で、

手足を目的(生存)の為に使います。

 

首がすわり、ねがえりができたら、

おっぱいにむかって【腹ばい】して

進むために手足を使います。

おっぱい飲めないと死んじゃいますからね。

必死で動かします。

 

3.中脳

意味のある反応で、

手足を興味の対象に向かう為に使います。

 

重力に逆らい、手と膝で体を支え

目的に向かう【高ばい】、つまり

ハイハイですね。

 

そして、

4.皮質

意思の表現反応

人間となり、歩行する為に使います。

自分でバランスをとり、行きたい所へ

向かいます。

 

これらの4つのステップを得て

脳は体を歩けるようにするのです

細かく言えば全部で7つステップがありますが、

2足歩行できるまでは4ステップ。

 

成長の課程で

発現する動作を見ていると

あぁ、今このステップにいるのだな

という事が良くわかりますよ。

 

親としては、

その時々に子どもの成長に適した環境

を用意してあげればいいのです。

 

例えば、

1.仰向け:やわらかい布団

2.腹ばい:毛並長めのじゅうたん

3.高這い:毛並み短めのカーペット

4.歩行:安全な周辺環境

 

といったところですね。

 

しかし、あくまで

親が用意してあげるのは環境だけ

であって、

 

自然な成長のステップを妨げる

要素は入れるべきではないのです。

 

具体的に言うと、

Step3.の時に

歩行器を与えてしまう事です。

 

首がすわって

お座りできるようになると、

可愛いので歩行器に入れたくなります。

 

その気持ちとてもよくわかります。

実際私もそうしましたから。

 

歩行器にいれた赤ちゃんは、

両足を地面につけていても、

 

まだ足を

両方交互に動かすことは出来ないので、

(交差パターンで足を動かせるのはステップ4以降)

 

片足をバタバタ動かして、

地面に当たった時に歩行器は

たまたまそちらの方向に移動します。

 

そして、それは必ずしも

赤ちゃんが行きたい方向ではありません。

 

 

断言してもいいですが、

お座りできたばかりの赤ちゃんが

歩行器に乗せられていきなり

行きたい方向に移動できることは

絶対にありません。

 

たまたまそちらに移動しただけなのに、

親はその様子がおかしくて、

可愛くて続けさせてしまい、

 

そのうちだんだん脳の皮質が成長し、

ステップ4に近づくにつれ、

足を公差パターンで動かせるようになり、

 

両足で体重を支えられるようになると、

『そろそろ歩けるかな?』といって、

歩行器から出して歩く練習をさせてしまいます。

 

つまり、結局

歩行器にのっている間中

『行きたい方向に行けたことはほどんどない』

と言う結果になってしまいます。

 

これがマズイ。

 

結果的に歩けるようになるのですが、

そのプロセス(過程)が大事なのです。

 

では、どうすればいいか。

 

Step.3でハイハイできるようになったら、

ひたすらハイハイさせるのです。

 

重力に逆らい、手と膝で体を支え

目的に向かって這う

腕が強くなる。

首が強くなり、首筋がしっかりする

姿勢が良くなる

頭を上げてよく見るようになる。

 

この

”対象物をよく見るようになる”

と言うところがポイントです。

 

目標をよく見て、そちらに向かうという事は、

対象に体を正対し、正視します。

 

目標を見続ける力は、

視る力、集中力を養います

 

そして集中して視る事で

【視覚の収束】が成熟し、 

この副効果として、

文字に集中できるので、

・本を集中して読むことができる。

 

ペン先に集中できるので、

・字が書ける、絵が描ける

 

指先に集中できるので、

・細かい手先の作業が得意になる

 

といった、恩恵が得られるのです。

 

たとえ、同じ月齢で皮質が成熟し

歩けるようになったとしても、

 

十分にハイハイをした赤ちゃんは

これらのプラスアルファの能力

を得ることが出来る。

のです。

 

歩行器に乗せてしまうと、

行きたい所にいけず、

たまたま足を動かして

歩行器が流れ着いた先にあったものが

目に入り、それで遊ぶ結果になり、

 

自分の意思で集中して目的に向かうという行動の訓練がしにくくなるのです。

 

そして、

この赤ちゃん時期の集中力の差は、

得た子とそうでない子の間において、

おそらく生涯追いつけない程の差になります。

 

 

追いつけたとしても、そのためには

相当な努力が必要であることは

想像に難くありませんよね。

 

まずは、

幼児期の言葉の発達に大きく差が出るので

集中力のある子と、

そうでない子では、

スタートダッシュが大きく違います。

 

かたや、

ほっておいても一人で本を読むかと思えば

かたや、

椅子に座らせるのですら苦労するでしょう。

 

そして、その原因が

親が与えた初期の環境が要因の一つ

であることには

気づきようがないし、

気づいたとしても、どうしようないのです。

 

【結論】

歩行器を使うと、

結局知能の発達において遠回りになる。

 

歩行器に乗せるのは親のエゴ。

集中力があり、

能力の高い子どもにしたいなら、

歩行器は使わず、十分ハイハイをさせること。