こんにちは5児のエンジニアパパA5です。
今回は赤ちゃんの手の機能を開発する
カリキュラムの一つ『ひも通し』を紹介します。
コチラの記事で紹介したように
人間を人間たらしめているのは
これらの
6つの能力があるからです。
<運動能力>
・全身運動
・言語運動(話す)
・手を使う運動
<感覚能力>
・視覚
・聴覚
・触覚
それぞれの能力が、
月齢が進むにつれて発達し
出来ることが増えていくのですが、
それは連続的な成長に見えて、
脳の内部では
『ある程度に達したら』
次の段階に進むという、
いわば
『ステップ的な成長』
が起きています。
具体的にはこれら7段階を経て
脳は成長していくのですが、
①延髄、脊髄(新生児)
②橋 (乳児)
③中脳 (小さな赤ちゃん)
④発生期皮質(赤ちゃん)
⑤原始皮質 (幼児)
⑥初期皮質 (小児)
⑦成熟皮質 (児童)
それぞれの脳の成長段階に応じた
『適切な刺激を与える』ことによって
より効率よく発達することが出来るのです。
考えてみれば当たり前のことですが、、
目も見えない、物もつかめない乳児に
『ひも通し』のような、
【目と手の協応】が必要なおもちゃを
与えても、何の効果もありませんよね。
ひも通しができるのは、
➡2足歩行ができて(段階④)
➡手が使えるようになり(段階⑤)
➡片手に高度な機能をもたせながら
両手を使う(段階⑥)
段階⑤のあたりから、
徐々に伸ばしていく事によって、
手の巧緻性が向上するのです。
これまでの私の上の子は全て、
自然に成長して
⑥の段階に入ってから『ひも通し』を
与えていたのですが、
脳の発達への刺激と言う意味では
効率の良いものではなかったのです。
事実
You君(子供)は、
歩き始めた1才2か月ごろから始め、
1才5ヶ月ごろにはレベル4の
自分でピースをもってひもを通す
動作が出来るようになりました。
参考までに
『NTA式ひも通しレベル』
レベル1:
人差し指と親指でひもの先を
つまむことができる。
レベル2:
穴にひもを入れることが出来る
(うらから引く事はできない)
レベル3:ピースを持ってあげると、
通したひもを裏から引き出せる
レベル4:
自分でピースをもって、
ひもを入れて裏から引き出せる。
もちろん、自然な成長にあわせた
おもちゃを与えてあげる方針も
良いと思います。
ただ、赤ちゃんの内部(脳内)では
段階的に脳が育つにつれて、
より高度な刺激を適切なタイミングで
与えることで、
可能性が伸びるという事実は
かつての私が知らなかったことですし、
知りたかった情報ですので、
将来親になった時の我が子や、
このブログを読んでくださった方にも
知ってもらえればと思い、
記録として残しています。