こんにちは5児のエンジニアパパA5です。
私は、国語の勉強はする必要はないと思っています。
厳密に言えば、
国語という「ふわっと」した教科の勉強は
何をやっていいかわからないからです。
個人的に国語は
①日本語
②コミュニケーション力
③日本人のアイデンティティ
この3つに分けて教えるべきだと考えており、
NTAでは②の「表現・伝達力」を伸ばす
トレーニングをしています。
具体的には、
子どもは毎朝「毎日小学生新聞」を読んでいるのですが、
その一面の、
『起承転結』を簡単にまとめています。
私たちが学生時代のころから、
文章の基本は『起承転結』だ!と
教えられてきました。
実は、、、、
告白しますと、、、
わかっていたようで
よくわかっていませんでした。。。(汗)
改めてぐぐってみると、、、
- 起: 事実や出来事を述べる。
- 承: 『起』で述べたことに関することを述べる。
- 転: 『起承』とは関係のない別のことがらを持ち出す。
- 結: 全体を関連づけてしめくくる。
なるほど。
昔習った通りだし、
何となくわかりますが、やっぱり相変わらずピンとこない。
自分がしっくり来ていないのに
子どもに教える事なんて出来ないな、
と思い、
考えました。
表現する者の立場でなく、
受け取る人の反応で考えるようにしなさいと。
つまり、
どういうリアクションが欲しいかを
考えて、話を構成するように教えました。
具体的に言えば、
- 起『へぇ~』: 事実や出来事を述べる。
- 承『ほう!それで?』 『起』で述べたことに関することを述べる。
- 転:『マジで?!』:『起承』とは関係のない別のことがらを持ち出す。
- 結: 『なるほど・良かったね』全体を関連づけてしめくくる
これでばっちりです。
【やり方】
1.子どもに小学生新聞の1面の
起承転結を「ホワイトボード」に書き出させる。
2.子供が、起承転結を順番に読み上げる
3.各項目ごとに、「へぇ、ほう!それで?、マジで?なるほど」
とリアクションをしてあげる。
これを毎日繰り返していくと、
・文章読解力はもちろんのこと、
・分析的、構造的に文章や話を理解し、本題を洗い出す力がつき、
・相手の反応を観察しながら、表現・伝達する力が
飛躍的に伸びます。
だって、おかしな論点、表現では
正しいリアクションが得られませんからね。
この学習方法は小学校では
絶対にやってくれませんし、できません。
だから、
国語の勉強の仕方がわからない、となり
さらに、それをこじらせて
国語は何となく出来るような気がする、といった
錯覚に陥ってしまうわけです。
今の学校教育の国語は、
「日本語」を教えているだけで、
武器としての、
「思考、表現方法」は教えてくれませんから~!残念っ!(古)
そもそも、親が先生がその思考、表現方法を
習ってこなかったのに、
子どもに自然に身につくわけがないのが道理でしょう。
ならば、
毎日の反復練習で、
『思考の箱』 (私がよく使う表現です)
を作ってあげるしかないのです。
このトレーニングのメ副次的なメリットとして
子どもに話をさせて、
それを親がちゃんと聞いてリアクションする
という、
親子のコミュニケーションが取れるのが
何よりの成果だと思っています。