決算発表時に次期の予想を出すのが今まで普通でした。
しかし、開示方法が変更され、柔軟な緩和が可能となりました。
柔軟な記載とは載せない、レンジ形式、経常利益以下は省略などです。
ここに詳しく載っています。
http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/5330.html
投資家としては得られる情報が少なくなってしまうのでガッカリしているのではないでしょうか?
私は会社予想を重要視していて、なくなっては困ります。
皆さん気にしますよね。
アナリストも気にするみたいです。
某大手証券で個別株のアナリストをやっていた人に聞いてみると
「当然困る。」
との回答が返って来ました。
「会社の利益予想をベースに比較したり推測したりするのでなくなったら困る」
と言っていました。
会社に出入りできるアナリストは会社訪問をすると正確な数字を教えてもらえないとしても、ある程度の会社予想を知ることができるでしょう。
情報格差が広がるので会社予想を開示しないことは個人的には反対です。
まあ、アメリカの会社は利益予想を開示していない企業が多いですし。
あと、一つ疑問なことがあります。
業績修正の開示についてです。
たしか、
「売上高で10%、利益で30%の修正が上下どちらかであったら速やかに修正開示」
となっていたと思うのですが、
利益水準を開示していない中でどうやって修正するのでしょうか?
3月末から45日ルールの日数が過ぎ、一通り決算が出揃いました。
日経225採用銘柄ベースで最終利益を開示しない会社を調べてみました。
会社予想の最終益を出していないのは7社のみで拍子抜けでした。
●最終益非開示各社の状況
5214 日本電気硝子・・・レンジ形式で記載
6857 アドバンテスト・・・売上、営業利益をレンジ形式で載せている。
8601 大和・・・・開示ナシ
8604 野村・・・・開示ナシ
8628 松井・・・・開示ナシ
9502 中部電力・・・・・開示ナシ
9984 ソフトバンク・・・売上、営業利益は前期を上回り、営業利益は7,000億円を上回る見通し
と、全く開示していない会社は4社のみと少なく、分析に支障が出るほどのものではありません。
今年は作ってたから出しただけかもしれませんし、
今後どうなるか要チェックです。
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珍しく真面目に調べて書きました。励みになりますので応援お願いします。
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