今日は建売住宅の会社組み入れの話。
パワービルダーとも呼ばれますね。
高配当も含めて飯田産業とフジ住宅を組み入れてみました。
2社とも今期のPERが5倍台なので水準訂正期待です。
一言で「低PERのため水準訂正」と書いて終了は寂しすぎるので、
今日は業界動向と組み入れた理由を詳しく書いてみます。
ただ、この2社のIR担当に話を聞いたわけではないですが、
長年の投資経験からだいたい当たりは付くので書いてみた。
大方間違ってないと思うのですが、
「IRに聞いたら違うこと言ってたぞ」
などあれば何でもいいのでコメント欄へ援護射撃や苦情など
何でなんでもお願いします!!
この業界を占う上で必ず話題に上がるのが住宅着工件数。
住宅着工件数はリーマンショック時に100万件を一気に割り込んだ後、低空飛行をしています。
今後、人口や所得の兼ね合いからまた100万件に戻るのはかなり難しいのではないでしょうか?
個人的には今後100万件以下での推移を前提にしていて、
業界に対して過度な期待を持っていません。
●今後の業界動向(住宅)
1、低価格帯、高価格帯の2極化
2、特色がない小規模工務店の廃業
3、家を建て替える金がないため、リフォームの需要増加
もう起こっていることではありますが、今後さらに強まるでしょう。
1については高価格帯の大手は残ったパイを分け合い生き残る。
タマホーム、アイフルホームなど激安のメーカーで家を建てる。
この2極化。
実はハウスメーカーは大手の積水ハウスでもシェア5%程度だったりします。
この業界、全国に無数にある中小工務店のシェアが結構あるんです。
全体の着工戸数が減少している中、一番のあおりを受けているのは
中小工務店で、特色が出せない中途半端な会社は廃業が続出しています。
そのような中、パワービルダーは価格訴求力と地域に根付いた営業方針、
間取りの自由度など顧客の要望に答えることで、シェアを伸ばしています。
厳しい環境でもキッチリ利益が出せるパワービルダーは
投資の目があると思うので低PERで放置はおかしいなと思います。
この業界、土地を仕入れて家を建てることから、
地価が下がっているときは在庫で棚卸し評価損の爆撃があるのですが、
今のように地価が安定している時は買いやすいと思います。
1年で結果が出るかどうかはわかりませんが、下は少なそうです。
選んだ二社はパワービルダー業界の健全な会社代表みたいなもので、
「どうしてウチの会社は市場の評価が低いんや!!」
とIRフェスタに出展する気持ちは痛いほどわかります!!
最後に「タイトルのカボス」って?
と思った方いらっしゃると思いますが、
フジ住宅の株主優待はカボス1キロなんです^^。