やぶからぼうですが。

 

ファイヤースターター(メタルマッチとも)デビュー&自分の熾した火で焚き火デビューを果たしました!

 

 

場所は山梨の家の庭。

 

マンガンの棒をバヒバヒッ!と付属の棒でこすると

何回かは空振りしたけれど、突如「ハッとするような閃光」という感じで火花が出て

パッと「ホクチ」として置いていたティッシュぺーパーに火が上がりました。

 

それを大事にしながらシュロの枯れ葉や杉の枯穂をくべて育てて、

天然の着火剤と評判の松ぼっくりをくべてさらに育てて、

細い枝→太い枝へと慎重にくべて火を育てていきました。

 

今回防災グッズを兼ねてこんなキットを買ったので

 

 

 

 

中に入っていた「火吹き棒」(スライドして長くなる金属のストローみたいなもの)でピンポイントに空気を入れたいところに息を吹き入れて炎を起こします。

 

(火吹き棒なかったらたぶんうまくいかなかった気がする)

 

 

とりあえずお湯を沸かし

 

 

 

 

 

(なんで私は蓋をしてお湯を沸かさなかったのだ・・・・灰だらけだよ、お湯が)

 

 

コーヒーを淹れて 食パンも網焼きして梅ジャムとアイスクリームをのっけて

 

 

 

 

超まったりしたブランチに。

 

 

なんでいきなり焚き火?

 

いや、実はいきなりでもなくてずっとアウトドアやキャンプや焚き火や野営などということにはあこがれと興味があったのです。

 

3・11の後、痛切に

こんな災害の多い国で定住とか「家」にこだわるから辛いんじゃなかな?と思い始めました。

 

災害で家が壊れたといって嘆き、再建できないといって苦しみ、たくさん借金してさらに苦しんで、

家に潰されて家と一緒に焼かれて命を落とす。

 

いっそみんなゲルとかティーピーとか、キャンピングカーで身軽に生きるのがいちばん「防災」なんじゃないかな、と。

グラグラっと来てもティーピーなら潰されない。

なんか嫌な予感がしたらさっさと撤収して安全そうなところにあらかじめ避難する。

きれいなホームレスを目指すっていうか。

 

世の中の流れも「防災としてのアウトドアの備え」という考え方もよく目に触れるようになりましたよね。

 

そんなことをFaceBookでつぶやいていたらどんどんアウトドア熱が再燃してしまい、

アニメ「ゆるキャン△」やら深夜ドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」を全話視聴し

日夜アウトドア関係のサイトを見まくって

今日ようようの焚き火デビューと相成ったわけです。

 

理想はキャンピングカーで寝泊まりするメジャーリーガーのダニエル・ノリス氏。

 

契約金2億円のメジャーリーガーの家はレトロなワーゲンバス!「A Volkswagen Westfalia named Shaggy」

 

素敵よね、ノリス氏。

 

 

なんだろうな、この私の原始帰り。

 

でもこの欲求ってずっとずっと、陶芸を始める前からもっていたものです。

その当時は自動車の免許がなかったので、リヤカーに全財産積んで徒歩で旅するレゲエのおじさんの生活が理想。

 

あ・前世が「放浪者」だったからなのかも。

あの「前世」はやっぱり本当の前世なのかもね。

 

自分の前世を視てみるシリーズ・放浪者、マリア像を彫る。

 

あの放浪者、ほんと「私」だ。

 

願わくば、あの放浪者の前世のように

淡々と自然に向き合って生きる術を持った大人になりたいのよ。

本当に必要最小限のものだけひっつかんで好きなところにどんどん行けるような。

森の中で、河原で、淡々と火を起こして落ち着いて飲み食い寝起きできるような。

身一つで自然の声を深く聞き分けるような。

 

そんな野望の第一歩の今日の焚き火でござんした。