階層性についての若干の修正案
時空の離散化と同様に階層も離散化であって、分断である。原「私」は、全体性を分断し最小単位へ離散化する。さらに、離散単位同士の関係性を反証によって分断する。離散単位同士の関係性とは原理の絶対従属性である。全体性とは原「無意識」のフラクタル構造の世界だ。
離散単位は、再び集合化しようとし、小さな系を構築する。また系同士で系内部で原理の絶対従属性を持とうとする。これは全体性へ復帰しようとする無意識の指向性だ。階層性は離散時空及び系の序列性を表しており、表象に顕れているとすれば、表象が表現している比率とは、この階層性だろう。さらに、これを前提条件とすれば、欲望は確定性の指向性だが、階層の強度は確定性の指向性の強度を指示するだろう。
認知と現実を混同しているように思えるかもしれないが、無意識は認知的な意味のみを持つのではない。世界に不確実性を与えているのは、生物であるからだ。
原「無意識」の世界はフラクタル構造だと書いたが、それは世界ではなく、境界を持たない場であると予想される。全体ではなく、全体性を持つ場だ。全体性が局所性を持ち、局所性が全体性を持つ場である。従って全体も局所という部分も無い。性質だけがある。