「蕎麦と酒 二郎」の隠れメニューは特製お茶漬けと冷酒である 先週末、佐々木くんと御馳走になった 日本の家庭料理の究極の一品なり 昼酒はやっぱり酔うねなどと言ってみんなと別れてサングラスをかけて闊歩する 日焼けじゃなく昼酒で赤くなった顔を隠すにも必須アイテム その夜も店を〆た後二郎先生とパトロールして朝帰り 翌日は今年初のビアガーデンへ 初参加(笑)のモンスターと雪乃ちゃんが屋上をはしゃぎまわる不思議な光景を肴に乾杯! 余り過ぎる子供の時間とあっという間の大人の時間 久々に生ビールをたんまり呑んでお腹がいっぱいになった・・・ 翌日も朝からあづ~い!ということで、大型テレビを設置したという相方の家にシャンパン片手にお邪魔して、クーラーをちょぴり効かせた部屋でDVD(ホイットニーのニューヨークライブ)を観ながらまたまた呑んだ 三日間酒が切れなかった その夜、嫌な夢をみた 突然狭心症の痛みに襲われる夢 いつ死んでもいいようにそれなりに覚悟しているつもりだったが、あぁこのまま誰にも看取られず独りで逝くのは嫌だなぁ、あんだけ呑んだのに最後にもう一杯だけでいいから旨い酒が呑みたい、などと天に願ってる往生際の悪いわたし そして咄嗟に昨年のあの朝を思い出した 父が私を呼んで「胸が苦しい」と そのまま、父は二度と家に戻ることはなかったのであるが・・・父の声がとおくで木霊して夢から覚めた 朝、母からお隣のおじさまが急死したとの報せをきく つい先日、犬の散歩でお会いしたばかり ハナ(おじさまの愛犬の名前)は人間でいうと90歳になるんだよと話してくれたっけ いつのまにかチョコも45歳 ドックイヤーじゃないけれど何とも、ひとの一生って儚いもんである 季刊誌「考える人」で養老先生は次のように力説する まことに「万物は流転」する 「万物流転」という情報は不変だが、にもかかわらず万物は流転する だからその言葉は残ったが、そう語ったヘラクレイトスは死に、もういない とにかく今、私たちは生きている だから、流転する またいつか、どこかの瞬間を境にして悪夢のような現実に直面することもあるだろうが、それでも変化していくしかない それが、「人という生きたシステム」なのだ 希望とは、世界が変わるのではない、自分が変わるのである・・・ さて、どう変わるか?いや、どう変えるか? 

今回の松本龍氏の放言問題について、新聞が最初は定型的な記事で済ませようとしたことが、どうしても腑に落ちない!現場にいた記者陣は、怒りを感じなかったのか?その場で「ふざけるな!」と怒号が飛ぶくらいの反射神経を、人間としてどうして持てなかったのか・・・と、茂木さん 日本中の良識ある大人の方々はそのつぶやきにみな同感でしょう 先日ある魚やさんでの出来事、本まぐろのお刺身を購入 お醤油がついていなかったので、今から電車の中でいただくので分けていただけないかとお願いしたが断られた いつも立ち寄るイタメシバーでも、その夜は客も少なくお気に入りの席に座れて喜んでいたら、「もし団体のお客様がいらしたら席を移っていただきますから」と嫌味なことば みんな震災でこころに罅が入ったのだろうか・・・世の中理不尽なこと多きを知りつつも、東北のわたしたちはいま怒る気力など残っていないもんで、やるせなさだけが襲ってくるのがどこか哀しい この夏の節電対策として理にかなっているかどうかはさておき、一時避難している娘と冷え冷えの自家製ハーブティを作ってみたり 扇風機にちいさな紙飛行機を括りつけてモンスターとあそんでみたりしてた そしてベランダに遮光のために植えた朝顔の花 その花が今朝開花した 「あさがおがさいたよ~きれいだよ~」のモンスターの大きな声で目が覚めた ひとはたった一輪の朝顔の花でもこんなに幸せになれるものだ 「復興の精神」という本の中で、曽野綾子さんの書かれたことに感銘を受けた 曽野さんのいわれる「その人が幸福とかんじているなら、それでほっとする」 この感覚を忘れないように・・・と この数ヶ月、私たちは自然との向き合い方だけじゃなく、人間のありようを問われてきたように思う 一刻も早く救援物資を送ろうとする人間、瓦礫の街に盗みをはたらく人間 どちらも人間の姿であるならばその境はいずこにあるのだろう 幼いモンスターの笑顔にふれると、子供のころからその境目をしっかりと訓え諭すことが大人たちの使命だと実感する やっていいことと悪いこと 言っていいことといけないことの区別くらいはね そしてあさがおの美しさに感動する豊かなこころを・・・ 学校のお勉強はもっともっと後でもとりかえしがつくからね
昨晩のこと 後藤ちゃんから「嘘みたいな・・・読んだよ~」とメールが入った はて?何のこと?暑くて脳の回路がショートした?などと仲間と笑っていたが、実は笑えないことだった 内田先生と高橋先生が企画されていた、ナショナルストーリープロジェクトが漸く一冊の本になりまして、なんと私の投稿した作品も掲載されておりまして・・・書店に鎮座しておりますので立ち読みください (このプロジェクトは昨年5月から募集開始され11月までの約4000を超える応募から、選者のおふたりによって選ばれた149作品が収録となった)実話でなければならない、そしてショートストーリーでなければならないとの決まり事に、本来なら辛辣な体験も言葉をあれこれ簡略化してくうちにちょっと面白いおはなしへと変わってしまったことが本意ではなかったし、何よりもこのわたしの性格上安易に応募を考え、夜中にほろ酔いで描いた稚拙な文章をしっかり校正することもせず「送信」ボタンをクリックしてしまい後悔したことを今でも思い出す ところが数ヶ月してから合格のメールが届いたのである NHKのど自慢で優勝はしたけれど改めてその放送を観た時、自分ではどうにも納得いかないことに苛立ちをおぼえるような感じ、といったらご理解いただけるだろうか しかしながら、あとがきにわたしの作品についてのコメントがこう記されていたので抜粋させていただきまする 「そもそも出来事の大・小ってすごく個人的なこと 死のうと思い詰めた女性がこれからまさにっていうときにエンジンがかからなくて修理を呼んで結局死ぬのをやめたって話(死のトンネル) 死ぬことの重大さと車が故障するというすごく些細なことが交わって、大・小の感覚が失われていくその正しさみたいなものがよく表れている作品」ちょ、ちょっと小恥ずかしいが・・・ 人間が物語を語れるようになるまでにはある程度の時間が必要になる、そう内田さんが最後に綴ったお言葉に自分の人生を顧みた 生きててよかった・・・その一言に尽きる