イスに装着するだけの快適グッズ続々 姿勢を正すシートやコンパクトマッサージ機など | ビジネス人間学


 連日パソコンとにらめっこ、今日もデスクに貼り付き状態のオフィスワーカー。一見楽そうな座る姿勢も、長時間ともなると体のあちこちから悲鳴が上がる。そんな仕事環境の改善に効果がありそうなのが、普段使っているイスに装着するグッズだ。

 座れば姿勢が良くなる「アーユル メディカルシート」は、トレイン(東京都渋谷区)が、姿勢に関する専門家の監修のもとに開発した座面シートだ。ルックスは、ちょっと大きめの自転車のサドルに似た独特の形状で、背面には背もたれならぬ腰あてがついている。同商品をイスの上に置く。そして適度な弾力を持つ座面に腰を落とせば、おのずと坐骨2点で座った状態となり、自然と骨盤が立つ正しい座位姿勢となる。腰あては、この状態をキープする頼れるサポート役だ。姿勢を矯正すれば、腰痛に頭痛、肩や首のコリやハリといった体の不調も改善が期待できるかもしれない。価格は1万7,280円(税込)、カラーはブラックなど全4色。

 一方、こちらは座り心地満点の一品。持ち運びできる2つ折りクッション「エアウィーヴ 座クッション(1万5,120円・税込)」は、ビジネスパーソンに負けず劣らず移動などで長時間座ったままの姿勢が強いられることも多いアスリートの声に対応して生まれた。形状は座面プラス背もたれ、適度な反発力と抜群の体圧分散性や通気性が特徴の高反発マットレスパッドが、背中から腰、そして臀部までをしっかりと支え、着座姿勢の疲れを軽減してくれる。商品を企画したのは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会オフィシャル寝具パートナーであるエアウィーヴ(東京本社:東京都中央区)だ。

 また長時間のデスクワークには、合間に気分転換を兼ねてのストレッチもいいが、「どこでもマッサージャー モミっくす Re・フレッシュ(アルインコ/大阪本社:大阪府大阪市、東京本社:東京都中央区)」があれば、スッキリ爽快感はさらにアップすること請け合いだ。同商品はイスに取りつけるコンパクトなマッサージ機だが、もみは本格派。内蔵ヒーターによる人肌のぬくもりで、動きは手もみを再現する大きな3つのもみ玉が、肩甲骨から腰までのこりをもみほぐしてくれる。価格は1万4,800円(税込)。仕事用からマッサージチェアに早変わりしたイスに座って、パソコンを前に、しばし至福の時間を過ごしてみるのも悪くない。

 もちろん日々スマートに仕事をこなし、座る時間を短くするのが理想だが、なかなか現実はままならない。ならば今回紹介したイスに取りつける快適グッズなどを活用し、体への負担を最小限に抑えたいものだ。