友人が多いと高収入になり得る理由 | ビジネス人間学





 職場の仕事終了後の夜にある人脈作りのイベントをパスしようかと考えているあなたは、考え直すべきかもしれない。



 個人的な友人ないし仕事の世界で作った友人を通じて職を得た労働者は、企業と直接接触して職を得た労働者より、平均で6%高い賃金を得ていることが分かった。人脈が多い人は職にとどまる期間が長く、失業の期間が短い傾向にあることも分かった。



 知り合いが多ければ多いほど、人脈が豊富で比較的高い賃金の職を紹介できる人とつながっている可能性が高いからだという。セントルイス地区連銀のエコノミスト、デービッド・ウィクザー氏の新たな研究で明らかになった。



 エコノミストらはこれまでも人脈が賃金に与える影響について研究してきたが、以前は人脈が成功につながるのは、雇用市場に関する情報をより多く入手できるからだと主張されていた。



これとは対照的に、ウィクザー氏は、友人を通じて紹介される職のタイプが他と根本的に異なると考えている。同氏は「自らの人脈を通じて仕事を探す傾向のある労働者は、(企業から)直接探す人と異なる。そして、人脈が多い労働者は、より良い仕事へのアクセスを持つ」と書いている。



 ウィクザー氏によると、現在雇用されている労働者のうち、友人に仕事を紹介してもらった人の平均給与は1週間当たり772.20ドル(約8万2000円)と、そうでなかった人の725.84ドルを上回った。



 この研究結果は、賃金の不平等への対処が難しいことを浮き彫りにする。人脈の多い人は、他の人脈の多い人が職を得るのを助ける傾向にある。このため、人脈が少ない人は人気のポスト(ないしその情報)を得て、それを他の人にも回すことが一層困難になるからだ。



 これは、ウィクザー氏が同僚のマーセロ・アーベクス、デニス・オディー両氏と共同で執筆した論文に基づいている。彼らは、人脈を通じて得た職がより良く、より高賃金である理由の1つとして、仕事を紹介する人が既に出世していて、その人が既に持っているのと同等な地位および賃金の仕事の情報を他の知り合いに回せることを挙げた。こういった人々は、人脈内の知り合いに仕事を紹介する前に、事実上の仕事の選別を行う場合が多い。



 もう1つの理由は、仕事の紹介となると、通常の労働者よりも、人脈ネットワークにもっと中心的な人から紹介されるケースが圧倒的に多いことだ。



 ウィクザー、オディー両氏は、「人脈とのつながりが深い人がより良い仕事へのアクセスを持つ限り、彼らは自らの知り合いにもより良い仕事を紹介しようとするだろう」と述べ、「ここからは、人脈を通じて得た仕事の賃金が、無作為に探した仕事の賃金より高いこと、そして、人脈を通じて仕事を得た人は概してコネが強いことがうかがえる」と付け加えた。





By SHAYNDI RAICE









引用:友人が多いと高収入になり得る理由



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