今どきの年寄りは…

いつの時代にもいまどきの若者はという議論があるが、
この震災パニックを経験する中で、暴走する老人（団塊世代）の姿を多く見すぎて疲れた。
今どきの老人はどうしてしまったのだろう…と。


電車、バスの車内で叫び暴れる老人。
銀行やお店でどなりちらす老人。
スーパーや薬局、ガソリンスタンドで傍若無人の振る舞いをする老人。


若い店員や行員、職員達にこれぞとばかりに罵倒する団塊の姿を前に思わず言ってしまった。
彼らは何も悪くない。これは自然災害ですよ。と。


確かに、アンチエイジングなどというメディアが作り上げた不気味な言葉が氾濫し、
社会からアイデンティティを奪うような風潮は、老いという生物の本質すら否定し、
追いつめているようでもある。


しかし、人は老いる。
こんなあたり前の事実を受け止めることに、
老人になるためのモラトリアムや再教育が必要なのかもしれない。