⑥　不登校の子どもは、黙って見守っていれば、いつかは自分で動き出す？　貴女はどう思いますか？

(一部添削、再掲)

おはようございます。

（⑤の続きです）

不登校の子どもは、黙って見守っていれば、

いつかは自分で動き出す？

④と⑤の記事では、

太郎君と花子ちゃんがそれぞれ怪我した際の

お母さんの対応を題材にした小話を

書かせていただきました。

そして、⑤の記事の終わりでは、

次のようにお尋ねしました。

お母さん、あなたは

太郎君のお母さんのような母親でありたいですか？

それとも、

花子ちゃんのような母親でありたいでしょうか？

もちろん、お尋ねするまでもなく、

このブログを読んでくださっているお母さん方は、

きっと太郎君の母親のような

お母さんであろうすると思います。

さて、この２つの

対照的な小話をお読みいただいたのは、

学校に行けなくなり、家にひきこもるように

なってしまったわが子について、

改めてちょっと考えていただきたかったからなんです。

大切な事実は、次のことなのです　－

☑　不登校･ひきこもりのお子さんは、例外なく、心に深い鋭いトゲが刺さっている

☑　心がひどくキズついているし、つらさも心にいっぱい溜まっている

☑　心に刺さっているトゲ、心のキズ、心のつらさを放置して、何もせずにそのままにしておくと、“学校に行くのが恐いトラウマ”がつくられている

☑　お子さんが学校に行けなくなったのは、直接の原因やきっかけはなんであれ、心に深い鋭いトゲが刺さったままであるため

☑　その鋭いトゲは心を傷つけるのみではなく、そのままほっておくと化膿し、傷口を広げ、つらさの度合いを増し、トラウマをあらゆる物に拡散していく。

☑　トラウマが拡散すると、例えば、最初は１，２人の友だちだけが嫌であったのに、段々と　同年代の子ども全般に対して嫌悪感、恐怖心を持つようになる。

お母さん、もしそうであれば、

大切なお子さんの心に突き刺さったままの

その鋭いトゲは抜かなくていいのでしょうか？

そのトゲを抜いてあげないで

そのままにしておく限り、お子さんの

心のキズ口は更に化膿していきます。

お子さんの心のつらさもトラウマも、

運が良ければ、いつかは自然量能力で

癒やされるのかもしれません。

ですが、放っておいたトゲがキズをひどく化膿させ、

心が立ち直れないほど病ませることに

なっていく可能性が高いのです。

学校に行けないでいるお子さんは、

見た目は落ちついているように見えても、

あるいは小康状態のように見えても、

その心の中は、実は毎日毎時、苦悩しています。

☑　毎日、自分を「ダメなヤツだ」、「情けない子だ」、「親不孝な娘だ」と責めつづけています。

☑　学校に行けないで親に心配ばかりかけている自分を卑下し続けているのです。

☑　その本当の理由は、心に深い鋭いキズが刺さったままで、心のキズも癒されることなく、つらさも消えないで、トラウマもそのまま心の奥にあるためです

このまま放っておいても、

お子さんの心のトゲは

抜き取られることはありません。

お子さんは、まだ子どもなのです。

子どもは、自分で自分の心のトゲを

抜き取ることなど、到底できないのです。

誰かが、お子さんの心のトゲを抜き、

お子さんの心を傷つけている原因を取り除き、

傷口を癒やしてあげなくてはならないのです。

その誰かとは、いったい誰なのか？

もうお聞きするまでもありませんね。

心に刺さった鋭いトゲは、

物理的なトゲや錆びた鉄片よりも、

何十倍もの毒素を持っています。

「子どもが自然と動き出すまで、じっと黙って待ってあげること…」

その通りです。まちがいではありません。

一つの立派な考え方であり、見解です。

ですが、私は、心から

お母さんにお願いしたいと思います。

「お子さんが動き出すまで、黙って、じっと見守りながら待っていてもいいのですよ。

でも、それは、今なお、お子さんを毎日毎時苦しませている、

心の奥に突き刺さっている鋭いトゲを抜いてあげてからにしてくださいね」

と。

傲慢な言い方に聞こえるかもしれませんが、

生涯わすれないであろう、

私自身の辛い苦しいあやまちで得た教訓と自戒を踏まえて、

大切なお子さんのために、その母親であるお母さんに、

差し出がましかもしれませんが、

心からお願いしたいことなのです。

くり返しますが、

“お子さんはまだ子どもです。自分自身ではで自分の心に突き刺さっている鋭いトゲを抜くことはできないのです”

最後にもう一度お尋ねします。

お母さん、貴女は

太郎君のようなお母さんのような母親になりたいですか？

それとも

花子ちゃんのお母さんのような母親になりたいですか？

決めるのは、お母さん、

貴女しかいないのです。

その影響を被るのは、お母さん、

貴女の大切なお子さんなのです。

お母さんにしかお子さんを助けることはできません。

これは事実です。

「お母さん、助けて！」

そうお子さんは、言葉では言わなくても、

今でも心の底では叫んでいるのです。

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