親が何も言わなくても、不登校の子どもが「自然に学校に行きたくなるような心の土壌作り」とは何か？

(一部添削、再掲)

おはようございます。

今回は昨日予告いたしました、

次のテーマについて書かせていただきます。

ちょっと長くなります。

【親が何も言わないでも、不登校の・ひきこもりの“子どもが自然に学校に行きたくなるような土壌づくり】

学校に行けないで家にひきこもり、

笑顔も元気も失ってしまっているわが子の

しょんぼりした悲しそうな顔をみることほど、

親にとってつらく切ないことはありませんね…

私たち親は、子どものことを

何とかしたいと、必死になります。

でも、あせってしまうと

反って逆効果であることは、

このブログを読んでくださっているお母さんには

すでにお分かりのことと思います。

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読み進む前に、次の記事をご覧くださいね。

① 不登校の子どもが「学校に行く！」と言ったのに行けないでいる…その本当の理由と解決策はなにか？　→　

② 不登校の子どもが「学校に行く！」と言ったのに行けないでいる…その本当の理由と解決策はなにか？　→

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親としてのあせるお気持ちをぐっと抑えながら、

なんとかわが子の笑顔と元気を取りもどし、

わが子がまた制服をきて、

元気はつらつと楽しそうに

学校に通うすがたを見たいですよね。

では、大切なお子さんの

心のつらさとトラウマを解消し、

笑顔と元気を取りもどすためには、

どうしたらいいのでしょうか。

そして、親が何も言わないでも、

“子どもが自然に学校に行きたくなるような土壌づくり”は

どうすればできるのでしょうか。

“実践のできない、効果もないきれい事”を書いても、

必死になっているお母さん方の

ご参考にはなりませんよね。

それで、今回は、私たちが

“不登校早期解決3ヶ月カウンセリング・プログラム”で

実際に設定し、実践しています

ステップ（手順）をもとに、

書かせていただきますね。

ざっくりとしたものになりますが、

不登校・ひきこもりの早期解決のための作業（ワーク）の実践は、

次のような手順（ステップ）で進めると効果的です。

１．学校に行けない子どもの心を理解する

　　　　　　　　　 ⇓

２．子どもの心の傷を癒す（つらさやトラウマを消す）

　　　　　　　　　　⇓
　　　　　　　　　　　　　　

３．子どものコンプレックス（劣等感、自己否定感）を消す

　　　　　　　　　　⇓

４．子どもの自信と（自己肯定感）を高め、勇気を養う

　　　　　　　　　　⇓

５．学校でのつらい出来事を、つらくない出来事に変える

　　　　　　　　　　⇓

６．再登校、新しい進路、方針を子どもに自己決定させる

　　　　　　　　　　⇓

７．再登校または新しい道を歩き出しても、3ヶ月間は見まもる

上の流れを実践するためには、

次のような作業（ワーク）が必要となります。

☑　先ずは、学校に行けなくなったお子さんの心を理解すること。

☑　次に、お子さんの心のキズを癒し、心の奥にあるつらさとトラウマを消し去るための積極的な関わり方をすること。

☑　そのために、心のつらい子どもの心を開く話し方を身につける、４つの対処法、子どもの自信を高めるメッセージを伝える…などの効果的な対処法を知ることなど

☑　その上で、子どもから学校であったつらい出来事を聴き、そのつらい出来事をつらくない出来事に変えること

☑　子どもの才能や個性を知る、将来の夢や希望を語ってもらうなど、子どもの思いを語ってもらうこと

☑　子どもに再登校するか、転校するか、通信教育を受けるか、仕事をするかなど、と本音で話し合うこと

☑　これらのステップを踏まえて、“子ども自身に、再登校を含めて、自分の進路と方針を自己決定させること”

☑　以上のステップを経た上で、子どもが“再登校”すると言った場合、“子どもの考え（理性）と思い（感情）が一致している”と考えていいので、子どもに任せても大丈夫です。

☑　以上のステップは子どもの心の笑顔と心の元気を取りもどすことができます。子どもの心が元気になれば、親が何も言わないでも、子どもは自分一人で登校し、がんばって通学できるようになります。

いかがでしょうか？

お母さんがご自分でなさっていることを

照らし合わせて、ちょっと考えてみてくださいね。

似ていますか？違っていますか？

上記のような手順（ステップ）で作業(ワーク)を、

ていねいに実践していただきますと、

次のような効果が表れてきます。

（個人差があります）

１．子どもの心身の不調と問題行動は、3週間～1ヶ月程度でおさまってきます。多少続いても、そうとう緩和されます。
・心身の不調：　頭痛、腹痛、吐き気、全身の倦怠感
・問題行動：　家族への乱暴、物を壊す、暴れる、家を飛び出す、高価な物をむやみに欲しがる、異様な目つき・顔つき、昼夜逆転、ゲーム没頭など

２．約1ヶ月前後で、子どもの笑顔がもどってきます。食欲や睡眠なども普通になり、生活リズムも整ってきます。

３．1ヶ月目～2ヶ月目頃には、子どもはけっこう元気になり、家に居ると「退屈だ～　ヒマだ～」というようになります。友だちやクラスメート会っても、いぜんほどイライラしなくなります。

４．3ヶ月目に入ると、子どもと将来の話や学校の話、再登校や転校など、これからの話をしても、嫌がらなくなります。

５．3ヶ月～４ヶ月目になると、心のキズも癒され、心も元気になってきていますので、再登校や転校、その他の新しい事をする準備が整っています。

おおざっぱに書かせていただきました、

手順と作業ですが、まちがいなく、

不登校やひきこもりの解決には効果的です。

ほかのカウンセラーの先生方が活用されても、

きっと良い結果がでると思っています。

この手順と作業の効果は実証済みです。

もしお母さんが、お一人で

上に書きました手順に従って

お子さんに働きかけられても、

きっとそれなりの結果が出ると思います。

ただ、お母さんがお一人で実践するためには、

長い目でお子さんの成長をゆっくり見まもる

というお気持ちと、忍耐づよく時間をかけて

待つことが大事だということを知る、

ということが不可欠ですね。

不登校・ひきこもりの解決のためには、

原則として、私たちはワン・セッション（一回限りのセッション）の

カウンセリングはしません。

毎週1回のセッションを３ヶ月継続する

“3ヶ月カウンセリング・プログラム”が

もっとも効果的として提案しているのは、

上記のような手順と作業をていねいに進めないと、

本当の解決にはならないからです。

「そこまでカウンセリングのノウハウをオープンにしなくても良いのでは？」

というご意見もありました。

でも、不登校・ひきこもりのお子さんを抱えて、

夜も安心して眠れないでいるお母さん、

心配のあまり“うつ”になったり、

お体まで壊してしまっている

お母さんがいらっしゃいます。

その心中の苦悩は、察してあまりあります。

今も独りで部屋にこもり、

朝から晩まで自分自身を責めつづけている、

本当に気のどくな

学校に行けない子どもたちも大勢います。

残念なことに、日本は欧米に比べて

あまりにもカウンセリングの普及がおくれていて、

多くのお母さんは、カウンセリングが

どれほど効果的で、実は不登校解決の近道である、

ということが分かりません。

そのため、お一人で悩みを抱えて

苦しみながらも、力尽きそうになりながらも、

カウンセラーの力を借りたり、

カウンセリングを申し込む勇気を持てないでいる

お母さんが多くいらっしゃいます。

そのようなお母さんのために、

また専門家のサポートも受けることができず、

きちんとした知識をもったお母さんの支えを

受けることのできない子どもたちのために、

このブログにできる限りの情報やノウハウを

書かせていただいています。

私たちの不登校早期解決のための

カウンセリングの知識やノウハウ、

スキル（技術）などが、そのまま直ぐには

お母さんのお力にはなれないかも知れませんが、

何かのご参考になれば、とても嬉しいと思います。

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