不登校・ひきこもり解決：　一人でがんばるのが辛くなったり、不安になったら、どうしたらいいのか？

(一部添削、再掲)

おはようございます。

さて、お母さんからいただいたご質問について、

この記事でお答えさせていただきたいと思います。

質問内容は省略しますが、

回答を公開することにつきましては、

事前にご了解を得ています。

【お尋ねのポイント】

中二の娘が二学期から、急に学校に行けなくなりました。

娘は学校に行きたくない理由を言いません。

不登校について書かれた本を読み、また多くのブログを読みました。

担任やスクールカウンセラーとも相談しました。

自分なりに実践しようと頑張ってきましたが、書かれているアドバイスはたくさんありますが、どれが娘と今の我が家の現状に合うのかわかりません。

できれば自分で対応したいと思いますが、無理もありそうです。

疲れてきています。カウンセリングを受けた方がいいのでしょうか？

似たような質問は、私に限らず、

他のカウンセラーの仲間にも多く寄せられています。

職業としてカウンセリングを行っているカウンセラーであれば、

「カウンセリングを受けるべきだ」と

回答するのが当たりまえなのですが、

私は必ずしもそうであるとは思いません。

カウンセリングを受けた方がよい場合が確かに多いですし、

お母さんにとってもお子さんにとっても、

解決が早まる場合が多いのも事実ですね。

一方、受けなくてもよい、

あるいは受けたくない場合も結構あったりします。

本当にケース・バイ・ケースですので、

明確なご回答になるかどうかわかりませんが、

今の私の実感していることを、

正直に書かせていただきたいと思います。

当ブログにいくつかの質問をいただき、

コメントやメッセージの字数の範囲内で

できるだけお答えさせていただいていますが、

残念ですが、どうしてもコメントやメッセージの

やりとりなどでは十分な状況の把握ができませんね。

一般的なカウンセリングの場合、

心理カウンセラーは直接ご相談に

お見えになる方（クライアント）と

直接のやりとりをします。

そのため、面談はもちろんですが、

電話カウンセリングの場合も、

ご相談者のお声の調子やトーンやお話ぶりなどから、

ある程度ご相談者のご性格やタイプを推察し、

また反応なども確認しながら、

セッションを進めることができます。

ただ、不登校やひきこもりの

ご相談の場合のカウンセリングは、

お母さんを通して、お子さんのご性格や

タイプを推察し、問題の原因や対処法を

臨機応変に変えながら、

もっとも効果的なカウンセリングを目指します。

直接お子さんとお話できない場合は、

相当な注意とイマジネーションが必要ですし、

お母さんを通じて、お子さんに

働きかけることになります。

お子さんは、当初はカウンセリングを

受けたがらない場合が多いですね。

直接お子さんと話す機会はほとんどないですが、

お母さんのご協力や切実な願い、

熱心なご姿勢がプラス効果となり、

効果的にカウンセリングを進めることができます。

しかし、コメントやメッセージ、

あるいはメールカウンセリングの場合は、

一方通行の質問となり、

また一方通行の回答となり、

意を尽くせませんよね。

そうしますと、ご相談者もカウンセラーも、

双方ともなかなかお互いの真意を

全面的にしっかり理解し、

適切に対応するのが難しくなり、

お互いストレスを感じることが少なくありませんね。

そのため、私たちが行う

不登校・ひきこもり解決のための

カウンセリングにおきましては、

原則として、メールカウンセリングを

行うことはできるだけ避けているわけです。

もちろん、このブログに書かれている記事や

読者の方とのコメントのやりとりをお読みになったり、

あるいはメッセージなどで相当程度、

お子さんの問題が解決されている場合もあります。

「字間を読む」のが得意なお母さんの場合ですね。

お母さんのお心が癒され、

お気持ちが軽くなり、

お子さんとの関係が改善し、

お子さんの問題行動が解決し、

また登校されているケースも結構ありますので、

とても嬉しいことですね。

しかし、今年の新学期の直前・直後などに、

突然、それも前触れもなく、

不登校になられたお子さんの場合、

お父さんやお母さんは初めての経験であることもあり、

パニックになり、途方にくれ、

なにをどこから手をつけていいのか、

心底困ってしまいますね。

そのような場合は、正直なところ、

途方にくれたままお母さんお一人で苦悩されていると、

問題を悪化させる場合もありますので、

思い切ってカウンセリングを

お受けになられた方がいいと思います。

私でなくても構いませんし、

カウンセラーに限りません。

人生経験豊富で育児に詳しいお身内の方、

親友、会社の同僚でも構いません。

ともかく、信頼のおける、

ある程度の知識や経験豊富な方がいいですね。

ともかく、お一人で抱えこまないことです。

できれば、信頼できそうなカウンセラーや

相談員や教育者などの専門家で、

かつ不登校・ひきこもりの問題に詳しく、

できれば自らのお子さんや身内が

不登校・ひきこもりの経験があった方の方が、

お母さんも安心して相談できると思います。

専門家の強みは、

その特定の問題やテーマを深く掘り下げ、

あらゆる面から専門的に研究し、

具体的な対応を実施し、検証し、見直しをし、

最も効果的なアドバイスを、人・事・所相応に、

つまりケース・バイー・ケースに提案し、

無駄がないということでしょうか。

ときどき、ご相談を受けて、

お母さんのご文章からその心境や感情、

あるいはお子さんの状況を推察し、私は

「お一人であまり悩みすぎずに、どなたかにご相談されることをお勧めします」

と書くときがあります。

そのような場合は、

お母さんがあまりにも悲嘆にくれていて、

一生懸命ではありますが、

お一人で冷静に対処するのはちょっと難しいな、

と感じたときです。

それで、「お一人では荷が勝ちすぎるので、カウンセラーや相談員にご相談された方がいいと思いますよ」

というほどの意味をお伝えしようとするわけです。

まるで「カウンセリングのすすめ」みたいな内容になり、

まるでカウンセリングの宣伝のようになってしまいましたね。

でも、これは決して

カウンセリングの宣伝などではありません。

お子さんの不登校やひきこもりの状況によっては、

ただ単に本を読んだり、

ブログに書いているアドバイスに頼ったりしても、

お子さんの問題を解決するのは

簡単ではない場合もある、

ということは事実ですね。

そして、速やかに専門家に相談し、

集中的かつ効果的な対応をされる方がいいと思われるケースも、

想像以上に多いということを痛感していますので、

ひんしゅくを買うのを承知の上で、

あえてハッキリと書かせていただきました。

もちろん、何らかの事情でカウンセリングを受けたくない、

専門家に相談したくない、

相談したがだまされた気分になった、

お金を無駄にした、などと感じられたり、

考えていらっしゃるお母さんもいらっしゃると思います。

そのお気持ちもとてもよくわかりますし、

尊重したいと思います。

そのため、このブログでは引き続き、

全力を尽くしながら、お子さんの

不登校・ひきこもりを解決するための

ヒントや心構えや対処法を書いていきたいと思います。

また、今後も引き続き、

コメントやメッセージなどで、ご遠慮なく、

どんどんご質問やお悩みをお寄せいただきたいと思います。

決しておろそかにすることなく、

一つ一つのご質問やお悩みに、

私なりに誠心誠意、精一杯、

お答えさせていただきたいと願っています。

上記に書かせていただきましたように、

コメントやメッセージ上でのやりとりでは、

どうしても限界がある場合が確かにありますね。

しかし、お子さんの問題を解決したいと

必死に願っているお母さんやお身内にとりましては、

舌足らずの私の文章や要を得ない回答からでも、

なんらかのヒントや励ましを得たり、

少しでも勇気や希望を与えられることがあるようです。

私にとりましては、これにすぐる喜びはありません。

お母さん、私は信じています　

ー　この世に解決できない問題など一つもない、と。

そして、不登校・ひきこもりで

今はまだ苦しみ悩み、笑顔も元気を失い、

見ているだけでも泣けてきそうなくらい

気の毒にしょぼくれているお子さんも、

必ずまた笑顔と元気を取りもどし、

前のように、元気いっぱい、喜びいっぱいで

再び登校できるようになる、ということを。

そして、お父さんお母さん、

そしてお子さんも含めたご家族全員そろって

また笑える日が必ず来る、と。

それまでの道のりは大変かもしれませんが、

どこまでもお子さんのすばらしい潜在能力、

復活能力を信じて、お子さんの

笑顔と元気にあふれた未来を信じて、

一緒に頑張っていきましょうね！

【備考】

別の方から、

「カウンセリングを受ける必要があるかないか、先ずメッセージやメールで問い合わせてもいいでしょうか？」

とのお尋ねがありました。

もちろん、まったく構いません。

そのようなご相談ご希望の方は、

アメブロのメッセージ、または下記のメールアドレスまで、

いつでもご遠慮なくご連絡くださいね。

メールでのお問合わせ：　srclub21@ybb.ne.jp

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